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ある雪の日のこと

寒波の影響で、各地で雪が降り積もった今日。

目が覚めると、窓の外には真っ白な世界。
私はそれを見て心が躍り始めたのか、気がつくと厚手のジャケットを羽織って家を飛び出していた。


家のすぐ裏手に広がる小高い山を少しだけ登っていくと、そこはまだ雪が積もってから誰も来ていなかったのか、真っ新な状態の綺麗な雪が一面に広がっていた。

間近で眺めていると太陽の光に照らされた結晶がキラキラと輝いていて、とても綺麗だった。




久しぶりの光景に私はさらにワクワクで胸がいっぱいになって、気持ちはまるで小学生のように若返っていくような感覚になった。

「そうだ!せっかくだから雪だるまを作ってみよう」と思い立った私は、あたりの雪をかき集めては転がしを繰り返しながら夢中になって大小の雪玉を作った。

近くになっていた木の実や枝、葉っぱを少しだけ拝借して何とか顔らしいものも付け加えることが出来た...はず。笑


そうして完成した雪だるまがこちら!


口が一文字になるのは私的に違和感があったので、いい感じに折れ曲がっている枝をチョイスしてはめ込んだり

猫じゃらしをお尻側に差し込むことで、しっぽを再現したりと、何年かぶりに作ったにしてはなかなか味のある出来になったのではないかなと。(自画自賛する精神って大切だと思うので)


完成したことで満足していたのだけれど、せっかくだしお隣さんや近所の子どもたち(今日は雪で休校?らしくみんな家にいたので)に見せようと持ち帰ることに。

リアクションは思っていた以上にあっさりしていて、それ以上に子どもたちと一緒に盛り上がった雪合戦の最中に最終的に壊され、わずか1時間ほどでその寿命を終えてしまったというオチね。(まあ、それはそれで子どもたちも楽しそうにしていたから良しとする!)


だけど、自然の中にあるものだけでも十分すぎるくらい楽しみながら遊ぶことが出来て、それを自分だけではなく子どもたちとも共有できるなんて...本当に幸せ。

普通に街中で一人暮らししてたら、こんなこと日常的には体験出来なかっただろうな。。

そう思うと、今の環境で生きられていることやそこでの出会い・繋がりに対して、ただただ感謝しかないなと改めて思う。


こんな素敵な経験をさせてくれて
本当に、本当に、ありがとう。


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