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今週のお弁当 2022.10.24-


おお……お弁当記録をキチンと月曜に発信するだなんて久しぶりだな!体感としては実にひゃくおくまんねんぶりであるな。やはり私は(日頃呼吸をするように自堕落へと転がり落ちたがりなものの)やればできる女だ、という熱い想いが胸に込み上げてきて、ついでに目頭も熱くなる週明けである。


おっ……おっ…………

おおーん…………(歓喜のむせび泣き)



さて今週のお弁当は、

・三色ごはん(鶏そぼろ、炒りたまご、青菜おひたし)

・もやしのナムル

・きゅうりとにんじんの浅漬け

以上3品。


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ふふん、今週も我ながら茶色みにまったくもって揺らぎの欠片すら見受けられない。ここまでくるともはやこれは、天が我に与えたもうた才能と言ふべきでありましょうや。この生涯に幕を降ろす日が来た暁には、墓標に「茶色みに愛された女 ここに眠る」って刻んでもらおう。


この三色ごはんって時々無性に食べたくなる、私にとっては幼い頃から慣れ親しんだ母の味だ。青みはその時その時で、おひたしだったり茹でいんげんだったりピーマン炒めだったりと様々だったけれど(なお子供時代大の食わず嫌い王だった私はこれらの青みを悉く拒絶していた模様。タイムマシンができたらあの頃の自分のケツを蹴り飛ばしたのち、天井から吊るして布団叩きでしばき倒したい)、鶏そぼろと炒りたまごってのは、いつも必ず載っかってるレギュラーメンバーだったな。


作り方がかんたんなのもうれしい。小鍋に水と料理酒、みりん、砂糖、ほんだしを入れて、さらに鶏ひき肉としょうが薄切りも入れてから火にかける。火にかけたらすぐに菜箸で鍋の中をぐるぐるゴリゴリとかき混ぜながら加熱してゆくと、いい感じにお肉がポロポロになってくるので、あとはアクを取りつつしょうゆを足して味つけ決めて、水分が飛ぶまで煮込むだけ。仕上がりはこってりと甘辛くて、しょうがの香りが効いてるごはん泥棒な味になる。できたてを炊きたてごはんに載せるのはもちろん最高だし、冷めてもしっかりおいしい。しょうが効かせると日持ちもするので、作りおきにもってこいだ。

鶏そぼろは甘み強めの甘辛味が母流で、これに甘さを控えた炒りたまごでバランスを取るのも、これまた母流だった。私は手抜きして白だしで味つけちゃうけれど、たぶん母はちゃんと出汁を引いてから作っていたような気がするな。今度気が向いたらやってみるかな。永遠に向かない気がするが。

青みは今回、小松菜のおひたし(小松菜が安かったんである)。根本はしっかりと、葉はさっと火を通す程度に茹であげた小松菜を冷まして水気絞って刻んで、ポン酢であえるだけ。ここに今回はすだちの絞りジルも加えてみた(すだちが安かったんである)ら、マーなんともお上品な味わいに!やはり生の柑橘絞りジルはいいですね……さわやかの権化ですわ……このさわやかさが、いつものおかずをちょっとランクアップさせてくれる。水気止めのためにまぶしたかつおぶしとの相性も、これまたいい感じである。

もやしナムルと浅漬けはいつもの面子なのだけれど、こうして揃えてみると、甘辛・しょっぱい・すっぱい、って味のバランスもいい塩梅になった。満足満足。これで今週も勝つる!!


それにしても今日はなんともさぶい週明けでしたねー。昨日ようやく秋服を引っ張り出したのに、もう完全に冬でしたわよ。もこもこセーターとかむくむくダウンとか欲しくなる気候でしたわよ。帰宅後ただちにねこたちのためにこたつを用意いたしましたわよ。

そろそろスープ弁当の季節ですねえ。みなさまお風邪なぞ召されませんよう、くれぐれもお気をつけて!


ヨッシャヨッシャ、今週もがんばるぞーい!

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