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【転職】パート×副業生活を2ヶ月続けてみて

3月末に中学校教員を退職し、4月からは児童指導員(パート)&非常勤講師&Webライター(副業)の複業ワーカー生活を始めました。

仕事内容も環境も一気に変わったので、適応するのに一苦労。
2ヶ月間、多忙な日々を過ごしていました。

今の生活を送ってみての感想を、ここにしたためたいと思います。

◾︎2ヶ月を送ってみて

◽︎児童指導員(パート)

こちらはハードですが、職員全員の専門性がとても高く、満足度も高めです。

今働いている児童発達支援施設は、ダウン症児に特化していて対象年齢も幅広いのが特徴です。

教員を辞めようかなと思い始めた頃からかれこれ4年くらい気になっていた事業所でもあり、方針や研修制度もとてもしっかりしています。

私が主に担当しているのは、就学前のお子様。

今まで中学生しか相手をしていなかったので、接し方が分からず絶賛オロオロです!

就学前のグループレッスンだと、指示の出し方や声掛けのしかたもとても丁寧になります。

それが、授業作りにめちゃくちゃ役に立つんです!!

グループレッスンでスタッフ達が気を付けていることは、以下の通り。

  • 指示を出すときはひと単語ずつ。
    「イスを持って歩きます」という指示があったら「立つ」「持つ」「歩く」といった感じ。

  • 活動をするときは、必ずスタッフが見本を見せる。(指示を視覚的に出してます。)

  • どんな活動でも、最初に必ずお手本を見せる。

  • 学習の際は、アウトプットの時間以上にインプットの時間を多めにとる。

どれも、ずっと教員畑にいた身からしたら目からウロコ。

指示を出すときは文章だし、内容も動作が複数あるのは当たり前。
今、私が非常勤で行っている特別支援学級でさえも、先生たちが忙しすぎて視覚的な指示やお手本を見せる場面はほとんどありません。

だけど、私が教えている音楽の授業でも、歌う場面で立たせるときに「立つ!」とゆっくり言うだけでも、指示の通りは全然違いました。

また、鑑賞の授業でも「明るい曲はテンポが速いね。暗い曲はテンポが遅いね。」と、ひたすら楽曲の特徴をインプットするだけの授業を1時間やるとあら不思議!
言語化が苦手な子でもスラスラ感想が書けるようになったのです。

また、パート先では、赤ちゃんの発達についても勉強します。

Instagram等で有名なモロー反射やバビンスキー反射。
あれらは赤ちゃんだけにある「原始反射」というのですが、一定数大人になっても残っている人がいるそうで。

なんと、原始反射が残っていると、感覚過敏や衝動性に影響を与えるらしいです!(これ以上は多分企業秘密…。)

つまり、ふだん教室で「問題児」として扱われている子も、赤ちゃんの頃から発達段階をたどっていくと原因が見えてくるのです。

そのため、クラスで目立ってる子がいても「アイツはダメだ〜」と1ミリも思わなくなりました!

◽︎非常勤講師(支援級の音楽)

こちらは授業以外を担当しないこと以外は前職と大きく変わらないので、比較的適応して働けてるかなと思います。

今、私が受け持っているのは特別支援学級。音楽の授業だけを教えます。

聞くところによると、全体的に音楽の授業への苦手意識が強く、過去2年間は崩壊状態だったそう。(ひえ〜!)

しかし、蓋を開けてみると授業を乱す子達はみんな自分に注目してほしいだけのようで、個別で話しかけるとみんないい子たちです。

しかも、発声練習の間に指示もなく着席する生徒が続出していますが、みんなわざとではなくて体幹が育ってないからというはっきりとした原因がありました。

問題は、先生方の生徒を見る目。
これは、教員全員が特別支援や発達について勉強しているわけではないからしかたがない部分なのですが…。

職員室にて、「ここの子たちはみんな体幹が育ってないから立ち続けられないんですね」と言っても

「あー、体がふにゃふにゃしてるってことですか?」

雑談の流れで「あの子たちは最初に授業の見通しをもたせてあげると比較的落ち着きますね」と気付きを述べても

「へえ。そこまで丁寧にするんですね。」

って、おい!!教員!!しっかりしろ!!

私が児童指導員の仕事でちょっと発達に詳しくなったからか、福祉の現場と教育の現場の専門性に温度差を感じてしまうのです。

児童発達支援施設で言われているような指導の手立てや発達の知識、なんとか学校の現場と共有できないだろうか…?

今、そんなことを悶々と考えています。

◽︎Webライター

ついに、念願の「いつでも・どこでも働ける」職業を手に入れました!

ありがたいことに、3月末からクラウドソーシングで人生初の“就活”を行い、業務委託の案件を3件頂くことができました。

しかし、不慣れゆえに時間の使い方がグダグダ…。

ひと記事書くのに1週間かかってしまい、寝る間も惜しんで必死で書き続ける日々。

スピードが遅いので、文字単価だの案件増やすだの以前の問題に苦戦しております!

しかし、これはWebライターが誰もが通る道。(SNS調べ)
必死に経験を重ねて、効率よく働けるようになりたいと思います。

◾︎これからのキャリアについて

今のキャリアも、念入りに準備して手に入れたもの。
しかし、人はないものねだりをするもので、今のキャリアもこのままでいいのかなと迷っているところはあります。

児童指導員や非常勤講師として、子どもと全力で向き合ってる自分も気に入っているし、ひたすら文章を書く日々も気に入っています。

しかし、自分の好きなことより「今の時点で稼げるもの」を優先しすぎて、本当に好きなことができてないんじゃないかなと、漠然と不安になる時があるのです。

じゃあ、今後やってみたいことはなんだろう?
何回か見つめ直し、以下の勉強を新たに始めました。

  • Webデザイン(キレイなものをずっと見てたいから)

  • 広報、PR(実家の印鑑屋や夫のラーメン屋の広報をしたいから)

  • コピーライティング(広報、PRと同様の理由)

  • SNS運用(広報、PRと以下同文)

つまり、私は大切な人たちが心を込めて作っているものの魅力を発信したいようです

当面は今のキャリアをキープしつつ、徐々に広報方面も目指していこうかなと考えています。

あっきー@ママ×先生、第二章の開幕です!!
(自分で言って鳥肌が立った)

今後ともよろしくお願いいたします!

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