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Poesia〜詩〜

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言の葉という表現が好きです 趣味でイタリア語を勉強しているのですがイタリア語で詩を調べたらpoesia とありました。 Poesiaは「心の琴線に触れるような、そして想…
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雨雲は心をうつす…まるで柔らかな絶望の色

この雨空のような 薄いグレーの 靄がかかったような絶望感が 降る雨のように じわじわと沁み込んでいく 胸の奥底に燻っている 僅かな夢の残り火も この雨が 消してしまいそうだよ 心の中の小さな私は 震えながら 膝を抱えてる 『大丈夫だよ』って 言ってあげたいけれど 残り火に『ふっ〜』て 息を吹きかけてみようか あぁ…海が恋しい *** 元気が出ない時に見る空の色は虚に燻んで感じてしまいます。 深呼吸して、今日も頑張りましょ

滲んで広がり…やがて

何が心を重くする みたくないもの 目を背けてきたもの それは私の弱さ? 私の中で 小さく滲んで広がっていく 私の中の その染みは… 今更わたしは何を怯えているのか 失うものなど さほど無い

心の中の"ちいさな君"

君は何を探しているの? 私の中の"小さな君"に問う 君はつぶやく 僕はもう ずっと彷徨い続けていて 探していたものが何かさえも わからなくなっちゃったんだ。 果てしなく続く砂漠のように 目の前に広がる道なき道を 歩いては疲れて 身体丸めて暖をとる 自分で自分の肩を抱きしめても… 身体はさほど温まらないんだよ 荒野を歩き続けた僕の身体は 芯まで冷え切っていて 冷たい夜も 今ではさほど辛くはない きっと… 探すべきものを見失った今 此処で築き

私を支えてくれた言葉たち**言の葉⭐︎想うこと

思春期の頃は 血の繋がった親もなく、乳飲み子を捨てるような親の血を引いたあたしには、とても汚れた血が流れているのではないだろうか… 宿命とか運命という言葉に翻弄されていたのかもしれないあの頃の私。 (当時育った工事現場の飯場には訳ありの職人さんが多かったので)荒くれ者の中で育ち…世間一般的な躾けや常識など無縁に育ってしまった自分に何ができるのだろうと混沌とした想いを抱えてもいた。 バイトで稼いだお金で、海に泊まりに行ったり、学校サボって電車に乗って友達とフィールドアス

軽い失望と僅かな希望を胸に

わたしは言葉や雰囲気、その時のシチュエーションごと映像のように記憶してしまいます。 そして過去も未来も今も、まるで同時進行しているかのように脳裏に描いてしまったりします。 軽い失望と僅かな希望を胸に 軽い失望 微かな希望 はざまに揺れながら 陽射しの中 風に吹かれ アスファルトを踏みしめる 陽射しに煌めく道 今を生きながら あの日をあるいているようだ 幾つもの積み重なるあの日 私は今もあの日を歩いている 物憂げなのは 悲しみではなく 私そのもの 時に空を飛ぶ鳥の

とびら

こんな毎日は嫌だと そう君はいつも嘆きながら そこから離れようとはしない 籠の中の鳥のように 囀りながら… 与えられた世界の中で 雨風にさらされることもなく 生きていく みてごらん 扉に鍵などかかっていないよ 気づかないふりをしてるの? 君は外の世界に怯えてるの? 一歩踏み出すには 勇気が必要なのか… それとも、きっかけ? そこが嫌なら踏み出そうよ 踏み出せないのなら… 今の世界に感謝しようよ 思考を変えるか行動を変えるかだ 君はどうした