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THE LAST SUN 2023出場レポート【TOP8】


◆はじめに

初見の方は初めまして、お馴染みの方はお久しぶりです。
若みどりと申します。

晴れる屋さんのTHE LAST SUN2023という大会で、TOP8に入賞しました。
優勝出来なかったのはとても悔しいですが、色々なことがあった一年の最後に、一花咲かせることが出来て良かった!

特に今回は準備や練習などで様々な方にお世話になりましたので、この場にて謝辞を述べさせていただきます。
本当にありがとうございました。

◆デッキ検討

パイオニアはいつもの【ロータスコンボ】、レガシーは【ボロスイニシアチブ】を選択しました。

まずはパイオニアから。
説明不要……というわけではなく、実は紆余曲折ありました。

ことの始まりは、11月のチャンピオンズカップファイナル。
大会直前に大活躍した【発見コンボ】は、非常に強力なデッキでした。

あまりのキルターンの早さ、2種類存在することによる対策の難しさ。
加えて謎に流行った《減衰球/Damping Sphere》の苦しさに、私は【発見コンボ】を使用しました(結果は初日落ち)。

即座に禁止改訂が行われ、衝撃の《密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter》解禁によって、パイオニアは混迷の時代に突入します。

新型【ラクドス】の安定感と【アマリアコンボ】という新たなる脅威は、【ロータスコンボ】にとってややマイナスです。
ところが【ボロス召集】や【イゼットフェニックス】といった旧来型デッキも層が厚く、そちらには有利が取れることもあって、パイオニアでは【ロータスコンボ】の使用を決心しました。

何より、レガシーに時間を費やしたかったというのが最も大きな理由です。
ラストサンという大会を考える時、常に重くのしかかるのが『ダブルフォーマット制』の難しさだと思います。
(私のように、普段パイオニアしか/レガシーしかプレイしない人限定かもしれませんが……)

殆どプレイしたことが無いフォーマットで勝とうとするのは、本当に大変です。
むしろ予選を抜けるには優勝しなければならないことから、ある種スペシャリストの方が権利を獲得しやすい一面がありますが、本戦は全くの逆。
二つのフォーマットに精通した強者こそが勝ち上がる恐るべき大会だと感じています。
私自身、過去のラストサンでパイオニア7-0しておきながら、レガシー2-4でTOP8を逃した苦い経験がありました。

そんな教訓を胸に直近のレガシー環境を眺め、大まかにデッキ候補を絞ります。
まず、環境を支配しているのは《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》だと感じました。

あんたが最強

レガシーの指標としやすい【デルバー】を見てみたところ、《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》・《探索するドルイド/Questing Druid》のどちらかを利用する三色の【デルバー】が増加しており、イゼット二色に絞るオールドタイプが減少。
実際にどういう理由で個々のプレイヤーが動いたかまでは分かりませんが、脳内ではタフネス1のクロックを誅しつつ《渦まく知識/Brainstorm》を止める《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》の姿が浮かんできました。

・《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》を使う
・《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》が効かないデッキを使う
どうやらレガシーは、この方向で検討するのが良さそうです。

見出した候補は【5色豆の木コントロール】【ボロスイニシアチブ】【ラクドスリアニメイト】。
そこから消去法で【ボロスイニシアチブ】を選択しました。

【豆の木コントロール】は受けるデッキで、短期促成栽培に向かず除外。とても好きなアーキタイプなので、時間があればやり込みたかったです。

【ラクドスリアニメイト】ではなく【ボロスイニシアチブ】を選んだのは、対策する側とされる側なら、する側に回りたいと思ったからです。
パイオニアでは《減衰球/Damping Sphere》を置かれまくってるので、レガシーくらいは《虚空の力線/Leyline of the Void》を置かれるのではなく、《虚空の杯/Chalice of the Void》を置く側に回りたい!
そんな一心でした。

◆デッキリスト

パイオニア:ロータスコンボ

THE LAST SUN 2023 TOP8

コンセプトは【ボロス召集】と【ラクドス】に勝つこと。
結果的に、コンセプトは満たせていなかったと考えています(【ラクドス】に二戦二敗)。
メインの《樹上の草食獣/Arboreal Grazer》を1枚減らして《旅するサテュロス/Voyaging Satyr》を入れたのは、意識するデッキを絞りつつその他のアグロを切っているから。

勝ち手段が《副陽の接近/Approach of the Second Sun》なのは、墓地対策を意識したため。
《希望の標、チャンドラ/Chandra, Hope's Beacon》型はループに必要不可欠な《バーラ・ゲドの復活/Bala Ged Recovery》が泣きどころで、《真っ白/Go Blank》、《墓地の侵入者/Graveyard Trespasser》、《安らかなる眠り/Rest in Peace》等で勝てなくなることがあります。
かと言って《ハイドラの巣/Lair of the Hydra》は引いてしまった時が弱すぎてあまり使いたくなかったので、今回は《首謀者の収得/Mastermind's Acquisition》を登板させました。

それぞれ良い所があります

2マナクリーチャーを4枚使用することで【ボロス召集】を倒す目論みは成功(二戦二勝)。
メインサイド合計で《遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance》が2枚あるのは、対《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》意識。
【ボロス召集】のメインから入っていて、とてもキツい。

《ナーセットの逆転/Narset's Reversal》はミラーで最高のカードです。
《沈黙/Silence》にすると【クイントリウスコンボ】等にも効くので、一長一短。

《密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter》と《太陽の執事長、インティ/Inti, Seneschal of the Sun》を詰め込んだ【ラクドスアグロ】が大変厳しかったので、サイドプランを再検討する必要があります。
《長老ガーガロス/Elder Gargaroth》の出番か……?
《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》にボコボコにされそう。

レガシー:ボロスイニシアチブ

THE LAST SUN 2023

原型は、エターナルウィークエンドTOP8に入賞された48さんのnoteを参考にしました。

次の仮想敵を設定してテストプレイ。
・【デルバー】
・【豆の木コントロール】
・【カスケードクラッシュ】

やってみると、練度が低いせいかあまり勝率が出ませんでした。
対【カスケードクラッシュ】は構造の問題なので横に置いて、問題は対【豆の木コントロール】。
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》と《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》によって盤面を圧倒され、手も足も出ない負け方が多かったのです。
相手のリソース源にこちらから干渉しないため、《豆の木をのぼれ/Up the Beanstalk》から《力線の束縛/Leyline Binding》・《意志の力/Force of Will》を乱射されるケースなど、負けパターンの再現度が高いと感じました。

5〜6連敗ほどして、勝ち筋を見出すのは厳しいと判断して構築を変更。
《魂の洞窟/Cavern of Souls》と《月の大魔術師/Magus of the Moon》を4枚ずつ投入したところ、サイドプランが明確になったためか、勝てるマッチアップに変わりました。

最強のコンビネーション

他のデッキ、特に《不毛の大地/Wasteland》を擁する【デルバー】や【豆スゥルタイ】にも、『土地を攻められて負けるパターン』と『打ち消しを越えて勝つパターン』がそれぞれ存在したため、《魂の洞窟/Cavern of Souls》を採用してもトータルで悪くないと判断。
ミラーと対コントロールで強力な人間が欲しくなり、《混沌の洞窟の冒険者/Caves of Chaos Adventurer》を追加して現在の構築に至りました。

実際には【ゴブリン】が非常に厳しいマッチアップなので、《選定された平和の番人/Anointed Peacekeeper》ではなく《エメリアのアルコン/Archon of Emeria》を4枚投入すべきだったと思います。

ステッカーゴブリンのアンチ

◆ラストサン本戦

1日目前半 パイオニア 2-2

R1:4色パルヘリオン  D⚪︎⚪︎
《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker》で機体を捨てて《大牙勢団の総長、脂牙/Greasefang, Okiba Boss》を出すタイプ。

・《大牙勢団の総長、脂牙/Greasefang, Okiba Boss》が3ターン目に出てこなかったので勝ち。

・《夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Render》に縛られるも《原初の災厄、ザカマ/Zacama, Primal Calamity》で勝ち。

R2:ボロス召集  P⚪︎⚪︎
・《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》が出てくるものの、4ターン目に《首謀者の収得/Mastermind's Acquisition》から《至高の評決/Supreme Verdict》。5ターン目に《リーア》で勝ち。

・《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》からの《傑士の神、レーデイン/Reidane, God of the Worthy》。

《遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance》でマナを軽減して、《原初の災厄、ザカマ/Zacama, Primal Calamity》が着地して勝ち。

R3:ローナアトラクサ D××
《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》禁止で居なくなったはずでは…!?
勝ち手段は、《願いのフェイ/Fae of Wishes》から《夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Render》《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》の複数回起動でした。

・4ターン目《偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifier》から、5ターン目コンボで負け。

・3ターン目《成就/Granted》で《撤回のらせん/Retraction Helix》を回収され、4ターン目コンボで負け。

《真髄の針/Pithing Needle》がサイドに無い上に、《成就/Granted》でコンポパーツをガンガン持って来られるので、とても厳しい。

R4:ラクドス D××
《密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter》+《太陽の執事長、インティ/Inti, Seneschal of the Sun》の軽いタイプ。

・《密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter》→《砕骨の巨人/Bonecrusher Giant》→《変わり谷/Mutavault》×2起動で負け。強すぎる!

・ハンデスで《森の占術/Sylvan Scrying》抜かれて負け。

レガシー3勝縛りとなってしまい、この時点ではお通夜でした。

一日目後半 レガシー 3-1

R5:5色豆コン P⚪︎⚪︎
対戦相手がなんと井川さん。ダイス勝って内心吠えました。

・《虚空の杯/Chalice of the Void》から《練達の地下探検家/Seasoned Dungeoneer》で攻め立てるも、《力線の束縛/Leyline Binding》から《剣を鍬に/Swords to Plowshares》で盤面を捌かれますが、こちらのダンジョン探索が進みます。

《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》脱出を《孤独/Solitude》トップで返すと、《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》《ロリアンの発見/Lorien Revealed》で体勢を整えられますが、ダンジョンの最終章で《舷側砲の砲撃手/Broadside Bombardiers》をめくり、5/5速攻威迫が走って勝利。

・《虚空の杯/Chalice of the Void》から、《魂の洞窟/Cavern of Souls》経由《月の大魔術師/Magus of the Moon》。
《力線の束縛/Leyline Binding》で《虚空の杯/Chalice of the Void》を除去されるも、追加の《虚空の杯/Chalice of the Void》を置いて勝利。
運良く相手のフェッチが青緑の《霧深い雨林/Misty Rainforest》だったため、平地がありませんでした。

R6:スニークショー D⚪︎×⚪︎
・《実物提示教育/Show and Tell》から《騙し討ち/Sneak Attack》が着地するも、クリーチャーが無く勝利。

・《実物提示教育/Show and Tell》から《全知/Omniscience》《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》で負け。

・《虚空の杯/Chalice of the Void》X=1で、相手のドローソースが全部腐って勝ち。

R7:ジェスカイ石鍛治 P⚪︎××
・《虚空の杯/Chalice of the Void》に《意志の力/Force of Will》。《練達の地下探検家/Seasoned Dungeoneer》、《選定された平和の番人/Anointed Peacekeeper》と出して、相手の《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》を重くして勝ち。

・2ターン目《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》から《カルドラの完成体/Kaldra Compleat》を出されて負け。

・2ターン目《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》から《カルドラの完成体/Kaldra Compleat》を出されて負け。

《虹色の眺望/Prismatic Vista》見てるのに、何故か「3色!月ヨシ!」サイドするというアホアホプレイで終わってました。
でも《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》はキツいッス。

R8:デスシャドウ P⚪︎×⚪︎
・《練達の地下探検家/Seasoned Dungeoneer》が2ターン目に着地。《罠だ!》と「プロテクションクリーチャー」が強すぎて、相手の自傷と合わせて一瞬でライフ削り切って勝ち。

・《虚空の杯/Chalice of the Void》X=1を置くも、《悲嘆/Grief》で手札を潰され、《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》や《スカイクレイブの影/Skyclave Shade》などの2マナクリーチャーに攻め立てられ負け。

・ダブマリするも《虚空の杯/Chalice of the Void》X=1&2で相手の手札が全部腐り、《選定された平和の番人/Anointed Peacekeeper》でとりあえず《溶融/Meltdown》を指定したところ、最終ターンにトップされた《溶融/Meltdown》を唱えるのに5マナかかって勝ち。

マリガンによる成功体験。これからも厳しくマリガンします。

2日目前半 レガシー3-1

R1:カスクラ D⚪︎⚪︎
フィーチャー回その1。

・《衝撃の足音/Crashing Footfalls》待機されたので、《虚空の杯/Chalice of the Void》X=0には《意志の力/Force of Will》。
《ロリアンの発見/Lorien Revealed》ピッチだったので、相手の土地が止まりますが、こちらもマナ加速が無く3ターン目に《練達の地下探検家/Seasoned Dungeoneer》。
その頃には土地を引かれて続唱×2でサイが4体並ぶも、《舷側砲の砲撃手/Broadside Bombardiers》→《孤独/Solitude》+《精霊界との接触/Touch the Spirit Realm》のコンボで、イニシアチブを取り返して《練達の地下探検家/Seasoned Dungeoneer》を5/6にしつつ、サイ3体を退けて盤面を固めます。
最初の《衝撃の足音/Crashing Footfalls》の待機が解けた後は、《進め、エオルの家の子よ!/Forth Eorlingas!》X=4で盤面を補強して膠着状態。
イニシアチブが進み、ダンジョン最終章で《孤独/Solitude》がめくれ、《キキジキの鏡像/Reflection of Kiki-Jiki》とコンボ形成して勝利。

・後手1ターン目、《虚空の杯/Chalice of the Void》X=0から《練達の地下探検家/Seasoned Dungeoneer》を2連打して勝利。

サイ6体を逆転したのは運が良すぎでした。

R2:5色豆コン D⚪︎×⚪︎
・記憶が怪しいものの、デカい《進め、エオルの家の子よ!/Forth Eorlingas!》で勝ったような。

・《月の大魔術師/Magus of the Moon》出すも《水流破/Hydroblast》で除去され、その後全部捌かれて《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》にボコボコにされました。

・《虚空の杯/Chalice of the Void》から《月の大魔術師/Magus of the Moon》、《混沌の洞窟の冒険者/Caves of Chaos Adventurer》で勝ったかと思いきや、《聖カトリーヌの凱旋/Triumph of Saint Katherine》が奇跡で着地。
コンバットで《混沌の洞窟の冒険者/Caves of Chaos Adventurer》と激突して祈り続けたところ、7枚の束の底に眠っていて勝ち。運が良かった。

R3:スゥルタイ豆 P⚪︎×⚪︎
対戦相手は高橋さん。ラストサンは強い人しか当たりません。

・《虚空の杯/Chalice of the Void》X=1から《魂の洞窟/Cavern of Souls》経由《練達の地下探検家/Seasoned Dungeoneer》の黄金パターンで勝利。

・《不毛の大地/Wasteland》ケアを失念して、ドハマりするルートで負け。

・2ターン目《魂の洞窟/Cavern of Souls》経由《月の大魔術師/Magus of the Moon》で勝利。
《意志の力/Force of Will》と《活性の力/Force of Vigor》キープだったとのことで、本当に運が良かった。

R4:リアニ P××
レガシー最終戦はこばりょーさん。

・先手《選定された平和の番人/Anointed Peacekeeper》で手札を見てやむなく《信仰無き物あさり/Faithless Looting》を指定したところ、トップから《思考囲い/Thoughtseize》が降って来て、《練達の地下探検家/Seasoned Dungeoneer》をリアニされて負け。

・マナソース少なめなものの《封じ込める僧侶/Containment Priest》でキープしたところ、《悲嘆/Grief》《動く死体/Animate Dead》で《孤独/Solitude》2枚を抜かれ、マナソースを引けずに《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》に殴られて負け。

二日目後半 パイオニア 2-0-1

R5:ボロス召集 P⚪︎×⚪︎
・2ターン目《上機嫌の解体/Gleeful Demolition》+《敬慕されるロクソドン/Venerated Loxodon》召集から3ターン目フルパンに、3ターン目《旅するサテュロス/Voyaging Satyr》から4キルが間に合って勝ち。

・2ターン目《上機嫌の解体/Gleeful Demolition》+《敬慕されるロクソドン/Venerated Loxodon》召集から3ターン目フルパンされて、間に合わず負け。

・2ターン目《上機嫌の解体/Gleeful Demolition》+《イーオスの遍歴の騎士/Knight-Errant of Eos》召集から、3ターン目《敬慕されるロクソドン/Venerated Loxodon》召集。
返しのこちら4ターン目で、《原初の災厄、ザカマ/Zacama, Primal Calamity》・《溺神の信奉者、リーア/Lier, Disciple of the Drowned》・《遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance》の盤面を形成して勝ち。

先手じゃなかったら負けてました、運が良かった。

R6:ラクドスサクリファイス D⚪︎×⚪︎
フィーチャー回その2。

・対戦相手トリマリから《密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter》→《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker》→《思考囲い/Thoughtseize》。
《多元宇宙の警告/Behold the Multiverse》と《衝動/Impulse》で《出現の根本原理/Emergent Ultimatum》を引き込んで勝利。

・《密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter》+《太陽の執事長、インティ/Inti, Seneschal of the Sun》からハンデスを連打され、手札がズタボロになって負け。

・死ぬほどミスった回。
《減衰球/Damping Sphere》をケアするために、3ターン目タップインから4ターン目に《洞窟探検/Spelunking》+《睡蓮の原野/Lotus Field》。
返しの《思考囲い/Thoughtseize》+《減衰球/Damping Sphere》を《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures》で返して5ターン目。

盤面:
《洞窟探検/Spelunking》
《睡蓮の原野/Lotus Field》
《演劇の舞台/Thespian's Stage》(コピー前)
《植物の聖域/Botanical Sanctum》
手札:
《遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance》
《溺神の信奉者、リーア/Lier, Disciple of the Drowned》
《来世の警告/Behold the Beyond》
墓地:
《熟読/Pore Over the Pages》が2枚

盤面
手札

ここで、土地をコピーしても《来世の警告/Behold the Beyond》が撃てないと判断して《溺神の信奉者、リーア/Lier, Disciple of the Drowned》を出したのが大きな誤り。
《来世の警告/Behold the Beyond》で《睡蓮の原野/Lotus Field》を持ってくると、《洞窟探検/Spelunking》によって3マナ出るので、そこからコンボ始動が可能でした。

《溺神の信奉者、リーア/Lier, Disciple of the Drowned》を出した後でこれに気付き、即除去されてしまい頭を抱えることに。
《遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance》を出して土地をコピーして祈ったところ、ライフ残1でターンが帰って来ました!

9マナから《来世の警告/Behold the Beyond》を唱えますが、ここでもピックミス。
実戦では、
①《見えざる糸/Hidden Strings》・《砂時計の侍臣/Vizier of Tumbling Sands》・《出現の根本原理/Emergent Ultimatum》をサーチ。
②2マナ→6マナ→7マナ→0マナ浮きで《出現の根本原理/Emergent Ultimatum》。
③《全知/Omniscience》《熟読/Pore Over the Pages》《バーラ・ゲドの復活/Bala Ged Recovery》の三択。
④《バーラ・ゲドの復活/Bala Ged Recovery》戻し。
でしたが、実はここで《全知/Omniscience》を戻されると、トップ次第ではマナが足りませんでした。

正解は次のルート。
①《見えざる糸/Hidden Strings》《見えざる糸/Hidden Strings》《出現の根本原理/Emergent Ultimatum》をサーチ。
②2マナ→6マナ→10マナ→3マナ浮きで《出現の根本原理/Emergent Ultimatum》。
③《首謀者の収得/Mastermind's Acquisition》・《熟読/Pore Over the Pages》・《バーラ・ゲドの復活/Bala Ged Recovery》の三択。
④どれを戻されても、《バーラ・ゲドの復活/Bala Ged Recovery》で《溺神の信奉者、リーア/Lier, Disciple of the Drowned》を回収して、大量マナから《来世の警告/Behold the Beyond》をフラッシュバックして勝利。

具体的には、《熟読/Pore Over the Pages》を戻された場合でも、
⑤《バーラ・ゲドの復活/Bala Ged Recovery》で《溺神の信奉者、リーア/Lier, Disciple of the Drowned》を回収。
⑥《首謀者の収得/Mastermind's Acquisition》で《見えざる糸/Hidden Strings》をサーチ。
⑦3マナ浮き→7マナ→2マナ浮き《リーア》で、墓地に《見えざる糸/Hidden Strings》が3枚ある状態になります。

直前のミスを引き摺るのは良くないですね。

R7:IDしてトップ8。

SE1(パイオニア):ラクドス P××
・《思考囲い/Thoughtseize》で《森の占術/Sylvan Scrying》を抜かれ、《衝動/Impulse》を撃っても《睡蓮の原野/Lotus Field》に辿り着けず負け。
・《睡蓮の原野/Lotus Field》を《演劇の舞台/Thespian's Stage》でコピーした後、ドローが全部土地で負け。

やれることはやったので悔い無し!

◆あとがき

今年はプロツアーに行ったりラストサンTOP8だったりと望外の一年でした。mtgへの関わり方はこんな感じに、楽しくガチで向き合っていければと思ってます。

とりあえず次はパイオニア神挑戦者決定戦!
来年も頑張ります。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
みなさま、良いお年をお迎えください。

今回は特にボーナストラックはありませんが、応援のサポートを頂けると大変ありがたいです。
もしご質問などがあれば、X(旧Twitter)やマシュマロからどうぞ!

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