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軽い失望と僅かな希望を胸に

わたしは言葉や雰囲気、その時のシチュエーションごと映像のように記憶してしまいます。
そして過去も未来も今も、まるで同時進行しているかのように脳裏に描いてしまったりします。


軽い失望と僅かな希望を胸に


軽い失望
微かな希望

はざまに揺れながら
陽射しの中
風に吹かれ
アスファルトを踏みしめる
陽射しに煌めく道

今を生きながら
あの日をあるいているようだ

幾つもの積み重なるあの日
私は今もあの日を歩いている

物憂げなのは
悲しみではなく
私そのもの

時に空を飛ぶ鳥のように
時に道端で揺れるタンポポみたいに

揺れながら
これからも生きていくのだろう

軽い失望と微かな希望を胸に


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