見出し画像

スーパープレイの裏側

 スーパープレイ・・・いい響きですね。スポーツ好きなみなさんはもちろん、まったく知らないスポーツでも「スーパープレイ集」みたいな動画を見たことがあるんじゃないでしょうか。

 ただし「スーパープレイ集」だけでそのスポーツを語るのはやめましょう。にわかの中のにわかファンになっちゃいますからね。
 さらに言うと「スーパープレイ」って試合の中の一部を切り取ってるだけなんで、できればその前後やプレイ全体を見て欲しいと思うのがプレイヤー目線の本音ですね。とはいえスポーツの入口としては全然アリですし、そのプレイに憧れて実際にそのスポーツをすることはとてもいいことですよね。

 感動的で素晴らしいプレイは確かに存在しますが、本当のスーパープレイとはなにか考えたことはありますか?
 別に全てのスーパープレイを否定するわけではないですが、ちょっと考えてみてください。
 相撲の取組が長引くと歓声が沸きますよね。サッカーでゴール枠ギリギリのボールをはじくゴールキーパーはどうですか?ウエイトリフティングでスナッチのキャッチのとき、体勢が崩れても歩きながら持ち直して立ち上がってくる姿をどう思いますか?
 私はどうしても名勝負やスーパープレイと呼ばれているものの中に、自分のミスから偶然生まれたスーパープレイが、この世に多く溢れていることが気になっています。
 私は困難なことを当たり前にすることこそ、本当のスーパープレイだと思います。
 相撲は詳しくないんでごちゃごちゃ言うのも憚られるんですが、短い時間でスパッと勝つほうがいいんじゃないでしょうか。サッカーのゴールキーパーはシュートのときの立ち位置次第で、難しいボールも簡単に捕れるんじゃないでしょうか。ウエイトリフティングはそもそも体制が崩れない体幹を持っていれば、ギリギリの試技をしなくて済むんじゃないでしょうか。
 ウエイトリフティングで現在、階級関係なしに世界で一番重い重量を持つ男性選手は、誰よりも重いものを、誰よりも軽く持ち挙げます。このプレイこそ本当のスーパープレイではないでしょうか。

 それはそうとこの記事を現在行われているWBCの最中に書くの性格どうなってんの?
 日本!決勝!!ガンバレ!!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?