メタバース「P」報道部⑤
お久しぶりです。メタバース「P」管理局員のクレムです。
先日はこちらのエラーで大変ご迷惑をおかけしました。
システムの修繕と、さらなるセキュリティの強化を行いましたので、今後はより安心してご利用いただけると思います。
そうだ、お詫びといっては何ですが、メニュータブに一つ新しい機能を搭載しておきました。
ミュージックプレーヤーです。お好きな音楽をお好きな時に、タブを開けばヘッドセットを選択できるので、ぜひお試しください。
今はデフォルトのヘッドホンですが、これもいずれ自由にカスタムできるようになりますよ。
では、せっかくなので今日は少し、聴覚の話をしましょうか。
我々の可聴域(人が聞くことのできる音の範囲)はおよそ20Hz~20kHzとされていますが、低周波の音については相当強い音圧でないと聞くことができません。
我々が音を認識しているのは、説明するまでもなく耳ですが、これは聴覚の末梢の部分になります。場所と器官によって3つに区分され、外側から順に「外耳」「中耳」「内耳」と呼ばれます。
音という物理刺激が耳の中に飛び込むと、まずは鼓膜がそれをキャッチします。次に鼓膜の振動は耳小骨に伝わり、その奥にある蝸牛(かぎゅう)に伝えられます。
蝸牛は文字通りカタツムリのように渦巻き状になっており、その中はリンパ液で満たされています。この中にある有毛細胞が音の振動を感知して電気信号に変換され、脳に送られます。
そして、高い音は蝸牛の入り口に近い部分、低い音は奥の部分で感じ取られるという特徴があります。
蝸牛と隣接する形で3つの半規管(三半規管)が存在し、こちらも中はリンパ液で満たされています。その中にある小さな耳石が頭がどちらに傾いているかなどを検知し、我々が平衡感覚を保つのに役立っているんですよ。
これは余談ですが、ぐるぐるバットで目が回る、というのは、体の回転が止まっても三半規管内のリンパ液の流れがすぐには止まらないことが一因として考えられるみたいですね。
複雑に思えるかもしれませんが、要は音が鼓膜と骨を通じて蝸牛に伝えられ、物理刺激が電気信号に変わって脳に送られる。というしくみになっています。
難しい話はこれくらいにしておきましょうか。せっかくこうしてお会いできているので、どうしても色々お話ししたくなってしまうんですよね。どうかお付き合いください。
そうそう、もう一つ大事なことをお伝えしておきましょう。
本ログインの受け入れ態勢が随分と整ったので、ご予約なしでも飛び入りでお越しいただけるようになりました。ちょっと覗きに来るだけでも、ぜひ。
では、また。
参考:箱田 裕司(編)『知覚・認知心理学』,遠見書房,2020年.
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?