見出し画像

個人的な英語学習環境

⑴ 語彙暗記

  ▶ 語彙暗記には「anki」を使用。これは、暗記において重要な、簡単な項目の復習間隔は長くし、暗記しづらい項目の復習間隔は短くするという工程を代行してくれる定番アプリです。使用するには、まず自分でカードを作成する必要があります。
   ○ ふつうエクセルなどの表ソフトでカードを作成。
   ○ A列に語彙、B列に語義を入力
   ○ 「テキスト(タブ区切り)」で保存。

=====

* 「英辞郎」などの無料インターネット辞典などで検索して語義を入力。私は有料の「KOD」というサービスに加入して語義を入力しました。
* 品詞ごとに改行させると学習が楽になるかもしれません。<br>で改行させることができます。私はひとまず品詞区切りに「;」を挿入し、後で<br>を置換しました。

=====

   ○ そのテキストをエンコード「UTF-8」で保存。
   ○ これをパソコンのankiソフトでインポート
   ○ ankiデータパッケージ(.apkj)でエクスポート。
   ○ それをスマホなどのankiにインポート。
    * ankiの同期機能でもできる。

  ▶ 語彙リストとしては、以下のものがあります。いずれもインターネット上で語彙自体は入手できますが、定義はありません。自分で入力する必要があります。

 ・「究極の英単語 SVL」
 ・「アルク SIL」
 ・「NGSL」

  ▶ これは個人の好みによりますが、テンプレートに手を加えることで、文字の色などを変更することができます。青色は暗記や学習に適しているらしいです。
  ▶ 「#00bfff」の部分を変更することで、好みの色にできます。HTMLカラーコードで検索しましょう。

=====表面のテンプレート=====

<div class="front">
<span style="font-size: 40px; color: #00bfff;">{{表}}</span>
</div>

=====裏面のテンプレート=====

{{FrontSide}}

<hr id=answer>

<div class="back">
<span style="font-size: 20px; color: #00bfff;"">{{裏}}</span>
</div>

===================

  ▶ 習得ステップや表示順序などの設定は個人の学習スタイルによるので、まずは学習をはじめ、少しずつ変更していくとよいでしょう。
  ▶ 機械音声ですが、語彙をテキスト読み上げさせることができます。高度な設定の「テキスト読み上げ」を有効にすれば、発音で困ることはないと思います。

⑵ 文法理解

  ▶ 文法は大事ですが、あまり興味のそそられない分野ですので、ここは簡単に済ませたほうがいいです。
  ▶ 以下の書籍を参照。
・『大岩のいちばんはじめの英文法』
・『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』

⑶ 読解演習

  ▶ まずは「SVL」や「NGSL」などのリストをある程度進め、文法理解を深めてから開始。毎日一分程度でもいいので、継続させることが重要です。
  ▶ 文意を理解しようとする意気込みはもちろん必要ですが、理解できなかったからといって落胆することはありません。記事のなかで完璧に理解できた段落が一つでもあれば御の字でしょう。
  ▶ 記事の最初(冒頭/問題提起)と最後(結論部)だけみるのも手です。

 ⒜ 教材
  ▶ 以下のサイトは分量が短めです。

・「News in Level」
・「Breaking News English」
・「The Japan Times」

  ▶ 慣れてきたら、以下のサイトから、比較的簡単そうな記事や、自分の興味のある分野の記事を探して閲覧する。

・「CNN」
・「Newsweek」

  ▶ 英語の「Wikipedia」の記事を閲覧してみるのもいいと思います。英語で情報を収集する姿勢は大事です。

 ⒝ 辞書
読解自体が面倒なのに、わからない単語や表現などの検索に時間を使っていたら、英文読解を習慣化することは困難でしょう。ここをいかに簡略化できるかが肝です。

  ▶ 英英辞典としては、以下のアプリを使用しています。直前にコピーした語の定義をアプリ起動時に自動的に検索して表示してくれるので、愛用しています。

・「WordWeb」
・「Chambers Dictionary」

  ▶ 英和辞典としては「EBPocket」に英辞郎のデータを読み込ませて利用しています。
  ▶ こちらも直前にコピーした語の定義をアプリ起動時に自動的に検索してくれますが、語尾に変化があるとうまく検索してくれないのが難点。

===================

* 英辞郎のテキストデータを専用のページで購入。
* 「EBStudio2」をインストール。
* 適当な場所に新しいファイルを作成。「英辞郎」などと名前を付ける。
* 購入した英辞郎のテキストデータを「EBStudio2」にドラッグ。
* 書籍名称と書籍ディレクトリを記入。「英辞郎」などと記入。書籍の種類は英和。
* ファイル種別は辞郎形式。
* 基準パスと出力パスを入力。新しく作成したファイルに指定。
* EPWINGの「変換」をクリック。
* 作成した辞書ファイルを、《内部共有ストレージ\Android\data\info.ebstudio.ebpocket\files\EPWING≫に移動させる。

===================
 ⒞ その他
  ▶ 複数の辞書間を移動するとき、わざわざタスクボタンを押してブラウザーに移動したり辞書を起動したりするのは、はなはだ面倒です。アンドロイドでは「Tasker」を使ってその過程を円滑にできます。
  ▶ 「Tasker」というのは、「AをしたときBをする」というのを自動的に実施してくれるアプリです。たとえば、音量ボタン上長押し→辞書起動、カメラボタン長押し→ブラウザ起動などの使い方ができます。
   * 音量ボタン長押しを使用する際は、Taskerに権限を付与する必要があります。Android Studioを使用。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?