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臨床で働く診療放射線技師が研究をする意味について私が思うこと

今回は診療放射線技師が研究をする意味について、私が考えている事をお話します。タイトルに「臨床で働く」と付けたのは、教員職や研究職の方(目指す人も含む)は基本的に研究する必要性があると思いますので、今回は臨床で働く技師をメインの話としました。

まず、意味のあるなしは「何をもって意味があるとするか」によって変わります。例えば、臨床で働く診療放射線技師が研究をすることがお金になるか、だけを考えるとほとんど意味がない(労力に対してかなりコスパが悪い)と思います。

それでも、私自身は診療放射線技師が研究する意味はある、と考えています。技師の仕事の多くは科学的根拠や論理的思考に基づいて行う必要があり、論理的に考える力を効率よく身につける方法の一つが、研究を行うことだと考えているからです。また、それらは問題解決能力にも結びつきますので、トラブル対応や業務改善もスムーズに行えるようになると思います。

ただ、やみくもに研究(っぽいこと)をしていても、なかなか身につく訳ではないので、最初は適切な指導者や教育者がいた方が良いですが、周りにいない場合は厳しいとも思います汗。指導者を得る方法の一つに大学院進学がありますが、それについてはまた別の機会にお話します。

また、私の基本的な考え方の一つに「知識や技術があった方が同じ仕事は楽にできる」があります。私は(長期的に考えて)なるべく楽して働きたいので、知識や技術を高める方法の一つとして研究をしている側面もあります。その他、冒頭で述べたように将来的に教員職や研究職を目指したい方は研究実績が必須となりますので、臨床で働いていても研究する必要があると思います。

私の思う臨床で働く診療放射線技師が研究する意味についてお話させていただきました。技師全員が研究すべきだ、みたいな事はさすがに言いませんが「お金にならないなら、やる意味はない」も違うと思っています。今回の話が少しでも参考になれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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