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前例を使わずに反論する。

2年連続でPTAの選考委員長(次年度の役員を決める係)をした。1年目に、あまりにアナログなやり方に嫌気がさし、2年目は立候補して選考委員長をした。アナログなやり方を刷新するのが目的だ。

そしてそれは達成した。
割り箸を使ったくじ引きを、エクセルの関数を使ったものに変え、極力、紙の通知を減らした。

作業量が減ったので、委員の数も、9人から4人に減らし、作業も半分以下に減らした。

今年はもうお役御免で、あとは引き継ぎだけ。なんだけど、本部からは「引き継ぎノート」という、100円ショップで売ってる感じのB6のノートを配られ、「これに引き継ぎ事項を書いてください」と言われ、ぅ、となる。エクセル関数を使ったくじ引きのやり方は、ノートには書きにくい。

まぁ、劇的にやり方は変えたので、役員はやらないけどサポートはしようかな、とは思っていて、グループチャットに入れてもらって都度都度教えながら引き継いでいけばいいか、と腹を括っていた。

というわけで、第1回役員総会にオブザーバーとして参加。誰?となるのも居心地悪いので、「選考委員のサポートで、不定期で参加します◯◯です」と自己紹介した。

そして、新しい役員さんたちの挨拶で、選考のやり方についての改革をしたい、と指針表明が述べられたのだが、その内容が、!! と思うものだった。

ビジョンを掲げるのは良いこと。でも、述べられた改革の方針は、どれもとても難しいというか、昨年私が簡素化した手続きを、もう一度コロナの前に戻すような、なかなか、(言い方アレだけど)面倒な手間のかかりそうなものだったのだ。

あのぅーーー

と手を挙げ、「いちおう経験者として、実務レベルの作業内容などお話ししときますね」と懸念点をお伝えした。

反対してるわけではないし、方針は否定してないつもりだったけど、どう伝わったのか、かなり不安である。

「前例を盾に改革に反対する人」みたいになってないといいのだけど、相手側からすると、役員でもないのに口出ししてくるややこしいヤツかもしれない。これは困った。そんなつもりは全くないのだが。

というわけで方針を決める。

選考委員の仕事は年度の後半なので、それまでに毎回顔を出さなくても現委員だけで選考業務ができる環境をつくるとこと。

業務を効率化することで人員を半数以下に減らしたので、少ない人数で可能な業務以下に抑え込むためのロジックを用意しておくこと。

そのときは、こちら側の正義ではなくて、向こう側の正義で納得できる材料がないと難しいだろうから、新しい方針に沿ったストーリーを考えておくこと。

本部の方針通りのの改革になったら、選考委員の業務量が人員からこぼれてしまうので、こちらの想定している業務量を具体的に提示して、それ以上は難しいことを伝えておくのが先かなぁ。

誰もが適度な負荷で済むような着地ができることを目指すのが第一優先だが、裏テーマとして、「前例を盾に反対する人」にならない、ということがチャレンジになるかなぁと思っている。

前例を引いて反論するのは、楽だ。うまくいかなかった、うまくいった、どちらも、反論される側の人は経験がないので聞くしかない。

前例など使わずに、反論し、納得してもらうためにはどんなロジックが必要か?

こう考えたら、楽しめそう。
楽しめるかな笑
まあ、やるしかないのだが!


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