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元精度弱者が教える"音ゲーで精度を上げる"コツ(プロセカ・チュウニズム等)

この記事はPUC Advent Calendar 2022 第1弾 15日目の記事として作成されました。

 昨日の砂利くんの記事はこちら

 チュウニズムの難易度14全SSSの総括記事です。14全鳥、とてもすごいです。とても偉いです。
 14にも鳥にも限らない話ですが、全OOって本当に大変です。全部埋めようとすると、どうしても自分の苦手な譜面や、エレクリとかGoFみたいな明らかな詐称譜面にも向き合わないといけないからです。それを達成したのは本当に凄い。
 ただ、大変さに見合った達成感はあります。全ての譜面に向き合うことで自力もつきます(今回の私の記事でも似たようなことを言っています)。是非皆さんも、何か"全OO"を目指してみてはいかがでしょうか?



 こんにちは。wizと申します。音ゲーはセガ3機種(ゲキチュウマイ)とプロセカをメインにプレイしています。

 さて、今回の記事ですが、音ゲーの"精度"に関するお話ということで、私が精度を上げるために大切だと考えることなどをつらつらと書き連ねていこうと思います。よろしければご覧ください。
 ちなみに、本記事ではチュウニズムとプロセカについて扱うことが多いですが、記事の内容は他の音ゲーにも応用できるものです。その二つのゲームをプレイしていない方も、読んでいただけると嬉しいです。

 12/1012/23にはアドカレ第2弾の方でも記事を上げますので、そちらの方もよければご覧ください。この記事とは違い、ただの怪文章なので読まなくて良いです。



1.自己紹介

 最初にざっくりと自己紹介をしましたが、もう少し詳しく私のことを書こうと思います。


1.1 筆者の(執筆時点での)音ゲーの実力

 ここは軽く行きます。
 
 アーケード
・maimai:レート15800くらい
・チュウニズム:レート17.10くらい(紫理論値161曲)
・オンゲキ:レート16.45くらい
・その他色々

 アプリ
・プロセカ:真皆伝20(紫AP222曲)
・Arcaea:ポテンシャル12.50くらい
・その他色々

頑張りました

 こんな感じです。


1.2 本当に元精度弱者だったのか?

 さて、記事のタイトルにあるとおり、私は元々精度を取るのが苦手な人でした。本当か?と思われる方のために、いくつか例を挙げます。

 チュウニズム
・稼働当初からやっているが、人生でMASTER初理論値を取ったのが2021年のこと。5年くらいの間1曲も持っていなかった。

 プロセカ
・アプリを始めて数ヶ月間はMASTERどころかEXPERTでもAP無し。EASYのAPすらも安定しなかった。
・真皆伝1(AP30曲)を取得するのに1年くらいかかった。

 もちろん個人差はありますが、私は音ゲーを結構やっていたにもかかわらず、全然精度が取れなかったです。プロセカに至ってはAPがあまりも取れないため、最初の頃は高難易度のフルコンで飯を食っていこうなんて考えていた時期もありました。
 そんな私も、ここ1,2年でかなり精度が上がり、今では色々なゲームで理論値を出せるようになりました。この後の記事で、精度を取るコツなどについて記載していこうと思います。


2.ゲーム設定関連

 音ゲーで精度を取る、更に言えば上達する上で、ゲームオプションの変更はとても大切です。この章では、音ゲーをプレイする上で大切な、ノーツの速度と判定調整について記載します。
 なお、この章にはかなり初歩的な内容も含まれているため、ある程度音ゲーをプレイしている方は読み飛ばしていただいてもかまいません。


2.1 ノーツの速度(ハイスピード)を変更しよう

 音ゲーの設定で最も大事なもの、それはノーツの速度(以後、速度と記載)を変更することです。
 速度を変更する(主に速める)ことには多くのメリットがありますが、やりすぎるとデメリットになってしまったりもします。この節では、速度を速めることに対するメリット・デメリットについて書きます。

 速度を早めることによるメリット

・認識がしやすくなる
 難易度の高い譜面では、短時間に多量のノーツが降ってきます。ノーツの速度が遅いと、画面にものすごい量のノーツが表示されてしまい、何が何だか分からなくなってしまいます。
 そこで、速度を上げることで、画面の情報量が減り、押すべきノーツを正しく認識できるようになります。

・精度を取りやすくなる
 特に目押しの人に言えることですが、ノーツの速度を上げることで、精度を取りやすくなることが多いです。
 超極端な例を挙げて説明します。これから書くことはあくまでもイメージです。

 上記のようなゲーム画面があったとします。このゲームのパーフェクトと判定される時間が仮に0.3秒であるとしましょう(適当な値なので実際のプロセカとは多分違います)。とあるノーツの速度設定の場合、以下の画像の赤線に挟まれた範囲でノーツを叩いた場合にパーフェクト判定となるとします。言い方を変えれば、この速度では上の赤線から下の赤線までノーツが落ちる時間が0.3秒であるということです。

 ここで、ノーツの速度を上げた場合を考えます。速度を上げた結果、ノーツのパーフェクト判定は以下の画像の範囲に変わりました。

 前の画像よりもパーフェクトと判定される範囲が広くなったのが分かりますか?実際にはノーツの速度が速くなっただけなので、判定が緩くなったわけではないことに注意してください。ただし、"判定バーにノーツがぴったり重なったときに押す"というような動作をする場合、速度を上げるとパーフェクト判定される幅が(画面上では)広くなるため、精度を取りやすくなります。
 もちろん、もっと速度を上げれば赤線の範囲も更に広がります。ただし、限界まで速度を上げれば良いのか、と言われればそうではありません。


速度を速めることによるデメリット

・早すぎるとノーツの認識が間に合わなくなる
 先ほど速度を速めると認識がしやすくなると書きましたが、逆に速めすぎると認識が出来なくなります。当たり前ですが、あまりにノーツが速いと反応が遅れてlateが出てしまいます。これでは本末転倒な上、音ゲーではなく反射神経ゲーになってしまいます。
 人によって適切な速度は違います。是非、自分に合った速度を見つけて欲しいと思います。

 ちなみに、私はチュウニズムは速度9.25(+フィールドウォール1)、プロセカは速度10.6でやっています。ついでにmaimaiは速度6.0、オンゲキは速度12.0です。何度も言いますが、人によって適切な速度は違います。あくまでも参考程度に見てください。


2.2 判定調整をしよう

 音ゲーのもう一つの大事なオプション、それが判定調整です。自分が速く・遅く押す癖があったり、曲によってはそもそも判定がずれていたりすることがしばしばありますが、これを矯正してくれるのが判定調整です。積極的に使っていきましょう。

 ちなみに私はその日の調子や、プレイする筐体などでも判定調整を細かく変えています。具体的には、例えばチュウニズムでは判定調整を-3から-6の間くらいでいじりながらプレイしています。プロセカでは-2.5から-3.5の間くらいで変えています(ちなみに、プロセカはノーツ音を消してプレイしています)。
 これにはおそらく賛否両論あって、判定を一度決めたらあまり変えない方が良いという考え方もあります。なので、ころころ判定を変えるという点に関しては参考程度に見てもらえると嬉しいです。


3.ゲームプレイ関連

 この章では、音ゲーをプレイする上での技術や意識について書きます。なお、この章に限ったことではないですが、本記事は筆者の主観で書かれているため、自分に合わないと感じた場合には無理に真似する必要はありません。


3.1 脱力しよう

 とても大事です。脱力をしましょう。脱力とは何か、と聞かれると少し難しいですが、ただ完全に力を抜くわけではなく、所謂無駄な力を入れずに叩こうという感じです。
 最初は難しいと思うのですが、そのゲームをやりこんでいくと感覚的に身につきます。沢山プレイして脱力する感覚を身につけましょう(あまりためにならない解説でごめんなさい)。


3.2 力みと友達になろう

 矛盾RTA・・・?さっき脱力をしろと言ったじゃないか!!と思われたかもしれませんが、これはこれで自分は重要だと思っています。
 特に高難易度曲になってくると、よほどのことが無い限り完全に脱力してプレイをすることは難しいと思います。そこで、逆に軽く力んだ状態をキープするとか、力んだときの自分の癖を理解するなど、ちょっと力が入ってしまったときの自分と友達になりましょう。
 基本的に、緊張をしたり力が入ったりすると、普段よりも若干速く押してしまうと思います。なので、自分がどのくらい速く押してしまうのかを理解し、それを加味して判定調整をしたり、自分が速く押してしまう分だけ若干遅く押す意識をしたりすると、かなり変わります。難しいですが、この感覚もゲームを沢山プレイすることで身につきます。音ゲーをやりましょう。


3.3 音楽をしっかり聞こう

 少ない失点(更に言うと理論値のまま)で曲終盤まで来ると緊張しますよね(緊張に関しては4章でも触れます)。そこで言いたいのが、"曲をしっかりと聞きましょう"ということです。上記のような状況に陥ると、ノーツを捌くことで頭がいっぱいいっぱいになり、いつの間にかあまり曲を聴いていなかった、ということが起こります(俺だけだったらすまん)。
 あくまでもプレイしているゲームは音楽ゲームであり、音楽を無視してしまうともちろん精度は(完全に目押しでプレイしている場合は例外ですが、大体の場合は)取りにくくなります。
 緊張した時こそ、普段以上に音楽をしっかり聞いてみてください、自分の"リズム感"を信じましょう。


3.4 譜面をよく見よう

 この項に関しては自戒も含まれているのですが、しっかり譜面を見ましょう。脱力しようとして脳の力まで抜いてしまうとケアレスミスが起きます。しっかり譜面を見ましょう(大事なことなので二回言いました)。
 特に、出来ることなら譜面研究をしっかりして挑むのが良いと思います。研究しておくと譜面の見え方が全然違います。もちろん、簡単な譜面にまで全部研究をするのは大変なので、ある程度するしないの取捨選択も必要だとは思います。ただ、出来る範囲で行うと目に見えて安定感が上がるので、オススメです。


4.メンタル関連

 この章では、精度を上げる上で大事なメンタルについて書きます。技術とはちょっと違いますが、私は精度を上げる(更に言えば理論値を狙う)ためには精神的な部分もかなり大事だと考えています。良ければ参考にしてみてください。


4.1 緊張に慣れよう

 これが本当に大変です。本当に大変。大事なことなので(ry。仮に理論値を取ることが出来る実力があったとしても、実際に理論値を取るのは容易ではありません。特に、そのゲームの理論値を持っていない状況で、初理論値が出そうになった場合の緊張感はとんでもないものです。
 この対策なのですが、やはり"緊張に慣れよう"という一点のみだと思います。理論値を狙うのは緊張しますが、それを何十回、何百回、何千回とやっていくと、メンタルが強くなり、理論値を取れそうな状況でも比較的緊張しなくなってきます。

 自分語りで申し訳ないですが、例えば私の例で言うと、プロセカではAPを取れそうな状況でもあまり緊張しなくなってきました。APを色々と取っていくと、難易度29あたりまでの理論値はそこまで緊張しなくなります。
 流石に難易度31とかのAPが出そうになると緊張しますが(あとはランクマッチだとか参加型プロセカ配信だとかで、一発APを出さないといけないような状況でも緊張します)。

実例(EXPERT選んですまん)(らなきゅらはいいぞ)

 チュウニズムにおいても、プロセカほどではないですが、やはり昔と比べると緊張しなくなりました。昔は理論値が出そうになると体中が震えだしていたのですが、最近はそんなこともあまりなくなり、比較的落ち着いてプレイすることが出来るようになりました。

14初理論値

 プレイ自体にお金がかかるという意味で、アプリ音ゲーよりもアーケード音ゲーのほうが理論値狙いのハードルは高いと思います。なので、精度を上げたい方はアプリ音ゲーで緊張に慣れるのも一つの手かもしれません。


4.2 ライバルを作ろう

 これもとても大きいです。実は私が精度を意識してプレイするようになったのもライバルのおかげです。

 私の友人にyuyu氏という人がいるのですが、この人が大変精度が良くて、プロセカのサービスが始まってからたった数ヶ月で真皆伝を取っていたり、チュウニズムに1クレ入れたら大体1個は理論値をとっていたり、まぁ意味の分からん方なんですね。

 ただ、この人がいなかったら私は精度を意識しなかったと思います。多分ずっとウニではSSSやAJを、プロセカではフルコンを埋めていたと思います。そういう意味では、精度に限らず音ゲー全般にいえることですが、ライバルを作るのもとても大事だと思います。

 それがストレスになることもあるので正直難しいところではありますが、間違いなく実力はライバルがいた方がつくので、是非自分と同じか、自分より少し実力が上のライバルを作ってみることをおすすめします。


5.その他

 精度上げはもちろん、音ゲーの上達全般にいえる(と私が勝手に思っている)ことをいくつか書いてみます。


5.1 色々な曲を触ろう

 できる限り色々な曲に触れることオススメします。個人差はありますが、多くの曲や譜面に触れることで、様々な配置に対応できるようになります。それだけではなく、初見の対応力なども色々な譜面をやればやるほど身につきます。

 例えば私で言うと、プロセカとチュウニズムのMASTER譜面は全て触れるようにしています(そして取れそうならば理論値を取れるように頑張っています)。私がここ最近精度を取れるようになった大きな理由の一つが、好きな曲だけではなく色々な曲を触れるようになったことだと思います。

 もちろん、自分のモチベと相談することも必要です。あえてとっても良くない言い方をすると、あまり好きではない曲も触れなければならないので、それはそれで嫌だとか、モチベが下がってしまうという方もいると思います(昔の私がそうでした)。そんなときは、無理して埋める必要はありません。好きな曲をやりましょう。

 ただ、色々な譜面を触れることが上達の近道なのは、おそらく多くの人にとって間違いないので、自分のプレイスタイルと相談しながら適度にやっていくと良いと思います。

全部埋まると気持ちいい


5.2 音ゲーを楽しもう

 「えっ?音ゲーって楽しむものじゃないの?」と思ったそこのあなた、その通りです。この部分は読み飛ばして良いです。

 音ゲーをストイックにやっていて、成果が出ないとストレスがたまったり、音ゲーが楽しくなくなってしまうという方、いると思います。特に、理論値を狙っていて一生1グレしか出ないだとか、開始数十秒でグレてしまい、その後がずっと虚無プレイになるだとか、こんなことがずっと続くと精神的にキツくなったり、音ゲーのモチベが下がったりしてしまう人、多いと思います。私もたまになります。これについての個人的な考え方や、対処法について述べてみます。

 ずばり、音ゲーを楽しみましょう。ノーツを叩くことを楽しみましょう。音楽を聴くことを楽しみましょう。体を動かすことを楽しみましょう。
 音ゲーって楽しいですね。楽しくプレイしていたら、あまり良くないスコアが出ました。でも音ゲーって楽しいですね。
 音ゲーって楽しいですね。楽しくプレイしていたら、とても良いスコアが出ました。ただプレイしているだけでも楽しいのに、もっと楽しいですね。

 あえてちょっと大げさに書きましたが、私の考え方はこんな感じです。皆さん、音ゲーすることを楽しんでいますか??昔はノーツを叩くだけで楽しかったと思います。あの気持ちを思い出しましょう。
 音ゲーをプレイすることは楽しい。スコアが出ればもっと嬉しい。この気持ちをもってプレイすると、かなりストレスが減ります。

 あとは自分でも不思議なのですが、私は"音ゲーに限っては"自己肯定感がとても高いです(何故か音ゲー以外のことに関してはとても低いですが)。実際、私は自分のことを音ゲーが上手いと思っています。ただ、これは私が自信を持ちすぎかと言われると(そうかもしれませんが)私自身はそのようには思いません。

 チュウニズムで曲をクリアできる方、上手いです。
 Sを取れる方、もっと上手いです。
 SSを取れる方、とても上手いです。
 SSSを取れる方、天才です。
 AJを取れる方、最強です。
 理論値を取れる方、完璧です。

 プロセカで曲を完走できる方、上手いです。
 MASTERを解禁できる方、素晴らしいです。
 MASTERをクリアできる方、とても良いです。
 フルコンを取れる方、超上手いです。
 APを取れる方、神です。

 実際、私はこんな感じだと思っています。SNSなどを見ると、自分よりも圧倒的に上手い人たちがたくさんいます。ですが、変なフィルタを一切通さずに、自分の実力を改めて見返してみてください。そもそも音ゲーなんて、リズムに合わせてノーツ叩けりゃ上手いです。
 このように考えると自己肯定感が上がります。そして、自己肯定感が上がると音ゲーのモチベも高くなります。是非、自分の実力に自信を持って、音ゲーを楽しんでプレイしてみてほしいと思います。


5.3 たくさんやろう

 やればやるだけそのゲームは上手くなります。





 音ゲーを、やりましょう。

 音ゲーを、やりましょう。

 音ゲーを、やりましょう。









おわりに

 いかがでしたか?(定型文)(クソブログ)(コーナーで差をつけろ)
 個人的に精度を上げる上で大事だと思うことなどを、色々と書き連ねてみました。この記事が、皆さんの上達や理論値埋めなどに生かされれば幸いです。

 前にも記載したとおり、本記事は筆者の独断と偏見が多量に含まれているため、全てを鵜呑みにするのではなく、あくまでも参考程度に、自分に合った方法を見つけて欲しいと思います。

 明日のアドカレはてらぞーま様の記事が上がります。SDVXの隠れ良い曲良い譜面・・・正直私はそこまでSDVXが上手くないので、是非参考にしたいと思います。明日を楽しみ待ちたいと思います。

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