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やたら歩きたがる人①〜平川動物公園まで

「都会の人はないもの強請りですぐ歩きたがる」
釧路空港から釧路市動物園へ向かうタクシーで、運転手さんにそう言われました。

ないもの強請りの例えとして、釣りをするのに生き餌でなく擬似餌を、或いは何も付けずにただ魚との戦いの瞬間を待つような、そんな時間の過ごし方です。

また、釧路空港からどこへ行くかは知らぬが歩いている人を見ると「こいつ絶対都会人だ」と思うとのこと。
「金はあるのに、ないもの強請りで歩くんだ」
都会では得られないものを得る代わりに効率が滅茶苦茶悪い、先の魚のことも含めそんな風に仰っていました。

残念ながら中途半端な田舎町の出身なので、この運転手さんの話は半分しかわかりませんでした。

歩くことを知らぬ間に好きになっていました。
とある施設へ行くのに、最寄駅までは電車等で向かっても、その先のタクシーやバスにはあまり乗りません。
道に迷いそうな時や天候が悪い時、眠過ぎる時は乗りますが、それ以外は歩きます。
何故なら、適度な薄給だからです。

ないもの強請りではなく、金がない。

前置きが異常に長かったですが、早速歩いた記録をダラダラつけます。
ただ歩くだけでは、何だか損した気分になるもの。

今回の目的地は、鹿児島市内にある平川動物公園です。
最寄駅は指宿枕崎線の五位野駅。

右手は指宿や山川方面へ向かい、左手が鹿児島中央方面へ向かいます。
高架橋でホームを行き来するので、両方面入線しているところも撮ることが出来ます(センスが良いのは撮り鉄さんにお任せします)。
平川動物公園へ行くには、右手から出ます。
左手からも行ける気はしますが、ルートは未開。

線路沿いを歩くと、「あぶない通行危険」の看板が出てきます。

この何とも滑りそうな(実際滑りますが)石段を上り、線路を跨いだ向こう側に生活道路が続いています。
いつか撮り鉄さんがやらかすのではないかと通る度に思いますが、こういうのを見つけられるのは歩いているからこそだと思います。

そして、やたらスマートなキリンが見えたならば信号を渡ることなく角を曲がり、ただひたすら真っ直ぐに緩い坂道を上り続けます。

駐車場が見えたところで坂道も終わり。
平川動物公園へ到着です。
晴れている時は、桜島から立つ煙が見えることもあります。

コロナ禍において唯一自己投資した、Apple Watchに色々と測ってもらいました。
行きはこちら。

帰りはこちら。
転げ落ちるように走り、その勢い高架橋も駆け上がったので、少し早いです。

因みに、園の入口には鹿児島中央駅への行き方の掲示物があり、そこには五位野駅まで約1.7km、徒歩約20分と記載されています。
今回は平準的な記録が叩けたと思います。

さて、平川動物公園へは何をしに行ったか。

レッサーパンダに会いに、それと飼育員さんの講演会を聴講に行きました。

写真のレッサーパンダはメロディちゃんです。
神戸市は王子動物園で、綺麗な顔立ちの両親の元に生まれたとても美人の女の子です。

平川動物公園では、メロディちゃんだけでなくスバルくんという童顔で色白の男の子、風美ちゃんという立つことで有名な千葉市動物公園の風太くんの次女が飼育されています。

この、スバルくんと風美ちゃんもまたびっくりするくらい表情が活き活きとしていて素晴らしいのですが……と取り止めがつかなくなりますので、一先ずここまで。

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