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[確定拠出年金]投資信託売り時の確認手順 その2

投資信託での利益確定の王道は、定期定額で毎月購入を続け(ドルコスト平均法)、相応の利益が確定できるタイミングで売却すること。

相応の利益とは何だろう。どのように把握しておくものだろう。

これは、投資信託の対象市場と影響を与える指標ごとに、売却までの年数に応じて目標%を知っておく必要がある。
この年数に応じた利益率の数値を「相場感」という。

詳細の利益率は一般的なインデックスの基準価額から算出したものである。
こちらのnoteから確認いただきたい。

今売却すると売値はいくらになるかの概算は、確定拠出年金ではレコードキーピング会社が提供する個人資産額の確認サイトにアクセスし確認する。

日本レコード・キーピング・ネットワーク株式会社(NRK)では以下のようなログイン画面となる。

加入時に配布されたユーザーID・暗証番号を入力し、自分の個人資産額・運用状況のページに入る。

この中の、「運用商品の預替」が、「A商品を売却し、その売却金額でB商品を買う」という操作となる。

画面上には売却時の解約価額が表示されるが、NRKでは買付時の価額は表示されない。商品によって、預替の指示後2〜6営業日後の基準価額が買付の価額となるため、指示の時点では表示できないのだ。

つまり、加入者は売却金額はおおよそ確認できるが、買付価額はフタを開けてみないとわからない、ということ。

なので加入者は、相場の動き・流れをおおまかに知って値動きを予測しておく必要がある。

毎月の手数料を支払っている立場からすれば、運営管理機関が各商品の情報提供をするのが当然と思うだろうが、これが本当に使えない。

筆者の加入している企業型プランでは、平成30年7月18日現在公開している月次レポートは、平成30年5月末のものが最新である。

確定拠出年金の情報提供サイトでは、デイリーの値動きの情報提供は行われない。
つまり、ここからは自己責任、というわけだ。

OK、これ以上は今の運営管理機関に期待してもムダである。
加入者は日常的に、楽に情報収集できるツールを準備する必要がある。
以下、その具体的な方法を確認していこう。


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