マガジンのカバー画像

私の卵巣(病気まわりのエッセイ)

8
2023年4月の卵巣がん発症をきっかけに、自身の身のまわりで起こった出来事や気持ちをエッセイ形式で書いていきたいと思います。
運営しているクリエイター

2023年9月の記事一覧

#8 アナフィラキシーショック

#8 アナフィラキシーショック

卵巣腫瘍はステージ2Bで、両方の卵巣と子宮、リンパ節、大網を摘出した。
腫瘍は大腸に癒着していたが、大腸を切らずに剥がせたとのことだった。
目に見えていた腫瘍は取り切れたとのこと。

体中に管が繋がれて身うごきが取れない。
しかしその管も一本ずつ抜けて、身軽になっていく。

お腹の傷の痛みはやはり相当なものだ。
腹を掻っ捌いているのだから当たり前だ。
傷の痛みを庇って、前屈みになりよちよちと歩幅を

もっとみる