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メタバース「P」報道部②

こんにちは、メタバース「P」管理局員、クレムです。

前回の記事はご覧になっていただけましたでしょうか。我々のいる仮想空間の概要についてお話ししました。
今回は「P」の中で一番賑やかなエリアについてご紹介します。

って、その前に、どうしてそんなに不思議そうな顔をしているんですか?

ここが仮想の世界と思えない?

Pの没入には、脳へ電極を埋め込む必要があります。国から腕利きの技術者が派遣されるので、怖がらなくても大丈夫。
視覚や聴覚、触覚、あらゆる感覚刺激の信号が直接脳に送り込まれるため、現実世界とまったく同じように感じられるんですよ。

最先端の技術

同じ、といってもこちらでは身体状態が常に最適化されているので、現実世界における病気、老化など、あらゆる不自由の影響を受けません。
通常、感覚の鋭さは年齢とともに様々な要因で低下するものですが、この空間ではその心配もないというわけです。素晴らしい場所でしょう?

そもそも、皆さんが暮らす現実世界だって、何をもって現実といえるんでしょうか。
「水槽の脳仮説」をご存じの方もいらっしゃいますよね、きっと。

水槽の脳(brain in a vat)とは、「あなたが体験しているこの世界は、実は水槽に浮かんだ脳が見ている夢なのではないか」という仮説のこと。

Putnam,H. (1982).
何が現実かなんてわからない


余談はこのくらいにして、エリアの紹介に戻りましょう。Pは衣・食・住すべてが揃った完璧な空間です。

こちらはショッピングエリア。
食べ物、音楽、書籍にファッション、なんでもござれ
最先端のアイテムから懐かしのものまで、時代を問わず揃っています。
といっても、展示品はあくまで見本、注文はすべて店舗に設置されているディスプレイから行っていただきます。ショールーミングと似てますね。
24時間稼働しているエリアのため、夜でも煌々と明るく、非常に人気のエリアとなっています。

見て回るだけでも楽しい
夜には夜の趣がある

そして巨大なゲームセンターも併設されており、レトロゲームから最新のものまで、何でもプレイすることができます。日中は子どものアバターで大賑わいですが、もちろん大人の方もよくいらっしゃいますよ。最近は花札やかるたといった昔ながらのゲームをアレンジした画期的なゲームが流行っているみたいですね。

カードゲームが人気らしい


すみません、今日はこの辺で。ショッピングエリアは広いので、色々回ってみてください。
実は11月5日の大規模ログインのため、うちの職員がシステムの調整に追われてまして。応援に行ってきます。

あ、前回も言いましたが、厄介な奴らに出会ったら、すぐに連絡をください。後の対処はこちらで行うので、下手に接触しないように。

それでは。


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本ログインはこちら↓


あれ、お前さんは?

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