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すぽさんの王道の投資手法に死角はないのか

すぽさんは「成長、ビジネスモデル、割安」を軸に日本の上場株式投資を行っている著名な個人投資家です。現在は専業投資家として活躍しており、自身の投資手法について本も出版されています。

すぽさんはご自身のブログでポートフォリオを公開しており、売買履歴も公開されています。すぽさんの投資手法はファンダメンタル分析をもとにした、日本の小型株への集中投資であり、株式投資で短期間で資産を築く方法としては王道の部類に入ると言えます。

下記は直近の投資成績とポートフォリオです。ポートフォリオについては2018年はMKシステムや島精機製作所の暴落により30%以上の損失を被りましたが、直近では手間いらずの高騰(既に全株売却済み)等により、資産はピーク時の水準へと戻しつつあります。

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ポートフォリオについては「1/27の米国株の下落がプチバブルの崩壊ではないかと考えしばらくポジションをゼロにすることにしました」とのことで、全て1/28にすべての株式を売却したとのことです。

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すぽさんのような成長小型株への集中投資はうまくいけば資産を増やしやすいですが、逆に失敗したときのダメージも大きいです。小型株は流動性が低いため、株価が下がるときは大型株に比べて急激な場合が多いためです。ましてや集中投資していると、ポートフォリオに対する影響はより大きくなります。

ちょうどすぽさんが資産を増やし始めたのは、上記のグラフにあるように2011年を起点としており、アベノミクスの効果もあいまって市場全体が上昇基調にあったことも追い風であったと言えます。投資手法もさることながら、市場の環境が良かったことも少なからず影響しています。

いたるところで景気減速懸念が囁かれる中、米国市場の好調により日本市場も不思議と言っていいくらいの好調を見せていますが、市場環境が逆風となる中で今までと同じようなパフォーマンスを出すことができるのか、すぽさんの投資手腕に注目していきたいと思います。

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