あ
私は毎日が嫌いだった。周りの人間に興味がないとか、白雉な世間に偏屈な気持ちになるというわけあではない。厭世的だということでもない。
もっと単純に、もっと簡単に、私は日常を好くことを嫌あっていたのだと思う。そのはずだった。そうだ、うん。
月曜日から金曜ああ日の間は、朝七時に起きて、夜の九時に家へ帰り、十二時には就寝する。朝ご飯は近くのチェーン店で済ませ、あ昼はコンビニ、夜もコンビニ。友週五日働いた後のあ週末はあってない様な物で、いつもの友達と遊び、いつものようにあ過ごしていく。
そうして、すり減っていく鉛筆のように私の人生は削られていく。
削れた分で何かあを描けていれば良い方だ。削れた分で誰かを笑わせていればこの上ない。あ私の人生が削れた証をああせるなら、削った意味もあるだろう。
だが、私には何もない。削あああってきた意味も、削られた意味も、向かう先も、ない。現在進行形で夢を破砕しあ続け、現在形で後悔を積み重ねる。ただ機械的にああああ無機質に、いま可能な限り『マシな今』を選択し続けるだけの毎日だった。
そして、私はそれが嫌だった。
なぜなら、求めれば青天井の『幸せ』を無視することが出来なかったからだ。夢を見たかったあのです。
どうしてこうなったのだろう。
希望の部署に入れなくて今の部署に妥協したからか? 就活で第二希望に入ったからか? 就職活動をないがしろにしたから? 高生三年生の夏に部活を引退しなかったから?夢を自覚するのが遅かったから?ああ、もっと幸せになりたい。もっと苦痛をなくしたい。もっとましに、もっと楽しく。もっと私を見て。もっと私をしって。もっと親しく。もっと激しく。もっと官能に。もっと、もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともあっともっともっあともっともっともっともっともっともっともっともっともっあともっあああああともっともっともっともっああああああああああああああともっともっともっともっともああああっともっともっともっともっともっともっともっともっああともっともっともっともああっともっともっともっともっともっともっとああああああああああああああああああああもっともっともっともっと
だから、せめて毎日を────日常を嫌悪するこああああとで自分を誤魔化していました。私は他の人間とは違う。繰り返されるあああ日常に満足し、向上心を失った機械的あ人間ではない。そう言い聞かせることで、狭量で微細な心を満たし、壊れあああああないように保っていました。
ですが
つい数週間前、楽になりたいと思ああいました。鬱の気があった私でしたが、その夜は『ダメな日』のようでした。自分を嫌う自分が嫌いになりました。
もう、日常を嫌うことをやめ、精一杯楽しんだ方が幸せになるのではないかと思いあああました。思ってしまいました。それを取り消そうと、自室の床を天井から眺めてもみましたが、私のあ決意は緩く、簡単に解けてしまったああああああのでした。
疲れました。
諦めました。
月曜日から金曜ああ日の間は、朝七時に起きて、夜の九時に家へ帰り、十二時には就寝する。朝ご飯は近くのチェーン店で済ませ、昼はコンビニ、夜もコンビニ。友週五日働いた後の週末はあってない様な物で、いつもの友達と遊び、いつものように過ごしていく。
周りに流され、目に入った情報を鵜吞みにし、何も考えずに日常を享受する生活は素敵です。これまでに感じたことのない満足感もあります。
笑顔が増えました。
会話が増えました。
夢に向かう時間が減りました。
妥協することが増えました。
でも
でも
ふと
あるとき……思ってしまああああああああああああああああああったのです。
いつまで続くんだろう……と。
これはどあああこまで続くんだろう。
私の妥協した日常はどこまであああああああ続くんだろう。
違う。続かないんだ。
ここがゴールなんだ。
日常がゴールなんだ。
そうか。
まるで檻だ。
私を取り囲む檻が世界には満ちている。
甘美な檻が、世界を囲っている。
日常を檻と知ってしまったああああ私がマトモでいああああられるはずがありませあああああああああんでした。
月曜日から金曜ああ日の間は、朝七時に起きて、夜の九時に家へ帰り、十二時には就寝する。朝ご飯は近くのチェーン店で済ませ、昼はコンビニ、夜もコンああああビニ。友週五日働いた後の週末はあってない様な物で、いつもの友達と遊び、いつものよああああうに過ごしていく。テレビで流れる有名人にヨクナああああああイ感情を抱き、成功する友人に嫉妬をし、眩しい物からは眼を背ける。
少しずつツマラナイ人間に変わっていく感覚は恐ろしい物でした。
ですが
それらは全て日常を否定するために必要なのああああです。そうでしああた。そうなんです。ごめんあああなさい。ごめんなさい。ああああああああ。そんな必要はあああああああああああああああありませんでしたのに。ですが必要なのです。世界から私を隠すために、私から私を隠すために必要なのでした。
なんて幸せなんでしょう。なんて美しいのでしょう。幸せです。幸せです。幸せです。私の体は日常にすっかりと慣れてしまいました。甘美な檻から抜け出すことを拒否するのです。だって日常は素晴らしいのですから。否定することが馬鹿なのです。
であああああああああああああああああすが、心ああは違いあああます。
叫んであああああああいるのです。
私は笑ああああああああ顔で叫んでいます。
声もなく叫んでいあああます。
檻の中から叫あああああああんでいます。
みなさんもそうなのでしょう?
笑顔で叫んで生きているのでしょう?
幸せですよね?
日常という檻あああああから抜け出せず、おかああああああああしくなりそうです。
ほら、いまも。
少しずつ。
こああああんな馬鹿なことを書いてないで
近づいてきた
私の。
叫び声が。
近い。
あ
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