声が聞こえる

クリスマスと年末年始は、いつも大嫌いだ。
ひとりぼっちであることを思い知らされるから。

すべてを投げ出して消えてしまいたい。

だけど、それはできない。

私は気づいてしまったのだ。

ある時期から、人生を投げ出そうとしたときだけ、それを止める声が聞こえてくることを。

その声の主は、きっと私を大切に想ってくれているに違いない。

どんなに人生を投げ出そうとしても、絶対にできないくらい、何者かに守られている。

ありがたいことなのに、リセットボタンを押せないことをしんどいと思うことがある。

こういう時は、セカオワ彩織さんが書いた小説「ふたご」が読みたくなる(私のバイブルの一つ)

「お前の居場所は、俺が作るから。泣くな」

藤崎彩織「ふたご」

私にも彩織さんにとっての深瀬さんのような人が現れて、居場所ができるだろうか？

「Can you hear I'm calling?」
「I hear your calling」

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