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ロンドンでトトロを観る

水曜日にロンドンで仕事があったため、翌日(12月7日)、バービカンでトトロを拝見。この写真は入口付近、会場内の関連グッズ売り場は人がいっぱい、観客も満員で、日本のアニメが海外で人気であることは周知ではあるけれども、現場に立ち会うと感動がこみ上げます。私の席左前あたりのおこさんが、休憩中にトトロ~と叫んでいるのがとてもかわいかった!トトロは、映画で蛍の墓と二本立ての際に渋谷の映画館で家族3人で観たよい思い出がありますが、舞台は初めて!パンフレットにもあるように、歌舞伎風の黒子の演出が秀逸で、カーテンコールの際には拍手が黒子さんにも惜しみなく注がれていました。おはよう、おやすみなさい、のような簡単な日本語以外は英語上演であたっため、役者さんは中国の方が多かったけれど、日本風のしぐさであまり不自然さはなく(ただし、衣装は、若干ゆったりとして、オリエンタリズムのなごりが…)、お父さんはいかにも、日本のおとうさんの外見で、久々に、ザ・日本男性という姿を拝見したかんじ。イギリスも好きだが、イギリスでジブリをみると、日本で暮らしていると当たり前のことが、海外で観ると新鮮という、イギリスの観客に近い視点でみることができるため、自然の尊重、アニミズム的世界観の良さを再認識できました。しかも、近い日にちに日本から、オンラインでアニミズムと神道の世界観についてご講演を拝聴したばかり。さらには、前日の研究会も日本の神道のお話。いろいろつながって感銘もひとしお。

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