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看護学生さんへむけて

春休みの心得

看護学生さんの中にも、意識高い系の人がいますねぇ。意識高いと言っても別にね、身なりが小洒落てるとか、ブランド品持ち歩いてるとかじゃないけど。

看護学生さんは比較的、地味な人が多いと思いますよ。いくらお洒落しても現場に出ちゃえば同じユニフォーム(スクラブ)着ますしね。

意識高い系というのは、お勉強についてです。

SNSを駆使していろんな所から情報を集めてきて、自分の学力アップにはどの手段をチョイスしたら良いか・・・・なんてよく相談を受けたものです。その時に感じていた事を、今回は書きます。

春休みのこの時期は学校は休みになるし、学生さんは暇っちゃあ暇なんです。でもこの時期こそ、勉強する土台を作らなくては!いいですか?勉強じゃないです。勉強する土台です!

国試対策で最初に必要なスキルは、「時間の作り方」と「段取り」です。実習が始まったら、記録に追われて時間は作れないし、段取りなんて冷静に考えている暇はなくなっちゃうんだから。

えーそーなん?過去問やりゃあ合格できるんでしょ?と思ってたあなた!そうあなたです!今日からこれを読んで実践しましょう!これをやるだけで迷子にならずに済むのです。

では、個々に解説しますよー。

時間のつくり方

当たり前ですけど、皆持っている時間は24時間なわけで。そこから引くべき時間を引いて、余った時間を勉強に充てますね。ここで落とし穴が。皆さんなぜかここでタイトスケジュールを立てちゃう。

そんなにギッチギチに計画立てて、出来るの?自分の性格はよく分かってるでしょ?と。私だって無理よぉ(大雑把な性格だし)。

だからスケジュール立てる時は、自分の生活スタイルと性格を十分考慮して。順調にいっても、実際の1.5倍。自分の性格を考えたら2倍・3倍分を加味して立てましょう。

お子さんをお持ちの学生さん・介護者がいらっしゃる学生さんは、もっと時間かかりますからね!夏休みは時間があるから、この時にやろう!はナシですよ。だいたいやらないので!そんな学生さん、たくさん見てきました。

スケジュールは実際かかる時間の1.5倍~3倍を目安に

段取りとは

学生さんが苦手とする教科は「人体の構造と機能」「社会保障・法律」でしょうか。大得意という人は見たことないですねぇ。ま、この学問は苦行ですから。ひたすら暗記ですもんね。

さて、この2教科は苦手と最初から分かっているなら、少しずつ「分かる」「できた」を積み重ねていくことが必要です。

これって「セルフ・エフィカシー」ですよね?ほらっ皆さん!コレ国試の内容ですからね!成功体験を積み重ねる事で、自己効力感を高めるっていう・・・。

モチベーション上げないとこの2つの学問は攻略できません。

じゃ、1か月・1週間・1日単位でどのくらい勉強するの?どの教材を使って勉強するの?過去問題集だけでできるの?他に参考書を買うの?など検討事項がたくさんあるのです。

特に気をつけたいのが、看護学生さんは女性が多いので、どうしても「皆と同じモノ」を買ってしまう事が多いのです。同じ本を買っても、同じ理解度が得られるわけではないので。

今、書籍はネットで買うことが多いですけど、問題集や参考書やはり中身や解説を読んで決めないとね。医学書を販売している大きい書店が身近にあるなら、手間だけど一度行って中身を確認しましょう。

読みやすさとか、文字のフォントとか、絵がたくさん描いてあるとかね。自分が勉強しやすそうな本を買うのです。他人と同じモノがあなたに合うわけではありません。

で、あとは段取りですけど。出題基準を手元に置いて。やみくもに勉強するのではなく、出題基準に沿って勉強していくのです。

ここで、「出題基準」って何さ?という人が必ず出てきますので、ちょっと説明を。看護師国家試験は厚生労働省(以下厚労省)から出ている「出題基準」から出題されます。

つまり、ここから出ますよ!勉強してね!とわざわざ厚労省が言ってくれているのです。なのに、出題基準を知らないなんて、もったいないです!

どこに載っているの?という人のために。参考書や問題集に一緒に載せてあるものもあります。分からなければ、厚生労働省 看護師国家試験 出題基準 で検索すると見つけられます。

ね?この手間をかけないと。出題基準は表になっているので、そこに掲載されている内容と、あとは自分が持っている時間をあわせて、1日・1週間・1か月の配分を決めていきます。これが段取りです。

先に「出題基準」を手に入れて、手持ちの時間とあわせて配分を考える



いかがでしたか?今回は春休みの心得を書いてみました。まともにやったら結構時間がかかるんですよ、コレ。だから時間のある「この時期に」終わらせておいた方が得策ですよ。

では今回はこの辺で。


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