武器兵器調達課#12:「クラスタ爆弾」

今回は「クラスタ爆弾」についてみて見ましょう。

最近、ニュースでにぎわっていますね。

「クラスタ爆弾」の説明の前に、英語の「cluster」の意味を説明します。

辞書では:

「cluster」: 房(ふさ)、群れ、集団

と書かれています。

もっと、具体的に説明します。

みなさん、写真、絵、スーパーなので、葡萄の房など見たことがあるとおもうのですが、あれが英語の「cluster」の意味です。

つまり、大本の筋などがあり、そこに葡萄一つぶ一粒が何個もついた状態です。

その葡萄を小さな爆薬に置き換えればそれが「クラスタ爆弾」と思えば一番近いと思います。

例えば、ミサイルの中に大量の粒粒のミサイルもどきが入っていてそれが破裂し周りに散らばり爆発しまくる感じでしょうか?

散弾銃のミサイル版でしょうかね~

真面目な説明をするとこうなります: ↓

「クラスタ爆弾(cluster bomb)」: 一つの爆弾の中に多数の小さな爆弾(サブミュニション)を含む兵器です。通常、クラスタ爆弾は高高度から投下され、着地すると本体が破裂し、内部の小さな爆弾が広範囲にばらまかれます。

クラスタ爆弾の主な目的は、広範囲の地域や目標に対して効果的な攻撃を行うことです。一つのクラスタ爆弾から放出されるサブミュニションは、地上の戦車、装甲車両、航空機、建物などの目標を攻撃するための様々な手段を持っています。これらの手段には、榴弾、地雷、焼夷弾、対人地雷などがあります。

クラスタ爆弾の攻撃範囲は非常に広く、一つの爆弾から数百から数千のサブミュニションが散布されることがあります。これにより、広範囲の目標を同時に攻撃することが可能ですが、同時に民間人や非戦闘員にも危険を及ぼすことがあります。クラスタ爆弾は、爆発後に未爆弾となったサブミュニションが地上に残り、不発弾のリスクをもたらすことがあります。これによって、民間人の生命や安全が脅かされることがあります。

クラスタ爆弾に関しては、国際的な人道法や人権法に違反する可能性があるとの懸念が存在します。そのため、一部の国や国際機関は、クラスタ爆弾の使用や生産を制限または禁止するための取り組みを行っています。

ただし、クラスタ爆弾の使用は国や地域によって異なります。いくつかの国では、クラスタ爆弾を有効な軍事兵器と見なしており、現代戦争で使用される場合もあります。しかし、人道的な懸念から、クラスタ爆弾の使用を制限または禁止する国や国際的な取り組みも進行しています。

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