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2024年8月22日(木)《GB》

《体調は回復しました。GBはともかくBNやAMはストックの必要性を感じます。ほぼ出たとこ勝負ですが》
【熊大第3迷宮:ありがとうパルコ部隊】
「おお、すごい」
「やっと打てるようになったよ」
 目の前の亜獣が魔法によって消滅していくのを見て岸本 祥子が言葉を漏らし、それに中山 隼人が笑顔を浮かべながら返事を返した。ここは熊大第3迷宮。ありがとうパルコ部隊は本日も地下8階のボスである気合十分と戦うために迷宮に侵入している。そしていつものように地下4階までのエレベータを降り、次のエレベータに向かう間に亜獣と遭遇する。するとここで昨日出来るようになったホカホカのTNT爆発を中山が唱えたのである。初めて見るTNT爆発の効果に部隊一同が驚愕の表情を浮かべている。
「この威力やべえな」
「戦士いらないんじゃ」
 あまりの魔法の威力に内田 茂も感想を口にし、それを聞いた後で神谷 里見も少し笑いながら言葉を発した。確かに今目の前で起来た現象は、複数部隊の亜獣がTNT爆発1発で全て消滅している。これだけ見れば万能呪文のように思えるが、それはもちろんここが地下4階であることが影響している。現在探索中の地下8階やそれ以上の深層の階には、TNT爆発でも削りきれない亜獣や、魔法をレジストする亜獣もたくさん存在するのだ。そうなってくると亜獣を倒せるのはやはり戦士だけということになるのである。
「降りますねー」
 全員がエレベータに乗ったのを確認して内田がエレベータを動かす。そして目的の地下8階に到着した。すると内田はそそくさとエレベータを降り、近くに存在する気合十分の部屋へと繋がる扉の解除をした。そしてこの扉を加藤 高志が蹴破り、気合十分の部屋へと侵入する。そして加藤がいつもの壁画を操作して気合十分を出現させた。
「茶番は終わりだ。残るはお前らのみ」
 いつものセリフを吐いて出現した気合十分に対して、こちらも気合を入れて相手をする。気合十分戦もかなりの数をこなしているので、そろそろクリアしても良い感じはして来ている。今回も軽いダメージをいくつか喰らったが、危険な状況になることもなく戦闘を終了した。この後、内田が物質を回収し、吉井 美咲が軽いダメージを回復する。そして再度加藤が壁画を操作しにいく。
「私は異母姉様をおつれする」
 出現した気合十分はこう叫んだ後で消滅していく。これで気合十分はクリアということになり、次回から地下9階の探索に移ることとなったのであった。

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