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2024年初夏、松江城周辺【一人旅の参考にどうぞ】【聖地巡礼】(前半)

こんにちは。
5月の島根旅行3日目、出雲の次は松江です。

本当は加賀の潜戸へ向かいたかったのですが、生憎目当ての遊覧船は全便休航とのことでした。
昨日の悪天候の余波が残っているのか、高潮の警報が出ていたそうです。

明日にリベンジ!

松江周辺は主にマエリベリー・ハーンの元ネタである小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の聖地巡礼という体で巡ります。
まぁ松江城周辺のメジャーな場所を観光しているだけなのであまり聖地巡礼感無いかもです。

八重垣神社(10:00~10:30)

はじめに巡るのは恋愛成就のご利益として有名な八重垣神社です。
御祭神は、素盞嗚尊、稲田姫命、大己貴命(大国主命)、青幡佐久佐日古命(佐草宮司先祖神)、の四柱です。

隋神門像の傍らにいらした狛犬
獣というより小鬼とか天邪鬼に見える。
門をくぐってすぐにまた狛犬。
だいぶ苔むしている。
まず初めに拝殿でお参り

お参りの後は宝物収蔵庫へ。
コチラにはスサノオとクシナダヒメの壁画が展示されています。
平安時代の宮廷画家筆と伝えられており、壁画の神々も平安時代の貴族のような装いでした。
一応クシナダのご両親もいらっしゃるのですが壁画が経年劣化で禿げておりほぼ見えず、アシナヅチに至っては冠のみなんとか認識できる程度でした。

続いては鏡池を目指します
木!
木!!

はい、失礼致しました。
続いては鏡池にある天鏡神社をお参りしました。

池の奥にはお社が

コチラの御祭神はクシナダ。
ヤマタノオロチ伝説に因んでいます。

こちらの女神さまは稲田姫(イナダヒメ)という別名もあります。
聖地巡礼というほどでもないかもですが、秋穣子のテーマ曲名が彼女の名前が使われてますね。

苔むした木と砂紋
スサノオがヤマタノオロチを退治して詠んだ和歌が石碑に彫られています
“八雲立つ 出雲八重垣妻籠に 八重垣つくる その八重垣を”

こちらの詩は東方香霖堂で紹介されてますね。
スサノオがヤマタノオロチを退治したあかつきに奥さん(クシナダ)をゲットして浮かれていると説明されていたような。

なんか、こういうの良いですよね。神話って恭しく扱わないといけない空気があると思うのですが、その殻を破ってくれてるんです。
(別の作品ですが鬼灯の冷徹でもスサノオが脱糞した話をいじっていて、吹いた記憶があります)

おひるご飯(11:00~12:00)

バスで移動し、松江城近くで下車。

オシャレな建物『珈琲館』
バゲットのサンドイッチ。
サラダにのってるもやしのようなものはカレー風味で美味しかったです。

こういうのでいいんだよ。
こういうので。

松江城(12:10~13:45)

徒歩で松江城到着。

お城の石垣は見てて楽しい

興雲閣

明治時代の建物で、島根県指定有形文化財です。
オシャレな感想でなく申し訳ないが、
洋館の階段見るとバイオハザードが頭に浮かぶ。
デッキも歩けます

松江神社

松江開府の祖である堀尾吉晴や徳川家康などの実在の人物を祀る神社です。

写真では伝わりづらいですが狛犬がむちむボディでかわいい
分身をこっそり
千社札がいいかんじ

松江城

松江城天守は2015年に国宝に指定されました。

松江城は全国に12城しか残っていない現存天守の1つです。
現存天守は江戸時代またはそれ以前に建てられ、壊れることなく現代に姿を残す特別な存在なのです。
その中でも、慶長16年完成の松江城天守は、彦根城、姫路城と並び、
近世城郭最盛期を代表する天守として国宝に指定されています。

松江城公式HPより
やや遠めから
ワニ顔なしゃちほこ

しゃち(白黒のあのこではなく)って不思議な生き物ですよね。
城のてっぺんに居るオブジェというイメージしかないのですが、
それ以外の情報がよく分からない。
獅子や麒麟のように中国から輸入された瑞獣なのか、それとも別のルーツがあるのか。

鬼瓦
こういうところから銃を撃ったりしたのだろうか
涼しい風が入って来て気持ちよかったです。
見晴らしも良い
宍道湖がちらり

松江護国神社

戦争で亡くなられた方々をお祀りしています。

観光的な雰囲気はなくひっそりでした印象でした。
粛々とお参りをしました。

城山稲荷神社

稲荷ですのでご祭神はウカノミタマノカミ、ともう一柱、ホンダワケノミコト。

鳥居横の看板に小泉八雲
狛犬と狛狐
どこをあるいてもお狐様がいらっしゃいます
小泉八雲は毎日のようにこちらの神社に通っていたらしいです
社の彫刻
細やかで美しい

稲荷は沢山狐を祀るところも少なくありません。
有名どころだと、過去にアップした記事だと伏見稲荷大社、それ以外ですと愛知にある豊川稲荷(俗称でありしかもお寺だけど)とか。なんででしょうね。

リス
鯉?
数あるお狐の中でもこちらのお狐様が八雲のお気に入りだったそうです
よくよく見ると間にちびぎつねさん

小泉八雲は自分の著者に神社の伝説を紹介したり、
神社の火除けのお札をイギリスのオックスフォード大学のピット・リヴァース博物館へ贈ったりしたそうです。

途中で出会った猫ちゃん

稲荷を後にしようとしたところ鶏と思しき鳴き声が聞こえてきました。
小屋がどこにあるのかは分かりませんでしたが飼育しているのでしょうか…?

前半の記事は以上です。
後半は松江城を出てすぐの小泉八雲記念館へ向かいます。

出雲大社周辺(前半)

出雲大社周辺(後半)

松江城周辺(前半) ※今ココ

松江城周辺(後半)

加賀の潜戸


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