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海に浮かぶ生活=未来の住宅

豪華な客船の一室買い切り
100万ドルから・・・
日本人にも購入可能な富裕層は
十分いるが・・・

ずっと海の上・・・客船内だけで生活可能なのか?

小生が未来の住宅

といっているのはこの客船生活ではなく・・・
ドバイのパームジャメイラのような
埋め立て住宅地でもなく・・・

自分のアイデアを・・・
もしも
誰かに真似されたら・・・
価値が高い発想なら・・・

でも同じような発想は
とっくに誰かが
思いついている

洋上都市

洋上都市ようじょうとしUne ville flottante
はジュール・ヴェルヌの海洋冒険小説として
150年以上も前に・・・

海上都市構想

清水建設などを中心に1980年代から
構想はあります。
実現したのはドバイやサウジアラビアなどの中東諸国
ですが・・・

日本では
①台風など気圧の影響で高潮が発生する
②地震に伴う津波などが懸念がある

日本の埋め立て地は案外・・水に弱い

結果として現在では殆ど
考慮されていません。
議論の対象にもなっていないようです。

東京湾に埋め立て人工地盤を作り

その上に町を作るという発想は
お台場などで実証済みですが・・・

横須賀~東京は江戸後期から
大正・昭和初期に
埋め立てらた海岸です。

浦安から袖ヶ浦までの千葉県内の東京湾は
終戦時はそのほとんどが
自然の海岸線でしたが・・・
現在自然な海岸線が残っているのは
アクアライン南側の小櫃川河口付近と
富津岬周辺及び以南
観音崎周辺及び以南
それだけです。

出典:「平成17年度 首都圏白書」(国土交通省2005)

木更津と富津岬と観音崎周辺

その海岸線が埋め立てされなかった理由は・・
ひとつには軍事的な要素があります。

木更津には海軍航空隊の飛行場が昭和初期に
大規模に埋め立て造成され・・・
周辺の国有地は当然軍事施設周辺という
特性から終戦期まで未開発で残りました。
富津岬も観音崎も東京湾の湾口という
軍事上の特性から民間利用が叶わなかった
地域です。

戦後ほとんどの旧軍施設は
民間へ払下げされましたが

この3つの地域はそのまま開発されなかった。
理由は
米軍が旧軍の施設をそのまま
利用したことによります。

海軍木更津飛行場は・・・
現在も米軍施設のままです。

米軍は常駐しないけれど・・・
海上自衛隊や陸上自衛隊・航空自衛隊が
現在の木更津周辺の旧軍跡地を利用しています。
飛行場自体は米軍が接収解除に応じないので
いまでも米軍の施設です。

東京湾に面した飛行場は・・・

羽田のほかに木更津だけです。
滑走路は2000メートルを若干かける程度
案外本格的な飛行場であり
延伸すれば・・・

羽田の緊急時や混雑緩和に
十分利用可能な
飛行場です。

滑走路延伸といいましたが
実は・・・飛行場沖の海岸は極めて浅い
水深5メートル未満の広大な浅瀬が
小櫃川の土砂によって埋め立て済み・・・

それゆえ・・・
引き潮になると
あさり掘りやすだてという囲い込み漁が
行われている・・・

江川海岸は
「日本のウユニ塩湖」とよばれ・・・

背後に見える富士山と
沖合まで延々と続く電柱
千と千尋の水上電車の風景のようで
一時期観光客が殺到したほどです。

当然ですが・・・
環境アセスメントが可能なら
ホテル三日月竜宮城やコストコ本社
三井アウトレットパーク木更津
前の広大な干潟は
大規模な住宅街に化ける可能性があります。

君津~富津の日本製鉄の工場群へは
大型船舶が出入港するので
航路を確保するため定期的な浚渫しゅんせつが必要なほど
小櫃川の運ぶ土砂の量は多いのです。

航空機の騒音にほとんど影響されない
コストコ本社前付近の海岸なら
と考えるデベロッパーが
現れないともかぎりません。

未来の住宅が洋上にという意味は
埋め立てによる宅地造成ではありません。

巨大なはしけを海岸から近い場所へ
アンカーを打って仮泊し・・・

そうすれば建造物ではなく船と同じ動産です
不動産ではないから税金はお安く・・・
住所が必要なら・・・
ほんの少し
水道管や電線埋設の洋上取り込み部分だけ
土地を造成し・・・

そこに住所を設定すれば・・・
うみほたると同じ理屈です・・・
うみほたるの住所は
木更津市中島地先

課税は地面のみで
動産としてのはしけは原価償却が可能

はしけの上には復元性を考慮した低層のマンションや
戸建て程度の住居・・・
あくまでも船室ですが・・・
は建造可能です。
10万トンを楽々超える豪華客船ほど豪華である
必要はありません。

そのはしけを・・・・
浮きドックで検査可能な大きさでつくる。

全長200メートル幅20メートル程度の
「浮き桟橋住宅」を複数建造すれば・・・

海上自衛隊の呉基地では
「Fバース」という浮き桟橋が活躍しておりました
全長240メートル幅22メートルの桟橋は・・・
浮きドックへ修理に入れたことはありませんが・・・
これより小さな規模なら
浮きドックで定期修理も可能でしょう。

はしけのような構造ならば・・・

高潮や津波の被害に対処も可能で
税金も安くなる。

修理費用の問題は・・・
当然おもしになりますが
数基のはしけを自前の浮きドックで
修理する・・・

マンションや戸建て住宅でも
外壁や屋根・室内は定期的にメンテナンスが
必要になります。

日本の造船会社は技術力が高いですし・・・
水中でも腐食せず環境にも優しい塗料も
開発されつつあるのです。

東京周辺に立地可能でありながら
東京の地価より数段格安で
海の上に快適な居住施設を確保できると
思います。

ライフラインは・・・
陸地が近く海も浅いので
それほど難しいことはないでしょうし・・・
万が一のため造水装置や
自家発電装置を併用すれば
災害にの強い街が誕生します。

人間の往来は・・・

山梨県の
コモアしおつの斜行エレベーターの水上型
もしくは
「動くフローティング歩道」
「千と千尋 水上電車」
みたいな感じの箱が動いていたら
それだけで観光客が集まりそうですが
どうでしょう?

自家用車は・・・
海岸付近に駐車場を整備して・・・
目の前にはアクアラインの金田インターと
木更津金田バスターミナルがありますし・・・


コモアしおつのなが~いエスカレーター
※下界より住宅街は涼しいほど・・・

かつて・・・

1980年代日本の造船会社は青息吐息

の時代がありました。

日本中に余剰な船台やドッグを抱え・・・
当時なら安くはしけ住宅が建造できたのでは・・・

しかし・・・
現代はAIにより基礎科学も進化の途上で・・・

プリンターで船の部品が安価に作れる・・・
そんな日はもう目の前

どうしても東京近郊に住みたい人が多いなら・・・
採算は十分にとれると思います。

豪華客船で数億円かけて

余生を過ごすのはお金持ちだけ可能な
夢の世界です。

洋上都市は・・・
ジュール・ヴェルヌの冒険小説から
少しだけ現実味を帯びてきた・・・
東京湾にのこった自然海岸には
その可能性・・・
あるかなぁ???

どうでしょう⁉

お金があれば実現可能な
プランではあります
問題はその必要性
利便性だけを追い求めて
東京近郊で暮らすのは
それだけでコストです

田舎生活が安全で快適・・・
医療は交通機関の不安がなければ
日本の国土は案外せまいので・・
問題はなぜ東京(周辺含む)に
住む必要があるのか?
その解決だと

自分で書いた記事を
自分で否定するまとめです

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