武器兵器調達課#45: 「DF-17」

今回は 「DF-17」について見て行きましょう。

米国も認める、中国のヤバイミサイル。 早すぎて迎撃できず。

「DF-17(東風17)」: 極超音速滑空弾(HGV)と呼ばれるミサイルです。2019年10月の建国70周年記念軍事パレードで初公開され、世界初の実戦配備されたHGVとされています。

仕様

  • 全長:約15m

  • 直径:約1.2m

  • 重量:約10t

  • 射程:1,800~2,500km (米軍の説明では1600Km)

  • 速度:マッハ5~10 (米軍の説明では6615Km/h)

  • 弾頭:核弾頭(非核弾頭も可能)

特徴

DF-17は、弾道ミサイルのブースター部分で加速した後、再突入段階で弾頭部を切り離し、滑空体として飛行するミサイルです。滑空体は、揚力を生み出すリフティングボディ形状をしており、大気圏内を高機動で飛行することができます。

DF-17の最大の特徴は、その高速性と機動性です。マッハ5~10の速度で飛行するため、従来の弾道ミサイルや迎撃ミサイルでは迎撃が困難であるとされています。また、低高度を飛行するため、レーダーによる探知も困難です。

配備状況

DF-17は、中国人民解放軍の地上部隊で配備されています。中国北部の内モンゴル自治区や東北部に配備されているとされており、日本や東南アジアの各国を射程に収めています。

影響

DF-17の配備は、世界の安全保障環境に大きな影響を与えています。従来の弾道ミサイルや迎撃ミサイルでは迎撃が困難なため、核戦争の抑止力に影響を与える可能性があると考えられています。また、DF-17は、空母打撃群などの移動目標にも攻撃することが可能であるとされており、その脅威はますます高まっています。

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