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カードゲームにおけるフレーバーテキストの魅力

どうも皆さん、こんばんは。デュエルしてますか?
MTGや遊戯王、ポケモンカードやヴァンガードなど、様々なTCGがありますね。
私は遊戯王やデュエルマスターズが直撃世代だった事もあり、小さい頃はもちろん大人になった今でもカードゲームが大好きです。

世界大会などが頻繁に行われファンも多くいるカードゲームの魅力とは一体なんでしょうか。
・カッコいいや可愛い、若しくは綺麗なイラスト
・勝利した時の爽快感
・決めたかったコンボが上手く決まった時の達成感

などなど、カードゲームにおける魅力は数多あると思いますが、私はその中の数多ある魅力の一つである「フレーバーテキスト」に心踊らされます。

フレーバーテキストとは、カードに書かれているゲームの進行やルールとは全く関係のない、そのゲームの雰囲気や世界観を伝える文章のことですね。
カードゲームの世界にもストーリーや背景があるのですが、それをカードイラストだけで把握するのは中々厳しいです。
そこで、補足をするような形でフレーバーテキストが存在し、その世界への没入感や思い入れを高める役割を担っています。

今回は個人的に好きなフレーバーテキストをいくつか書いて行こうと思います。


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《最後の言葉/Last Word》(MTG)
いつか、誰かが私を打ち負かすだろう。だがそれは今日ではないし、お前にでもない

カッコいいですね、カッコいい。
MTGのフレーバーテキストで一番好きなやつですこれ。
原文だと

Someday, someone will best me. But it won't be today, and it won't be you.

となるのですが、「someday」と「someone」で韻を踏んでるのもオシャンなポイントです。
カードの能力は「このカードは打ち消されず、呪文1つを対象とし打ち消す」というものです。

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《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》(MTG)
「人生は迷路だ。 行き止まりの一つがこれだ。」――― タジームの凪魔道士、ノヤン・ダール.

こちらもいいですね。このカードの効果は上記の「最後の言葉」への答えとなっています。
このカードの能力は「呪文を対象とし、それらを追放する」というもの。
「最後の言葉」は”打ち消されずに”呪文を打ち消す効果ですが、「精神壊しの罠」は”追放する”という効果の為、「最後の言葉」に打ち勝つ事ができます。この2つのフレーバーテキストを並べて見ると、何か感慨深いものがありますね。


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《クリフォート・ツール》(遊戯王)
システムをレプリカモードで起動する準備をしています...
C:¥sophia¥sefiroth.exe 実行中にエラーが発生しました。
次の不明な発行元からのプログラムを実行しようとしています。
C:¥tierra¥qliphoth.exe の実行を許可しますか? <Y/N>...[Y]
システムを自律モードで起動します。

こちらは遊戯王から「クリフォート・ツール」です。
遊戯王はカード効果を持ってない、所謂バニラモンスターしかフレーバーテキストがないので他のカードゲームと比べると数は少ないのですが、それを補う程の面白さや魅力があります。
このカードは特に異色を放つテキストです。
何か不穏な、これから遊戯王世界においてあまり芳しくない事態が起こりそうな予感がします。

余談ですが遊戯王をしていた人は大体こいつに恨み持ってるんじゃないですかね。まぁ私は当時E・HERO使ってたので人のことあまり言えないのですが。

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《ギゴバイト》(遊戯王)
今はまだ穏やかな心を持っているが、邪悪な心に染まる運命を背負っている・・・。

こちらは有名なギゴバイトです。テキストから分かる通り、壮絶な運命が彼を待ち受けています。
一体どの様な運命を辿って行くのか、一見の価値ありです。


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《死の祝福》(シャドウバース)
右から順に、あなたの母親、あなたの父親、あなたの弟よ。…あら?逆だったかしら。

こちらはシャドウバースから「死の祝福」です。
カード効果は「自分の場にゾンビを3体出す」というもの。

シャドウバースでは、それぞれのデッキコンセプトを持ったリーダーの中から選んで、デッキを作るのですが、私がよく使うのが墓地を利用したりフォロワーを出したり破壊したりしてアドバンテージを稼ぐ「ネクロマンサー」というリーダーです。

このカードはそのネクロマンサーのカードなのですが、“あなた”の絶望を感じ取れる最高のテキストですね。

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《死者の帰還》(シャドウバース)
あぁ、死んだ死んだ。それではまた戦おう。

シャドウバースより「死者の帰還」です。効果は「破壊されたフォロワーを1枚手札に加える」というもの。
シンプルなテキストですが、ネクロマンサーというリーダーの特徴を端的に、そして分かりやすく表しているテキストだと思います。
何度破壊されても、破壊された数だけ戻ってくる。
ネクロマンサーにとって、死は次の一手へ進めるコマでしかないのです。


如何だったでしょうか。他にも紹介したいフレーバーテキストは山ほどありますが、このくらいにしておきましょうか。

以前、短編集が好きだという記事を書きましたが、フレーバーテキストある意味で短編集だと私は思っているので、大好きです。

皆さんもトレーディングカードゲームをする機会があったら、そこに注目してみては如何でしょうか。
多分おそらくきっと、そのゲームの世界観に惹き込まれるはずです。

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