脳梗塞　気持ちの変化②　救急車から入院まで

8:00に自分で119番に電話して、オートロックのマンシン6階の自宅からマンション前の道路まで歩いて降りて救急車の到着を待つこと1分。

8:10に救急車が到着。初めての救急車。
健康保険証の提示を求められ、心電図を付けられながら症状を説明。
私から脳梗塞だと思う伝え、救急隊員も同意。
搬送先を無線で確認している声の中に「ノウゲ」という言葉が頭に入り大きな病院じゃないんだという印象が今思い出される。

8:20ごろ病院に到着
救急車のストレッチャーから病院のストレッチャーに移され病院内に。
通された部屋は手術の証明がある手術室の様な部屋。
ひょっとして貫通カテーテルするのか？
(以前、カテーテルワイヤーのシェア世界一の朝日インテックを担当していたのでワイヤーには詳しかった)

先生が、
お名前は？
今日は何月何日？
ここはどこ？
どうしたんですか？

呂律は回ってなかったけど全て答え、脳梗塞っぽいんですけどー。
カテーテルしないですよね？
血栓溶かすやつして下さい！
早期発見、早期治療だと思うんです。

と話している最中に採決されたと思いきや。
量が足りなかったのでもう1本採血しますネ〜。
ウソでしょ？　
血管に注射されるの苦手なんですよ〜。
医師は男性、看護師も男性。採決したのは看護師。

その後、CT、MRIを撮ってまた同じ部屋へ。

先生から、
昨日寝たのは？　1時過ぎです。
起きたのは？　6時です。(本当は5時)
途中5時にトイレに行った時は正常でした。
6時に起きた時に体が変でバランスがおかしい点など以下のことを説明。
服用している薬はなし。健康診断、血液検査で悪い点はなし。
喫煙しており、血液のヘマトクリット値が50前後ある。

先生はMRIの画像を見ながら、脳梗塞です。
ほらここの白い部分。脳幹という場所に梗塞ができていますね。
時間と共に麻痺が広がり症状が重くなることも結構ある。

血栓溶かすやつお願いします！

考え込む様な仕草から、それはリスクが高くて1%は死ぬ可能性があるので。実際に自分の患者さんも一人なくなりました。
出血すると止まらなくなるんで、もっと重症の方には検討しますが、あなたのケースではリスクリターンが合わないのでやりません！

ちょっと待って下さいよ〜。
死ぬかも知れないリスクはテイクするので血栓溶かすやつして下さい。

奥さんに電話するので連絡先を教えて下さい。
僕から電話するのでいいですよ。
症状が悪化する可能性があるので、一応こちらから電話しておきます。

わかりました。これが連絡先ですとスマホの画面を看護師に見せる。

その後点滴を両手に合計4本と、胸には心電図のコードが装着され、集中治療室へ。

12:00 初めての病院食。
おかゆと一口大に切ったサバ、ほうれん草のお浸し。
箸で使おうとするも手が思う様に動かず断念してスプーンで食事。スプーンでも上手くいかず、左手でスプーンを持つも右手よりもさらに不器用感じ。
朝は吐き気で何も食べれなかったが、昼はペロリと平らげる。

先生が血液検査で脱水だったと伝えられる。
朝から何も飲んでないのでそりゃそうだ。