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【長編】冬の魔術師と草原竜の秘宝

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異界に繋がる迷宮の館――館に響いた音の調査に向かったウィルとカナリアは、列車が走る草原の世界に閉じ込められてしまう。襲撃を受けた列車を救ったウィルは、やがて竜の秘宝を巡る鉄道会社…
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#ファンタジー

【小説】冬の魔術師と草原竜の秘宝 ㉚

最終話 エピローグ  すべてを覆い尽くした雪は、人々の心さえも閉ざしてしまいそうだった。…

【小説】冬の魔術師と草原竜の秘宝 ㉔

第24話 魔法陣停止作戦と、列車の秘密 「ともかく、まずは魔法陣を止める事だ。やるなら徹底…

【小説】冬の魔術師と草原竜の秘宝 ㉓

第23話 浸食される魔法陣 「おお!? なんだなんだ!?」  子羊を抱えたままやってくるカ…

【小説】冬の魔術師と草原竜の秘密 ㉒

第22話 仕掛けられた秘密 「……すみません」  集落の方に戻ったあと、キラカが小さく言っ…

【小説】冬の魔術師と草原竜の秘宝 ㉑

第21話 腐れ谷の生活と深部 「……さて。それじゃそろそろ、聞かせてもらおうか。お前たちの…

【小説】冬の魔術師と草原竜の秘宝 ⑳

第20話 腐れ谷での目覚め  目を覚ますと、明るい日差しが上から差し込んでいた。  円形の…

【小説】冬の魔術師と草原竜の秘宝 ⑲

第19話 襲撃、無銘なる黙示団  外ではけたたましい警報音が流れていた。  その合間を縫うように、アナウンスが帰宅を促す。 『オースグリフの皆さん。緊急警報です。『無銘なる黙示団』がこちらへ向かっています。いますぐに建物内へ避難してください。安全が確認されるまで、外へ出ないようお願いします。繰り返します、オースグリフの皆さん……』  駅の方から、人間もトカゲ人も関係なく走ってくる。ばたばたと慌てて逃げていく人々の合間を、ウィルとカナリアは足早に駅へと向かっていった。完全

【小説】冬の魔術師と草原竜の秘宝 ⑩

第10話 再来の敏腕記者  それから少し前の話。  女記者ヘイウッド・ペグが魔法使いに逃げ…

【小説】冬の魔術師と草原竜の秘宝 ⑨

第9話 白竜と樫の酒場  フロントに降りてくると、すぐさま店員が視線を向けてきた。  ウィ…