スズメバチの威嚇音が…⁉️
虫の写真等苦手な人はスルーしてくださいね。
いつものように朝の水遣りをしていた時のこと。
やや広めで細長い庭いっぱいにいろいろと育てているので、庭を散策しながらホースでジャーって感じです。
我が家のつるバラの鉢にはアシナガバチの巣があります。
春にローズマリーの中に見つけた時は、出来たての小さい巣だったので、蜂さん不在の時に落としたのですが…
次につるバラの中に巣を作り直したのに気づいた時には…猛暑の中、睡蓮鉢の水を飲んでは巣にかけ守っている姿に…巣を壊すのが可哀想で今年はそのまま見守ることにしました。
アシナガバチは大きいので怖いイメージがあるかもしれませんね。案外おとなしく、驚かせたり巣に攻撃しなければ特に攻撃してくることもないようです。玄関先や人通りの多い場所では小さな巣でしたら夜や蜂が不在の時に巣を簡単に落とせます。
水遣りの際、アシナガバチの巣の辺りにも、若干水量を弱めて普通に水遣りしてます。
蜂たちも慣れたもので巣の反対側に軽く退避するくらいで問題なく過ごしてました。
なので突然の蜂の威嚇音に『えっ、秋だから攻撃的になってきたのか?』と巣の方に目線を向けると…
なんと1匹のオオスズメバチに襲撃されていて、たぶん音の大きさからオオスズメバチの威嚇音だったようです。
なすすべもなくサナギを取られてしまったアシナガバチ達。
スズメバチはサナギを丸めるために、なんと私の近くの草に飛んできてクルクルとサナギを団子のようにしはじめ…大きなサナギだったので『もしかしたら女王蜂になるサナギだったのかもしれない…』そう思ったら、なんだかアシナガバチ達が可哀想になってしまいましたが…。
オオスズメバチも肉団子にしたものを巣に運んで幼虫たちのご飯にするんだよなぁと考えると
複雑な気持ちになりますね。
オオスズメバチといえば…
みなさんは『風の中のマリア』を読んだことがありますか?
五感をくすぐる書き出しでマリアの物語は始まります。
オオスズメバチの働き蜂、勇敢な戦士マリアとして一生を追いながら蜂の生態なども詳細に描かれた本。短い命を次に繋ぐために懸命に生きている姿になんとも言えない想いが湧き上がったことを思い出します。
そういえば、本の中で最初にマリアの標的になったのはアシナガバチ(大人)だったっけ。
怖がっているように見えたわけですね。本当に怖かったんだろうなぁ。でも巣を守らなきゃって簡単に逃げられない。まさに働き蜂は戦士でもありますね。
自然や動植物の好きな方には、ぜひ読んでみてほしい本の一冊です。
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