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経験者・初心者トーク②

分からないことや不安なことってあった?新入生担当に何か相談した?


椎根:楽譜は読めたけど、ピッチっていうのが分かんなかったんだよね。一応10年くらいピアノを習っていたけど、ピアノは調律してあって「合っているもの」と思って弾いてたから、ピッチをちゃんと意識したことはなかった。だから「合っているけど低い/高い」って何?合ってるじゃん?って。
池田:あぁ~それはみんな言うよね。
椎根:あと、音を聞くことと自分がそれと同じ音を出すこともまた違う。「自分が出した音、合ってる?」みたいな不安はあった。そういうのはtail(※1)に相談したかな。あと、表現について「これ何ですか?」って聞くこともあったな。
小林:ピッチが難しいっていう感覚は、ピアノやってて合唱初めてって人はみんな共通だと思う。自分も同じ苦しみが中学高校であったなぁ。「ピッチが合ってない」って怒られ続けた記憶がある。
池田:ピッチに関しては、どう言えば伝わるか、指導側も難しいよね。志摩くんは相談した?
志摩:相談したことはないなぁ。本当に初めての人は「何が分からないのか分からない」から、本当に。まゆこだっていきなり「明日からカバディやりまーす」って言われたら、まず何からすればいいのか分かんないじゃん?
池田:うん(笑)
志摩:何も分かんない人ってそもそも質問しづらいと思う。新入生担当に聞くっていうよりは、仲良くなった同期に「これ何?」って軽く聞く方がいいかも。俺は翔ちゃんに聞いてた。
池田:あ~、新入生同士でね!そういう意味では、早混は経験者と初心者が半々くらいだから良いかもね。新練も途中からはパートリーダーが決まって、そこからtailも私たちで作り上げていくのを見守ってるみたいな感じだった。
椎根:意図して距離を置かれてたかもね。
池田:それで、経験者が引っ張っていくっていうのが良い経験になった気がするね。

(※1)2018年度新入生担当のユニット名。早混では、毎年新入生担当3人にユニット名がつけられている。

後期から上級生練習に参加してみてどうだった?


池田:私は新演が終わって、8月末の白河演奏依頼の練習に参加してたの。だから、みんなより先に上級生との練習が始まってたんだ~。たくさんの先輩たちと関われて、仲良くしてもらえてすごく楽しかったな。
椎根:がむさん(※2)の指導を、一足先に受けてたってことか!
池田:そうそう。それまで智也さんの指揮でずっと歌ってきたわけだけど、そこで初めてがむさんの指揮で歌って。全然違うんだな~と思った。指導者が変わるっていうのは結構大きいかもね。
椎根:指示の仕方とか言葉選びが違うよね。私、最初は2年生と3年生の区別がつかなかった!
小林:あ~わかるなぁ。
椎根:急に知らない上級生がダーって並んでるから、「同期で固まっていよう…!」ってなっちゃった。覚えるまでは、仲良くなれるかちょっと心配だったな。
小林:あとは、パート練の形が全然違うのに少し戸惑いはあったかな。パートごとの雰囲気があるっていう文化が面白いよね。
池田:新練でもパート練はあったけど、パートごとの色があるって感じたのは後期以降だね。
椎根:これはソプラノというか、女声が顕著だけど、パートリーダー大人気!みたいな雰囲気も新鮮だったな。
池田:あ~。新練の時もパトリはいたけど、同期だから崇められるとかはないもんね(笑)
小林:雰囲気が全然違う4パートが、合わせの時に揃うわけじゃん?パート練の時と合わせの時だと、こんなに歌う雰囲気が違うんだ~って思った。
志摩:俺はそもそも新練もあんまり行けてなかったから、上級生と混ざっても「いや、できるのか?」って心配だったんだけど、サークル行かないとそれはそれで暇だからさ。
一同:(笑)
志摩:だから「行くべ!」と思って。でも、全く行けてなかったからどうしたらいいか分かんなくて。それですーさん(※3)に連絡して。
池田:おぉ、ここですーさん登場。
志摩:「行きたいんですけどどうしたらいいすか?」って。新入生担当に初めて相談したのがここだな。
池田:それはいつ頃?
志摩:たしか、もう来週八声会(※4)本番です!みたいな感じだった。
一同:(笑)
椎根:10月だね~。
志摩:そういや俺ね、上級生との練習始まってからの方がガンガン質問してた。
池田:へぇ~いろんな先輩に聞けるからってこと?
志摩:まぁそうだね。新練の時は同じパートの先輩が智也さんだけで。智也さん、指揮者だからずっと前で指揮振ってて、隣にいるわけじゃないからなかなか質問できないんだよ。でも後期始まったら、上級生が隣にいるわけじゃん?
小林:そっか、聞きたい時にすぐ質問できるもんな。
志摩:太郎さん(※5)とかに質問しまくったよ。聞いたら「僕も分かんない!」とか言われて、なんやねんって(笑)
一同:(笑)
池田:脳内再生できる(笑)
志摩:だから上級生練始まってからは助かったな~。あ、がむさんの指導はちょっと難しかった。初心者からしてみたら、理解の境地を超えてるわけよ。
池田:あはは(笑)
志摩:「前で鳴らして」とか言われた時とか「???」ってなった。
池田:あ~、合唱特有の表現ね。がむさんは指揮者とパートリーダーを兼任してたから、アルトの人はパート練ですでに指導を受けてて、合わせに臨むのね。だから、ばこが言ってたようなパート練と合わせの雰囲気のギャップはそんなになかったな。
小林:あ、そうなんだ。
池田:パート練の時から、求められてるレベルはわりと高い感じはしたし、音取りのスピードは早かったかも。私は中学から合唱やってるのもあってついていけたし、すごくためになる練習だったけどね。人数が多いから、その辺のバランスが難しいよね。
椎根:難しいのがさ、表現とか練習のスピードとかを、新入生練習では「初心者にも対応しよう」っていう風に優しくするのも必要だけど、優しくしすぎると上級生練に混ざった時に「えっ」ってなっちゃうだろうから。
池田:ギャップがね~。
椎根:そうそう。バランスがすごく難しいよね。
小林:まぁやっぱり新練は新入生だけだったのが、後期に入ると一気に大勢になるからちょっと大変っていうのはあるかもね。しかも、自分たちは定演に向けて結構難しい曲をやったしね。ドヴォルザーク(※6)とか。
椎根:うんうん。先生練はまた雰囲気違うしね~。
志摩:そうかそうかぁ…。俺、何も考えてなかったわ。歌って、いいね~楽しいね~って。
一同:(笑)
志摩:そうだそうだ、後期始まったら、先輩たちと飯行けるじゃん?それが俺は楽しかった。
池田:たしかに!
志摩:新練後のご飯は同期だけじゃん?後期始まって、先輩たちと喋る機会が増えたのが俺は1番嬉しかったかな。
池田:可愛がってもらえるしね(笑)やっぱ1年生のうちはいっぱいご飯に連れて行ってもらうべきだよね~。

(※2)16アルトの佐藤由季さん。2018年度学生指揮者兼アルトパートリーダー。
(※3)16ベースの菅沼勇作さん。2018年度新入生担当(内政)。
(※4)毎年10月に行われる、専任指揮者の八尋和美先生が指導する全国の合唱団が集まって歌う演奏会。
(※5)16ベースの佐々木太郎さん。卒団時、色紙に愛の長文メッセージを書くほど志摩が愛してやまない人物。
(※6)2018年度の定期演奏会では、八尋先生の指揮でドヴォルザークのStabat Materを演奏した。

新入生に一言!


池田:じゃあ最後、新入生へのメッセージで締めよう。
小林:全員役員だから、その立場として何か一言でもいいんじゃない?
志摩:えぇ?!
小林:志摩、庶務(※5)として一言!
志摩:えっ庶務として一言って何?えっ?
一同:(笑)
志摩:そんなん「部室を丁寧に使ってください」ぐらいしかないじゃん~。
池田:そりゃそうだ(笑)
椎根:役職とか関係なく、新入生に何か一言でいいんじゃない?
池田:そうしよう。じゃあ私から。経験者の立場から言うと、新練は引っ張っていく側として活躍できるのもあって、物足りないとかはなくてすごく楽しい練習だったんだよね。逆に初心者は、同期の経験者とかに質問がしやすい環境だし、しっかりサポートしてもらえる。経験者と初心者両方いるっていう早混の環境が、どっちにとってもいいと思う。色んな声が合わさってできるのが合唱だしね。それは早混の良さなのかなって思うね。
椎根:たしかに、経験者と初心者が混ざってて、どっちからも色々得られるというのが早混のすごくいいところなのかなって思う。
小林:全学部の人がいるのっていうのも面白いよね。
池田:志摩くん!(笑)
椎根:唯一のスポ科だね。
小林:あと、出身地も色々だよね。
池田:北海道から九州までいるもんね。
小林:本当にバックグラウンドが多様で面白い。
池田:志摩くんは新入生へに一言、思いついた?
志摩:うーん。じゃあ初心者目線で言うと、いい意味でバックグラウンドを何も持ってないから、楽しみ方は人それぞれっていうか。「合唱をまじでやりたい!」って初心者なりに思ってるなら、それでも面白いと思うし、俺みたいに「楽しいな~るんるんるん」みたいな感じでもいいし。
小林:たしかにね(笑)
志摩:楽しみ方は本当に人それぞれだから。ちょっとでも歌うことに興味があるなら、早混来てみたら面白いんじゃない?って思うね。型にはまって「コンクール!金賞!」みたいな団でもないし。
池田:そうだね、どういう風にコミットするかっていうのは自由だね。いろんな人がいる中で、本気で合唱ができる環境ではあるかなぁ。
小林:たしかに、それがいいところだよね。
志摩:自分なりのペースで、自分なりの楽しみ方ができますよ!っていうね。
池田:なんか志摩くんがいいこと言ってくれて、いい感じにまとまった気がする(笑)
志摩:まじ?俺、最初寝起きだったけどね。
椎根:お疲れ様…。
志摩:これ、二次会ある?
池田:二次会?!(笑)15時半からzoom飲みはやばいよ。
志摩:そだね…。じゃあはい!ありがとうございました!
一同:(笑)

(※5)部室や備品の管理をする役職。2020年度は18ベースの志摩が務めている。

最後までお読みいただきありがとうございました!
早混では、合唱経験者・未経験者を問わず、歌を楽しみたい人大歓迎です(*´v`*)ノ皆さんと歌える日をとても楽しみしています!

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