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紙で本を読むということ

どうも皆さん、こんばんは。
こういうタイトルつけると物凄く自己啓発本っぽくなりますね。
もっとそれらしくするなら「私が本を紙媒体で買う○○の理由」とかになるんですかね、よくわかりませんが。

皆さんは本を読む時、紙媒体電子書籍かどちらで読むことが多いでしょうか。

どちらにも長所と短所があると思いますが、私は圧倒的に紙媒体のほうが多いです。マンガや小説に限らずです。

しかし電子書籍で読まない訳ではありません。むしろよく買ってる部類だと思います。
今更語るような事でもないと思いますが、電子書籍の大きな利点は「場所を取らない」「どこでも読める」という事だと思います。

実際、私もこの利点には助けられていて、最近の例で言うと「BLEACH」を全巻まとめて買ったときでしょうかね。
連載当時、たまーにジャンプを立ち読みしては、
(まだ連載してたんだぁ)
なんて呑気なことを思っていましたが、いざ自分が読んでみようと思って単行本の巻数を調べてみたら、なんと74巻もあったんですよね。
ジョジョで言うと第6部ストーンオーシャンの途中ですよ。えらいこっちゃ

(これ買うとしたら本棚にスペースないなあ)と思ったので電子書籍版を買うのにそこまで時間はかからなかったです。いやぁ助かった助かった。

しかもどこでも読める仕事の休憩時間にも読める。電車やバスの中でも読める。
「本を読む」という行為が、かなり手軽な存在になったのではないでしょうか。
今思えば、私の姉がハマって読んでいた携帯小説なんかは、時代の先取りだったんだなと思います。

対する紙媒体、ざっと思いつく利点は「本を読んでいる実感がある」「集中できる(当社比)」「本棚に並べたときの充実感


ん???


電子書籍に比べて、感情的というか情に訴えかけているというか

なんかこう、大きなインパクトがありませんね。
別に電子書籍でも一緒じゃね?
そう言われれば、それで終わりなものばかり。
場所は取るし電車とかで読みづらいし管理に手間を取るじゃん。
情報化社会が進んだ2020年において、メリットよりデメリットの方が多いのではないか。
そう思うことも多々あります。

だがしかし、私は紙で読む方が好きなんです。

ページを捲ることによって本を読んでいるという実感を味わうことに対して、「それって結局人の好き好きなのでは」と言われますが、この本を読んでいる「実感」って、結構大事なことだと思うんですよね。
なぜ大事なのか、その重要な部分をうまく言葉にできない私の教養のなさを痛感してますが、大事だと思うから大事なんだと思います(セクシー構文)

代わりと言ってはなんですが、私の好きなアニメ「PSYCHO-PASS」のある登場人物が代弁してくれています。

「紙の本を買いなよ。電子書籍は味気ない。」
調子の悪い時に本の内容が頭に入ってこないことがある。そういう時は、何が読書の邪魔をしているか考える。調子が悪い時でもスラスラと内容が入ってくる本もある。なぜそうなのか考える。精神的な調律、チューニングみたいなものかな。調律する際大事なのは、紙に指で触れている感覚や、本をペラペラとめくったとき、瞬間的に脳の神経を刺激するものだ。」


いやぁ、私が言いたかったこと全部言ってくれてるじゃないですかあ。
本って眼だけを使って楽しむ物じゃないと思うんですよね。

手に伝わる本の触覚重さ、鼻孔をくすぐる紙の匂いなど。

本を読むときって、視覚の他にも色々な感覚を使ってるんですよね。
それら全ての感覚を使って本を読むからこそ、養われる何かがあるんじゃないかなと私は思います。


ただまぁ、やっぱり私が紙媒体の本にこだわる理由って、どこまで行っても感情論なんですよね。電子書籍の利便性は私自身が身を持って実感してますし、そこを否定する気なんてありません。
ただただ、ページを指でスワイプして進めるよりも紙を捲って進めたほうが本を読んでいるという気分になれる、そして読み終わった後、本棚にキレイに並べると気持ちいい。それだけです。

でも今の御時世にわざわざ紙で本を読む理由はそれだけで十分だと思います。

何十年後かには、紙媒体の本を読む人は、物好きな変わり者だけになってたりするのでしょうか。
そんな未来がくるとしたらちょっと楽しみでもありますよね。

私は多分、物好きな変わり者側になっていると思います。

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