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カルチャーやバリューを重視するようになった経緯~ICCスタートアップ・カタパルトに至る話

こんにちは、WizWe代表の森谷です。ICCスタートアップ・カタパルト登壇の意義は、「習慣化プラットフォーム」事業の発信、そしてWizWeとしてのカルチャーやバリューの表現であったと記載しました。

今回は、どうして、私たちにとって、カルチャーやバリューが大切だと考えるに至ったのか、その経緯を記載します。

そもそものキッカケは、今から2年前。2020年の2月27日に開催されたNewsPicks様とのコラボ企画でした。

2020年2月末。。。そう、新型コロナウイルスの第一波に入りかかっていた時期にあたります。

それまでは、「イベントといえばリアル開催」が主流でした。当たり前のようにリアル開催前提で準備してきたイベントでしたが、2月も半ばになり、「いや、これは、リアル開催はNGでは?」という空気が広がってきていました。

そこでNewsPicks様が出された方針は、「生放送の番組にする」

単なるリアルセミナーのオンライン版でなく、セミナー内容を番組のようにして、ライブ放送というものでした。

イベントの告知画像は以下。

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そして、本番の様子。YoutubeでWizWeの社員も見守りました。生放送の番組に仕上がっています!さすがNewsPicks様!というクオリティでした。

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(↑ライブ配信された番組。Youtubeで生配信となりました)

イベント後に分かったことなのですが、何と、この急遽対応した生放送は、WEB放送の専門家が成し遂げたのではなく、本職がインサイドセールスや営業、マーケといったNewsPicks様の法人事業のチームが、ゼロから学びながら、全員で主体的に動いて成し遂げていたのでした。

20代の若手を中心としたチームが、新型コロナという不透明な社会環境の中、全てが初の試み、という前提で、熱量高く、こんな素晴らしい仕事を成し遂げている!!

私は、「これは、すごい!!!」と衝撃を受けました。

イベントの後、同社の皆さんが語っていたことが、同社のバリューやカルチャーについての言及でした。

「バリュー」のパワーは本当にすごいと思いました。そして、自社でも早速、新型コロナの時代を生き抜くために、WizWeバリューを作っていくことに決めました。

NewsPicks様(=ユーザーベース)様についても、同社のバリューのことを調べるようになりました。バリュー制定については、以下の同社のインフォグラフィックに創業物語の一つとして、書かれています。


イベントは成功したものの、その直後の2020年前半は、WizWeにとって、新型コロナウイルス第一派のインパクトは大きく、法人研修が次々と延期や中止となりました。事業的に先が見通しにくい、苦しい時期になりました。現在のコアサービスであるSmart Habitもまだリリースされていませんでした。。。

サービスや仕事内容を全てリモートに移行、週4日勤務にし雇用調整助成金を申請、危機対応しながら新しい社会状況に応じた成長戦略を再度描きにいくと同時に、

「こうした時期にこそ、バリューをしっかり固めよう!」と、私たちが大切にしてきた「在り方」や「考え方」をまとめていきました。マネジャー育成とミドルマネジメントを組み込んだ組織体制、ガバナンス体制も、同時に整えていきました。

結果として、2020年の下半期に事業は再び上昇気流にのり、2021年に入ると成長速度も上がっていきました。

結果、2021年7月にエクイティによる資金調達を完了できました。

また、大変ありがたいことに、このエクイティの前に、既存株主の新生銀行様の紹介で、コンサルティング会社のエッグフォワード様をご紹介いただきました。

エッグ様は、ユーザベース様のバリューにも関わっていらっしゃいました。

お打ち合わせをした結果、WizWeのバリューのアップデートや、浸透にも伴走をいただけることになりました。また、エッグフォワード様には7月のタイミングでWizWeの株主にもなっていただけました。

以下が、WizWeのビジョンやバリューの方向を考えるために事前擦り合せ、集中ディスカッション時の写真です。エッグフォワード様のオフィスで行いました。

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ビジョンやバリューは、その後、全WizWeメンバーとワークショップを持ち、要素を抽出し、大切な項目ごとにまとめ、それらを5つに集約していきました。その5つを、全WizWeメンバーに素案として見てもらい、案をベースに、全員で小グループに分かれて、更に話し合いをしていきました。共感する点、違和感ある点含め、修正点や改善点と思えるポイントを出してもらい、また、磨き上げるというプロセスを回しています。

(このnote記載の段階で、現在進行系でアップデート中!というステータスですが、皆が大切だと考えるポイントが、言語化されて、しっかりとまとまってきています!)

もう一点、カルチャーやバリューの大切さに衝撃を受けたのが、2021年12月のatama plus様の新オフィスへの訪問です。atama plus様は、「カルチャー」の大切さを、様々な場面で語っていらっしゃいますが、実際に生のオフィスを体感し、同社のお話をお聞きすると、肌感を通じて、同社の「カルチャー」の圧倒的なパワーが伝わってきました。カルチャー醸成のために、一つ一つ考え抜き、必要なアクションを全て積み上げていらっしゃり、総体として醸成されている、カルチャーの凄みを感じました。

私は、atama plus様は、圧倒的に突き抜けているスタートアップだと感じていますが、その「凄み」の源泉にカルチャーがあるように思いました。

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こうした一連の経験から、我々も、WizWeのバリューを磨き込み、私たちのカルチャーを醸成していくことを心に決めました。

ちょうど、ICCへの登壇が決まったタイミングでもあり、私がピッチする際には、WizWeとして大切にしていくカルチャーを体現したいと考えるようになりました。

尚、ICCの登壇に合わせて、私たちの会社や、大切にしている在り方を表出できるよう、WizWeのコーポレートサイトをオープンしました。ピッチ本番の4日前のことでした。

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WizWeのコーポレートサイト(水のように、様々な人の日常に溶け込み、光の線は伴走を続ける想いとエネルギーを表出しています)

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人々の日常を習慣化プラットフォームがサポート。伴走の光が日常をアシストしていきます。

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伴走の光が自己増殖して世界を包んでいきます(我々は、プラットフォーマーなので、Smart Habitのシステムは、WizWe以外のベンダー様や、ユーザー様が希望すれば、WizWeと同じ機能が使えるように設計されています。習慣化の仕組みを磨き上げ、そして、開放することを志しています。習慣化プラットフォームがどんどん企業やユーザーに活用され、自己増殖していくことを志しています)

WizWeのビジョンやバリューのアップデートは、今まさに、最終まとめのステージに来たので、これからワークショップを経て、近々公開される予定です!

バリューは、まとめてからが本番なので、皆がバリューに共振し、それぞれの日常の行動によって、更にバリューが磨き上げられ、その結果、多くの人に共感いただける、カルチャーを醸成していけるよう、皆で一つ一つ積み上げていきます!

ICCでのピッチを経て、今月中に再度バリューアップデートのワークショップを社内で持ちます。ピッチの話は、ディスカッションの材料にもなりますし、皆を巻き込む楔の役割を果たすと考えています。

一連のプロセスを経て、WizWeメンバー皆がバリューアップデートを「我がコト」として捉えているように感じられ、とても嬉しく思います。

あらためて、貴重なピッチの機会を設けていただいた、ICC運営スタッフの皆様にお礼を申し上げます。

※採用ページもオープンしています!WizWeでは今共に働く仲間を大募集中です!

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