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ダメ人間人生リハビリ番組「波よ聞いてくれ」

どうもみなさん、こんばんは。みなさんは好きなマンガ家さんとか居ますか?
好きなマンガ作家を3人上げろと言われたら僕は、
・入江亜季先生
・市川春子先生
・沙村広明先生
辺りのチョイスになります。

どうでもいいですけど、最近この記事の導入というか冒頭に毎回してる四方山話のネタが尽きてきたんですよね。記事書く時ここが1番時間かかります。

話を戻しましょうか、今回はその3人のなかでも特に好きな、沙村広明先生の作品を紹介します。アニメ化も決まってますので、いい機会ですね。

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沙村広明先生の「波よ聞いてくれ
現在単行本第6巻まで発売中

あらすじ
舞台は北海道札幌市。主人公の鼓田ミナレは、酒場で知り合ったラジオ局員に愚痴混じりに失恋トークを披露する。すると翌日、録音されていたトークがラジオの生放送で流されてしまった。激昂したミナレはラジオ局に突撃するも、ディレクターの口車に乗せられアドリブで自身の恋愛観を叫ぶハメに。
この縁でラジオ業界から勧誘されるミナレを中心に、個性あふれる面々の人生が激しく動き出す。

「無限の住人」で有名な沙村広明先生の現在連載中の作品ですが、過去作「ブラッドハーレーの馬車」や「春風のスネグラチカ」、同じく連載中の「ベアゲルター」の様な、沙村広明作品特有の”エグみ”がある作風ではなく、「おひっこし」や「シスタージェネレーター」に近い日常コメディになっています。
沙村広明作品は色々と”エグい”作風が多いので、あまり人に勧められないのですは、この作品は勧めやすいです。

主人公のミナレは、妙なリアルさを持った人物で、
(あーこういう女性、探したら実際に居そうだなあ)
っていうキャラになっています。どれだけ時代の荒波に揉まれようが、絶対に生き残る強い姐さん、こんな感じです。

文字数の多い作品ですが、言葉のチョイスが秀逸で、怒涛のテンポと一緒にやってくる、クスッと笑ってしまう様な疾走感のある台詞回しは読んでいて全く飽きません。

ギャグとシリアスの間を生き生きと動き回る登場人物と、隙間を埋めるように張られたしょうもない伏線、誰も想像出来ないような驚愕の展開続きで読者を置き去りにしたりしますが、とにかく、勢いで読んでいく。深く考えたらダメだ!感じろ!そんな作品ですよ。
アフタヌーン公式サイトで1話が読めるので、読んでみると良いです。その1話のノリが終始続きます。

アニメも来年4月から放送開始です。僕は普段、原作を読んでいるアニメはあまり見ない、アニメで気になっても原作がマンガだったらそっちを買って読むというタイプの人間なのですが、この作品はアニメも見ようと思います。ミナレの声が想像通りでとても良かったです。


買って損はない、みなさんぜひ読んでみて下さい。まさに傑作です。

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