（日記）京都の弘法市と数回のエネルギー補充

2023年3月21日。曇りのち時々雨。春分の日。
毎月恒例の東寺の弘法市。

始発の電車に乗って京都へ。
主人の提案＝京都駅のうどん屋さん「つくも」で朝ごはんを食べる。
「めちゃめちゃ混むので、7時の開店と同時が良い」らしい。
カレーうどんは、10時からだったので、肉うどんにした。
揚げ煮干し、天かす、九条ネギ（？）の載った、お出汁が自慢のコシのあるうどんで、今まで食べたファストフード系のうどん屋さんでは、ベストのお味。
エネルギーチャージ、完了。

東寺の桜は、もうすぐ見頃、といったところ。
いつも伺う古い藍染を扱うお店へ。
外国からのお客さんは増えたけれど、「お財布の紐は堅い」そうだ。
主人は、薄茶色のリーバイスの膝にある穴を補修するために、柿渋染の酒袋を買った。なぜか3つ。4500円也。
私は、京友禅の見本反物。
30cm幅の反物に、35cmくらいの長さの着物用の柄見本プリントが、次から次へと延々一反分続いている。
小さくて可愛い柄で、見ているだけでも楽しい。2000円也。

ヴィンテージ、ミリタリー、スニーカーリメイクが好きな主人は、扇風機、防弾チョッキ、スニーカーなど、2人で何とか持ち歩けるまで買った。
レトロな扇風機は、10キロ近くあるだろう。
防弾チョッキもズッシリと重く、これを着ていた兵隊さんはすごい。

大判焼きでエネルギーを補充して、11時には、京都駅を後にした。
「今日は特に欲しいものはないんだ〜」という日に限って、いいものが目に入ってくる。
早起きのせいかもしれないし、無欲だったせいかもしれない。

ちょうど日本対メキシコ戦の野球のハイライトの時間で、多くの人がスマホで観戦していたようだ。9回裏で逆転した時、嬉しそうにしている人を電車の中に何人も見つけた。

家で食事を作るのは面倒だろうから、と言ってもらったので、外食。
主人はトンカツ定食、私はカツ丼を食べて、再びエネルギー充電し、なんとか全てを持ち帰った。

帰宅してから、知り合いが出店している近所の手作り市へ。
雨が降り出すギリギリに間に合った。
前回は、ご主人の装飾品、今回は、奥様の出品が中心であった。
無農薬栽培のジンジャー（生姜）で作られたシロップとバターを買い、ホットジンジャーをその場でいただいて、再々度エネルギー充填。
こちらでも桜がかなり咲いていた。
桜追っかけ隊の私は、すっかり出遅れている。
今年は休憩だな。

主人が、防弾チョッキを着てみせた。
素材を利用するつもりで購入したらしいのだが、
サイズがあまりにもピッタリだった。
「よく似合ってるねぇ。でも、これ着て外歩いたら、ちょっと危ない雰囲気になるね」と言うと、
「自分がなりたいと思っていた職業のうち、2つはやったけど、3つ目は、兵隊さんかNYPD（ニューヨーク市警）だったんだよね」。
3つ目は、結婚して30年以上経って初めて聞いた気がする。

見ているだけでも楽しい染め柄見本