[推薦入試]慶應大学法学部 FIT入試 徹底解説!(A方式編)
慶應大学にとにかく入りたい!というあなたへ
「どうしても慶應大学に合格したい…!」
早慶受験生ならば誰でも抱く思いですよね。
では、合格する可能性を上げるためには、どうすればいいのでしょうか?
1つのやり方としては、推薦入試を活用することで、そもそもの受験回数を増やすということがあります!
第二回の今回は、
法学部のAO入試(FIT入試)
についてです!
中でも今回は、出願条件に評定平均が含まれておらず、誰でも出願できる
A方式について紹介していきます!
慶應法学部のAO入試(FIT入試)ってなに?
まずは、慶應法学部のAO入試(FIT入試)の基本情報を紹介していきます。
【慶應法学部について】
慶應義塾大学の法学部には、
法律学科と政治学科
の2つの学科が存在しています。
【入試方式】
AO入試(FIT入試)においては、
法律学科・政治学科ともに
A方式とB方式
の2つの入試方式がとられています。
※今回はA方式についてのみ取り上げます!
B方式について知りたい方はコチラ!!
https://note.com/wk_manabel/n/n0401aa1c1e48
【出願条件】
A方式(法律学科・政治学科共通)
※浪人生も出願可
学業を含めたさまざまな活動に積極的に取り組み、次に例示するような優れた実績をあげた者。
=「自分はこれを頑張ったんだ」と胸を張ってアピールできる人は、出願することができます!!
A. 文化・芸術・技芸・運動等の分野において優れた成績や成果を残したことが証明できる者。
B. 学外活動や課外活動において高いリーダーシップを発揮し、そのことが何らかの形で証明できる者。
C. ボランティア活動や地域の社会的活動などを熱心に行い、その実績を示せる者。
D. 国際交流や開発途上国援助などの活動に積極的に取り組み、その実績を示せる者。
E. 入試科目に限らない全般的な学業分野で極めて優秀な成績を収めたことを示せる者。
F. その他の分野で、自己の関心や興味からユニークな実績をあげたことを証明できる者。
【提出書類】
①志願者調書
=経歴、知的成長の過程など、これまでのあなたの足跡を記入してください。
②志望理由書
=あなたが慶應義塾大学法学部を志望した理由、入学後、何をどのように学び、また自分の夢をどう実現したいかを志望理由 と関連させて、2000 字以内で記述してください。
「志願者調書」「志望理由書」の詳細は、B方式の解説をチェック!!
https://note.com/wk_manabel/n/n0401aa1c1e48
③調査書
=在学、もしくは卒業した学校での成績が記載されたものを提出。
④自己推薦書
=【出願条件】に該当する活動の実績を示しつつ、あなたがいかに魅力的な人物かを自由に記入してください。書類のみ受け付 けます。工作物、ビデオ、CDなどは受け付けません。なお、可能なかぎり実績を証明する書類を添付してください。また、高等学校等の成 績証明書以外で、あなたの学力を客観的に証明する書類(外国語能力を示す公的機関の証明書のコピーなど)があれば提出してください。
【選考時期】
例年、9月上旬に一次選考、9月中旬に二次選考。
【選考方法】
第一次選考
提出書類をもとに書類選考を行い、第一次合格者を決定します。
第二次選考
(1)論述試験(45分)
教員が50分間の模擬講義を行い、講義後に論述形式の試験を行います。試験では、法律学・政治学の習得に必要な理解力、考察力、表現力などを評価します。
※法律学科・政治学科とも同時に同一の内容にて実施
(2)グループ討論(45分)
6~7名程度のグループに分かれ、与えられたテーマについて討論を行います。理解力や表現力、社会性や自分の考えを主張する能力などを考査します。討論の開始前に全員に2分間ずつ自己アピールを兼ねた自己紹介を行ってもらいます。
※討論終了後に担当教員から質問することがある
【倍率】
2019年度
法律学科:6.8倍
政治学科:8.9倍
2020年度
法律学科:6.1倍
政治学科:6.4倍
慶應法学部AO入試 A方式 の攻略ポイント
①中学卒業以降の活動
A方式の出願条件には、明確な基準は設けられていません。
そのため、毎年様々な実績や経験を持った受験生が出願しています。
高校生のうちに、「自分はこれを頑張ってきたんだ」と胸を張って言えるようなことをできる限りたくさん作っておきましょう!
そして、出願書類の作成するまでに、自分が、何を、どんな目的をもって、どのように頑張ってきたのか、をきちんと整理しておきましょう!
②自己推薦書
自己推薦書はⅠとⅡに分かれています。
自己推薦書Ⅰには、自分の中学卒業以降の活動内容について記入します。
その中で重要になるのが、何を、どんな目的をもって、どのように頑張ってきたのかということです。
そこがはっきりとしていれば、具体的な実績はそこまで重要になりません。
とにかく、「自分はこれを頑張ったんだ」と胸を張ってアピールできることが重要になります!
※実際に私の周りでも、世間的に見たら特段優れた実績のない人が合格したりしています!
自己推薦書Ⅰの実物はコチラ!
http://exam.52school.com/guide/files/8215/5979/8835/jikosuisensyo1_fit2020.pdf
自己推薦書Ⅱでは、A4用紙2枚の枠の中で、「自分がいかに魅力的な人物であるか」ということを自由に表現することになります。
自己推薦書Ⅰに書いた「自分はこれを頑張ったんだ」ということを、わかりやすく読み手に伝えるということが重要になります。
その中で、「頑張った経験から得られたものを、どうやってほかの場面でも活かしていくのか」ということまで、言及していきましょう!
※枠内の使い方は自由なので、図や表やイラストを用いたりすることも可能です。
自己推薦書Ⅱの実物はコチラ!
http://exam.52school.com/guide/files/3615/5979/8844/jikosuisensyo2_fit2020.pdf
③論述試験
50分間の模擬講義を受けた後に、それを踏まえたうえで意見論述を行うという、非常に特殊な試験形態です。
ここで重要になるのが、
☑講義と関連付ける
☑論理を整理する
という2つです。
1つ目の、講義と関連付けるということに関しては言うまでもありません。
わざわざ試験の前に講義を受けているのですから、基本的な解答の方向性は講義の中から見つけ出すのが無難でしょう。
2つ目の、論理を整理するということも非常に重要です。
45分という限られた時間の中で解答する必要があるため、急いで書き始めてしまいたくなる気持ちもわかります。
ただ、論理が整理されていない論述では、読み手に自分の主張を届けることができません。
書き始める前に、文章の構想をまとめ、論理的に筋の通った文章を書くことを心がけましょう!
これは、一般入試などで小論文を書く時も同じです!
④グループ討論
※2022年度入試からは、口頭試問に変更予定
6~7名程度のグループで、与えられたテーマについての討論を行います。
※法律学科と政治学科では、それぞれ別のテーマが与えられます。
本番の流れは、
面接官の前での自己PR(2分間)
↓
お題を渡され、自分の意見をまとめる(5分間)
↓
一人ずつ自分の意見を発表
↓
ディスカッション(約30分)
他人と意見を戦わせるのではなく、他人と協力して議論を深めるということを意識することが重要です。
合格した人の多くが、他のメンバーと協力して楽しくいい議論ができたという感想を持っています!
最後に
慶應法学部のAO入試について、お分かりいただけましたでしょうか!
「慶應大学にどうしても合格したい!」
というそこのあなた!
ぜひ、慶應法学部のAO入試を選択肢に入れてみてください!
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