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2024年7月5日(金)《GB》

《夏アニメとりあえず推しの子とロシデレとパリイするの1話を見た。なかなか良い感じ。続けて見ます》
【戦士鍛錬場:富田 正継・黒瀬 舞人・大塚 陽菜・原田 祐一・澤口 恭平・財津 彩斗】
「まだ判断は早いかもしれないけど、舞人くんは予知系の人じゃないかもしれない」
 ベンチに座り込んで息を切らしている黒瀬 舞人を見つめながら富田 正継が言葉を述べた。ここは午前中の戦士鍛錬場。本日もたくさんの戦士が鍛錬を行っている。本日は朝から黒髪アッカーマン部隊の戦士3人が冒険者のひとりごと部隊の戦士3人に指導を行っている。アッカーマン部隊の富田、大塚 陽菜、原田 祐一が順番に黒瀬、澤口 恭平、財津 彩人と模擬戦を行っているのだ。模擬戦とはいえ、実力差がありすぎるので冒険者部隊の3人が一方的に攻撃を行い、それを全て交わされながら、攻撃時の悪い部分の指摘を受けている状況である。その中で、神技系避ける人の澤口と起源系避ける人の財津は、実力はまだまだにしても動きの感じから戦法の選択としては間違っていないという評価である。ただ、黒瀬の予知系の動きがあまりにもギクシャクしている点を富田は感じており、それは大塚や、原田も同じ評価をしていたのである。
「やっぱりそうですか。それは俺も思わないこともないんですよ」
 だいぶん息が整ってきた黒瀬は顔を上に上げて、こう発言する。戦士としての戦法としてまず初めに決めたのが避ける人という点であり、次に考えたのがその中でどれが1番自分に適しているかということだ。3つとも試してみたが、神技系と起源系はどうもしっくりこなかったので、消去法で予知系を選んだのである。ただ、これで予知系が合わないということになれば、避ける人というはじめの選択が間違っていたということになる。
「舞人くんは体力あるし、予知系能力も多少はあるから喰らう人が合うかもしれない。澤口くんと財津くんはこのまま避ける人だろうから部隊のバランスは良くなると思うよ」
 今後の黒瀬の方向性について富田が助言をする。
「喰らう人か」
 あまり喰らう人に対して良いイメージを持っていない黒瀬だったが、もし避ける人に適性がないのであれば、受ける人か喰らう人の2択になる。そうであれば喰らう人という選択を真面目に考えてみようかと頭の中で考えをまとめる黒瀬であった。

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