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Smart Habit構想とビジョンのブラッシュアップ「100億人!を射程圏に」

こんにちは。森谷です。
MBOが成立し、2018年7月1日にWizWeを設立。ビジョン・ミッション・クレドを掲げスタートを切りました。

習慣化プラットフォーム構想

MBOを構想した時点から、習慣化を実現する仕組みをシステム実装することは決めていました。初期は、その時の中核サービスであったWizHeartをシステム実装するので、「WizHeart Cloud」を作ると考えていましたが、事業継承を経て、WizWeとしての歩みを進める中で、新しい考え方に複数出会い、「プラットフォーム事業者」としてのポジショニングを目指すことを決めました。

私の過去の経験としては、本noteに記載していますが、会社を創業して自らが進む方向を示す立場になったことが影響し、過去の経験が、日々の現実に重なるようになり、「習慣化プラットフォーム」というポジショニングが自然に自分の頭の中に出てきました。

WizWeとして、最初の年を越した直後、2019年の1月に全社に向けて指針のプレゼンをしています。MBO完了後からの半年かけて形になってきた事業領域を定め、そのために、自社プロダクトである「習慣化プラットフォーム」を開発し、2019年秋にリリースすることを目指すと発表しました(実際の所、習慣化プラットフォーム構想には、越えるべき壁も多く、実際にSmart Habitがリリースされたのは、2020年6月のことになります)

2019年初頭 Smart Habit開発プロジェクトの開始。当時の名前はWizHeart Cloud

「100億人に達成感を!」

また、プロダクト開発に舵を切ったタイミングで、ビジョンをアップデートし、「100億人に達成感を!」としました。どんどんユーザー様やパートナー様が自己増殖する生態系を創っていくという意思を込めました。

創業半年のタイミングで、自分たちの事業ドメインを「習慣化プラットフォーム」と定めることができたことは、事業解像度向上やプロダクト進化の観点からも、とても良いタイミングであったように思います。

2019年1月の全社会の様子
2019年1月の全社会の様子


習慣化プラットフォームで大切にしたいこと

以下は、2019年1月に全社にプレゼンした習慣化プラットフォームで大切にしたいこと6つとなります。今のWizWeの事業においても通じる部分が多いと感じます。

1)全ての登場人物にとって、シンプルで使い易いこと
機能はミニマムでよい。サクサク使い易くストレスフリーであることが最重要(ユーザー、サポーター、コンテンツプロバイダー、管理者)

2)全ての登場人物が潤うこと=エコシステムが成立すること
(パートナーへの敬意、儲かる仕組み、各登場人物の満足度)
登場人物が、自らどんどんがんばる!エネルギー倍増の肝!
プラットフォーマーとして、登場人物のがんばりを最大化する仕組みを整える。商品だけでなく、『エコシステム』の完成度が勝負の分かれ目になる。
※エコシステム=生態系、命を育む森や海のイメージ

3)広がりに限界がなく、どんどんユーザーが増えていくこと
(分散型、100億カバーできる仕組み、自動で増殖可能)
ユーザーが自分たちで参加者を広げていける。

4)カスタマーサポート(カスタマーサクセス)の重要性が一気に高まる
(メーカー側だけでなく、プラットフォーム側でユーザーとの接点が面で広がる)WizWeでは運用部隊(カスタマーサクセス部門)が極めて重要な『コア』、『心臓となる』

5)初期サービスの品質(良質なユーザー層へのフォーカス含む)とユーザー満足度が肝になる
Sales&Marketingによる『良質な法人ユーザーの最大限の獲得』とカスタマーサクセス部門による『完走率90%以上』という圧倒的成果が肝。WizWeはまず『日本の法人ユーザーに全力を注ぐ!』『ブランドができる!』

6)サポートのログ保管と、体系的なデータ分析 
プラットフォーマーは、顧客接点が面で増える。プラットフォームにデータが蓄積される。保有データの質と量が肝。全てのデータは中央に蓄積できること!

習慣化プラットフォームについてのプレゼンの後、皆でどう考えるかディスカッションをしていきましたが、概ね皆が方向性に合意してくれました。

2019年1月 全社会の後の懇親会。
社外取締役の田中浩嗣さんには創業初日から大変お世話になっている

100億人という目標

「100億人」という数字は、現在の所、国連が算出している世界人口が増える上限値になっています。なぜビジョンを人口の上限値に定めたかというと、「視座」と「固定化」という観点からとなります。

登記上、WizWeは資本主義経済の中で、事業を行う営利法人であり、スタートアップです。端的に言うと、私たちは商売を行っており、お客様からはサービスの対価をいただきます。小売業のイオン株式会社にて肌身で感じたのですが、この観点は、私は素晴らしいと考えており、例えば、日本円で1円、10円という単位であっても、サービスの対価としてお金をいただこうと考えると、お客様の文化や価値観をしっかりと理解し、お客様に喜んでいただくサービスを届ける必要があります。

サービスを届ける範囲を、人口の上限である100億人に設定することにより、国籍や民族、貧富の差など、世界の抱える様々な問題を現実的に捉えつつも、お金を頂く相手の視点に立つ努力をずっと続けることができると考えました。

また、100億人という高い目標を設定することで、常に我々の視座を高めていけると考えました。

こうしてプロダクト開発に舵を切り、ビジョンをアップデートし、習慣化プラットフォーマーとして本格的に踏み出しました。プロダクトを開発するための資金が必要となりますので、2019年の1月から、資金調達の動きを開始しました。


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