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マクロミクロハケイハドウっておいしいの?

ここはマクロの視点で流れを見ることで…

ミクロで判断するなら反転とも取れる形で…

波形の認識ができていればこの位置で…

波動でみると大きな流れは上で…


皆さんこんにちは。或いはこんばんは。
専業トレーダー(ほぼ兼業みたいなものだが)のdaiceです。

上の言葉って似たような語呂で、似たような意味っぽくて、規模が違うのはわかるんだけども、判断基準がハッキリしないんだよなぁ…

って思ったことありませんか?
かくいう私も、ハッキリ分からない1人でした。
「何が違うねん!」と。

今回のnoteでは、上記4つについて「チャートリーディングをするときだけに絞って」daice的解説をしていきますね。

似て非なるものなのか?
同義語なのか?
目線の大きさって人によって違うものじゃない?
なんていう声も飛んできそうな今回の内容です。

このnoteは最後まで無料で読めます。最後まで読んでタメになったと思ったらdaiceに幕の内弁当を奢ってくださいw
また、今回の内容はdaice独自の考え方ですので、違う考えを持ったトレーダーさんもたくさんいらっしゃることを前提に読み進めて下さい。それでは「マクロミクロハケイハドウっておいしいの?」お楽しみください。

定義

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まずは定義を見てみましょう。

「ミクロ」とはごく小さいものや狭い範囲を指します。
「マクロ」とは巨大なものや広い範囲のことを指します。
私たちのように為替などをしてみるとよく聞くのが「ミクロ経済」や「マクロ経済」なんて言葉ですね。
ミクロ経済を超ざっくり言うと「うちの家計」ってことです。
我が家は旦那の収入がいくらで、生活費がいくらで、貯蓄に回せるお金はいくらで、いやそんな余裕はなくて…なんて1件1件の細かい情報のことを指しています。

逆に「マクロ経済」というのはもっと大きな範囲、例えば「〇〇市の家計」とか「〇〇県の家計」とか、もっと大きく「日本の家計」なんかですね。
「日本全体の家計の財政状況は回復の兆しがあり…」なんて言われても「我が家は火の車なんじゃ!」なんて方もいるでしょうし、
「〇〇市の家計全体の消費は落ち込んでおり…」なんて言われても「え?うち儲かってますけど?」なんて羨ましい方もいるでしょう。

つまり、もうホントすぐそこの目の前のことだけにフォーカスしているか、鳥瞰の視点で全体を見渡しているかぐらい違うものなんですね。

なので上の例のように、ミクロ=マクロとはならないということです。

では、次に波形と波動について定義を見てみましょう。

「波形」とは上がったり下がったりする波のような動きをしているものを直接指します。
「波動」とは一定空間の状態が、周期、振れ幅、速度、パターンなどを伴い変化している様子を指します。

ラジオニクスなどの生命エネルギーの概念のことで、物体を治癒する能力や、未来を見通す能力、物を内部から破壊したり、持っている能力以上の力を引き出したりするもので、映画の影響でフォースとも呼ばれ………

間違った(>人<;)



仕切り直します( ̄◇ ̄;)

為替や株などで波形の形が〜とか、波動では〜などと言われているのは、それをみている人の視点の大きさを表しています。
なので「波形がこうなっているから〜」と言うコメントをみたら、もう直近の2本〜30本ぐらいのローソク足のことを言っていると考えてOKです。
俗にいうチャートパターンやプライスアクションもここに含まれます。
(ダブルトップとか包み足とかその辺のやつね)

※ローソク足の本数で指定したのは、チャートには時間足というのがあるので「今日起こった値動き」とか「ここ1時間の…」なんてことは言えないのです。日足の10本は10日(営業日)ですからねd( ̄  ̄)
なので波形の話をしているからといって、すぐにその方向に動くかどうかはわからないのです。そういった情報は鵜呑みにするのではなく、もしその人が日足を見て言っているなら、その方向に向くまでは何日もかかる可能性があるよ!というのは頭に入れておいてください。

次に「波動の流れは〜」なんてコメントをみたら、それはチャートの左端から見えているローソク足全部、もしくは見えていない左側からの流れまで全て含んだ視点だと思って下さい。
ローソク足でいうなら50本〜300本+αぐらいの規模です。
もちろんこれも表示している時間足が関係してくるので、波動の話をしていても表示が1分足なら1時間レベルなら波形の規模であることがあり得るということですね。

ということは、こちらも波形=波動とならないということです。

あれ?気づきました?

そう、この辺のマルチタイムフレームがメチャクチャややこしい。
まぁバッサリいってしまえば、「その時間足の中での波形なのか波動なのかということなので、時間足という概念がある為替のチャートではキチンと定義づけて明確に分けられない」という、まさかの「わからん」ということになるのです。

とはいえ、そんなことを言っては元も子もないのでチャートを読むにあたっての使い方というか、考え方をちらほらりと書いていきます。

当てはめちゃおう!

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まずはもうミクロとマクロを波形と波動に当てはめちゃいましょう♪( ´θ`)

ミクロ=波形。
マクロ=波動。

はい!これでOK!d( ̄  ̄)
この認識でほとんど解決しちゃいます。

ミクロと言われたら波形のこと。
波形と言ったらミクロ(直近)のこと!

マクロと言われたら波動のこと。
波動と言ったらマクロ(全体)のこと!

さて、ミクロとマクロの仕分けが終わったところで
(え?( ̄◇ ̄;)あれで終わり??ええ。終わりです)
チャートの中での波動と波形の違いについて考えていきましょう。

波動というのは、
「いま、価格がどちらの方向に流されやすい動きになっているか?」というのを見るために使います。
いわば方向の優位性ですね。
そのため、この流れの中でどこを超えたら流れが変わったと認識するのか?という大まかな目安=マクロの視点となるわけですね。
なので、SNSなどでも波動の話をされている方は大きな視点で波を描いていることが多いですね。

それに対して波形というのは、小さな波の動きが折り返したか?折り返してないか?を判断するためのもので、インジケーターの「ジグザグ」の感度を上げて使った時のようなイメージを持ってください。
(ジグザグが分からなければググってね)
価格が描く、全部の上下動を押し目戻り目として判断するようなイメージですね。

言い換えれば、波形は「全ての上下動を節目として捉える」ということです。ローソク足1本でさえ長い足が出れば例外なく、全て節目とするのが波形=ミクロの視点です。

ここまではOKですね?

それでは注意点です。

ミクロの視点は全ての上下動を節目と見るので、ダウ理論なんか存在しません。
(誤解を恐れず言い切ります!汗)

例えば、上昇中に少しだけ価格が押し下げてきたときの安値と認識できるギリギリの動きに対して、直前のローソク足の安値を割ったりしたときなど、ミクロではその時点で下目線に切り替わります。
なので、たとえそれがローソク足1本でもそれが安値として十分な大きさなら、その安値をミクロの安値と設定します。

でもこの説明だと、なんかおかしいですよね?
そんなローソク足1本程度の小さなところで目線の切り替えが行われるなんて。
これまで学んだことにはそんなこと書いてない。
ちゃんとダウが崩壊してからじゃないとダメだし、直前のローソク足の安値を抜いただけで下目線なんて…

でもそれが有効な場合もあります。

それは天井圏と底値圏です。
(天井圏と底値圏は人によって解釈が違うので、ここではその人の範疇でとします)

自分が天井圏と認識したところで波形、つまりミクロ視点での目線切り替えが発生すれば、それはショートを打つこともある。ということです。

ただ、この背景には波動=マクロの視点での波の動きの認識が存在します。
「自分が天井圏と認識したところ=マクロ視点でこれ以上は上がらないだろうと分析したところ」となるので、テクニカル分析などによってマクロの動きでは天井圏と認識できたときのみ、ミクロの視点での小さな目線切り替えが有効になります。

例えば上昇トレンド中の日足があって、強そうな抵抗線でダブルトップっぽく2つ目の山を作り始めているとします。その抵抗線が日足のトレンドを止められるぐらい強いものだと分析したのなら、左山の価格に現在地が到達したときに、ミクロの視点で下へ目線が切り替わったら売ってもいいんです。

ボリバンを使った例として、15分足も1時間足も4時間足もガッツリ上昇トレンド中なんだけど、下向きに傾いている週足の2シグマに触れたところでミクロの目線切り替えがあれば売っちゃうこともある。なんて感じですかね。
↑ボリバンは分析以外には使ってないから稚拙w

まぁ何が言いたいかというと、つまりその2段構えで認識ができていなければローソク足1本ごとを節目で見ることに意味はないよってことです。

誰もがウマヤラシイやつね

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ここまで説明して、このエントリー方法がどのような戦術かわかりましたか?

そう。完全な逆張りです。
「上位足に対する順張りを狙う短期足の逆張り」ではなく、本当に「天底を狙う逆張り」です。
第1波を狙いに行くやつですね。

なので、チャネルやエリオット波動などを駆使するトレーダーの人達が、ミクロの視点に対してそんなローソク足1本で判断できないと言ったりするのはそういう背景です。
チャネルは上下動が2点決まって初めて引けるモノですから、すでにトレンドらしきものが出始めている時に使います。
エリオットの3波目を狙う人達は第1波の発生を確認してから調整の2波を経由してのちの動きを狙っています。ということはすでにトレンドは出てるんですね。
だからそんな小さな節目なんて無視で構わないんです。チャネルやエリオットを使う人たちにとっては関心ごとの外の話ですから。

ただ、1波目(反転初動)を狙うスタイルは上記のマクロ視点の限界点からのミクロ視点での目線切り替えで、ポジションを持ちます。
そして、そのミクロがマクロへ波及していく1番最初を捉えるためにはたとえローソク足1本でも安値として見なければいけないということです。

本当に必要…?誰かおせーて

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今回の内容をまとめると、ミクロの視点というのは全体像があって初めて有効になるという感じでしょうか。全てを複合して相場を見た時の最小単位。それがミクロということですね。
なので、チャートリーディングをする時にミクロやマクロや波形や波動なんていうのは、その人の手法や分析のスタイルによっては、

「全部はいらん!( ´Д`)y━・~~」

となることもあるのです。

逆を言えば天底やヒゲ先を狙っているなら…

「死ぬ気でマクロから分析して、波動の流れを把握し、ミクロの視点で、波形の切り替わりを見ておけよ」

ってことです。

まとめ

はい。いかがだったでしょうか?
結局波動(マクロ)も波形(ミクロ)もその人がどの時間軸のどの規模で見ているか?に左右されてしまうものということですね。
やっぱり結論は「わからん」ww

ただ、一つ言いたいのは、
「この後の動きが100%わからない為替で、天底取りに行くのなら本当にチャートに張り付いて、髪の毛の先まで目を血走らせて見ておけよ」
ってことです。

普通にトレードで月プラスを出すのに、そんな技術はいりません。
波動(マクロ)だけでも十分です。
しかし、それでも満足できない人は是非ミクロの世界へ足を踏み入れて見て下さい。
自分の分析力が稚拙なことに愕然としますw
ちなみに私もミクロの世界では歯が立ちません
(T ^ T)

内容をわかっていて、どうすればいいかもわかっている中で、リアルタイムでその判断を迫られた時に自分の判断が正しいと英断できる勇気、死ぬ気で分析した反転箇所があっさり破られた時に瞬時にポジションを切れる瞬発力、それを繰り返すことのできる集中力。

「ヒノカミカグラ」を使いこなすぐらいしんどそうです_(:3 」∠)_
↑集中力という単語に反応したw

トレード中の自分の中にある感情がどれなのか?
・頭と尻尾はくれてやれ
・体と尻尾はあんこたっぷり
・頭だけくれよ
・全部くれ!
下に行けばいくほど、チャートを見る時間は長くなっていくということですね。

自分の生活に合った取引を目指しましょう!

FXトレーダー daice

今回の内容はdaiceがこれまで学んできたことをdaiceの視点として書き綴っています。この通りにならないこともあれば、他のトレーダーとは違った視点もあると思います。情報は情報として取捨選択していただければ幸いです。
今回の内容に沿った取引を行って被った損失や、享受した利益についてはdaiceは一切責任も持ちません。お取引は各自の責任のもと、ご判断されて行ってください。

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