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1999年7月21日(水)

【熊大第2迷宮:>>1さん部隊】
「じゃあボス戦を行うってことで良いかな」
「意義なし!」
 隊員全員に向けて発した森下 翼の言葉に、宮崎 桃がいち早く返事を返した。ここは熊大第2迷宮。>>1さん部隊は本日もとりあえずトレーニングルームにやってきた。そして、トレーニングを開始する前に、ここでのトレーニングをいつ頃まで続けるのかを話し合う。その結果、そろそろ地下3階に降りても良いのではないかとの話となり、本日はトレーニングは行わずに、地下2階のボスと戦うことを選択したのである。とりあえずトレーニングルームを出てボスがいる部屋に向かい、そしてそこの扉に設置されている罠を森下が簡単に解除した。
「では作戦通りに」
 こう森下が口にした後で、大島 清吾が扉を蹴破り、部屋の中へと侵入した。
「我は異質なるもの・・・」
 ボスが出現し、言葉を発する。その瞬間桃と細川 舞美以外の4人は体が動かなくなった。
「良し、悪くない。細川さんヘルメットの右斜め後ろにお願い」
「TNT爆発」
 体が動かない状態で亜獣探知を実施した森下が指示を出し、それに反応して細川はTNT爆発を唱える。それにより見えない敵の排除に成功したらしく、全員の体の硬直が解放された。
「後は倒すだけね」
 細川に対して笑顔でサムズアップを行った飯島 桜が我先に異質なるものへと向かって行き、それに大島と桃も続く。この後は戦士3人の猛攻と、細川の呪文によって異質なる者は力つき、消滅していった。
「お疲れー。物質回収します」
 こう言葉を発しながら森下が物質回収に向かい、戦士3人は喰らったダメージの回復を宮崎 藍に依頼する。この後、物質回収と回復が終わったタイミングで本日は探索を終了することにし、迷宮を後にするのであった。

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