見出し画像

【アニポケ考察】新OP「ハロ」から予想する今後の展開

〇はじめに

25話をもって序章である「リコとロイの旅立ち」が〆られ、26話から新章「テラパゴスのかがやき」がスタートしたアニポケHZ。それに伴ってOPも「ドキメキダイアリー」から「ハロ」へと刷新されました。

以前「ドキメキダイアリー」について「良さを語るだけ」の記事を投稿したことがあります。この記事を書いた段階ではHZのストーリーについてほとんど明らかにされておらず、あくまで曲の印象を綴るのに留まっていました。

しかし、振り返ってみると「ドキメキダイアリー」の歌詞は「リコとロイの旅立ち」の内容に立ち入っているものが多かったように思います。例えば次の歌詞について。

ちゃっちゃかちゃかちゃか深呼吸
優しくあるたびに失速
つまんない筆跡は夢がない
ちょっと嫌いな自分 見つけた

「ドキメキダイアリー」作詞・作曲:Chinozo、ソニー・ミュージックレーベルズ

これは明らかに20話「カブさんのバトル修行」の内容を踏まえたものと考えられます。20話にてリコはエンジンジムトレーナーのワカバとのバトルを途中で棄権してしまいます。それはリコの優しさによるものとカブさんはフォローしますが、リコ視点かなりネガティブな経験だったはずです。

ポケットモンスター(2023)「カブさんのバトル修行」

そして、そこからカブさんのアドバイスを受けてバトルだけではない自分だけのトレーナー道を見つけていく…というのが「リコとロイの旅立ち」の流れです。

前置きが長くなりましたが、つまりHZにおいてOP曲はストーリーの内容に深く関わるのでは?という仮説です。あくまで仮説という名の妄想なので話半分で楽しんでいただければ幸いです。

〇楽曲情報

yama × ぼっちぼろまる「ハロ」
作詞・作曲:ぼっちぼろまる、yama
編曲:ぼっちぼろまる
レーベル:Sony Music Labels

歌詞全文は上記リンクの動画の概要欄から確認できます。

〇歌詞&OP映像解釈

さて、歌詞とOP映像のカットを交えて解釈していきますが…当然楽曲の全てがOPになっているわけではありません。よって、前半はカットと歌詞を交えて、後半は歌詞のみで解釈していくことをご了承くださいm(__)m

なお、歌詞は全て引用表記、解釈については地の文で表記となります。


<OP映像部分>

さぁ 進め 雲つきぬけ

>アバンパート。リコの顔を映さず、ペンダントがテラパゴスへ覚醒するカットから始まっているのはテラパゴス視点のOPであることを示唆しているのでしょうか?「雲つきぬけ」はテラパゴスがブレイブアサギ号の冒険に参加したことを表しているのかも?

言えなかったあの言葉を
思い出しては 潜った
不確かに泳いでいく
雲かき分け 青い空へ

>リコパート。リコの幼少期に「言えなかったこと」を想い出している場面。リコが自分の気持ちを言葉にすることへの苦手意識は幼少期の経験が元になっているのかもしれません。ただ、冒険に出てからのリコにとってはそれはあくまでも過去の話でもあります。現在のリコは冒険者ダイアナも認めるポケモントレーナーです。

いつかさ 振り返んだ
あの真っ赤な夕焼けを
一切合切 焼き付けて

>ロイパート。ロイも幼少期の思い出が振り返られていますが、実がロイの方が過去編が重要なのかもしれません。育ってきた環境により自分の生きる道が定められていたことへの葛藤はロイの旅立ちの時からも察せます。

ポケットモンスター(2023)「いにしえのモンスターボール」

届かない 世界の真理も
あの子の 気持ちも
わからないままでいい
虹色になれ

>RV紹介パート。「届かない世界の真理」と「あの子の気持ち」が対句的に並べられています。前者はRVの目的である「この世界の謎」、後者は「ドットの気持ち」と解釈しています。ドットがRVに加入するきっかけが本章で語られるのかも?

そして「虹色になれ」の部分。ここが「ハロ」の歌詞で一番大事なところだと考えています。アニポケにおける「」といえばホウオウの象徴でしたが、今作においてはテラパゴスの象徴と考察できます。

虹色を何者にでもなれる自由の色と考えると、大事なのは虹色を青赤黄…と分けて「理解」するのではなく、その全てであることが重要というメッセージなのかもしれません。

さぁ 進め 雲つきぬけ
つまずいて ふらついて
ふんばって もっと遠くへ
さぁ 走れ 僕の未来へ

>レックウザパート。雲を突き抜ける存在として登場していたブレイブアサギ号に並走しているレックウザが描かれます。RVのメンバーが背中に乗っているところを観るに近いうちに仲間になるのでしょうか?少なくとも本章のゴールよりは手前にいるように見えます。

また、「さぁ 走れ 僕の未来へ」にアメジオのカットが挿入されています。悔しそうな表情を滲ませていますが敵方のEXPの中でも彼は特殊な位置づけになっていそうです。個人的には「アメジオ、ギベオンの息子説」を推しています。ギベオンへの反抗心の表れとしてRV寝返り展開もありえるかもしれません。

長い長い旅路 その果てに
君を思い出す
いつか 握手かわして
笑おう

>ルシアスパート。本章の目的が六英雄と出会いルシアスの思い出を取り戻すことにあるのでそれを直接的に表現した歌詞でしょう。巷で考察されているように恐らくルシアスはリコの母方の家系にルーツを持つ人物。リコがルシアス本人に出会うのか、それともその痕跡に辿り着くのか…それはこれからのお話。

光りだした 虹の先で
夢見つけた

>ラストパート。「光り出した虹の先」というのは、恐らくテラパゴスに関連する「虹色テラス」のことと考えられます。テラスタルが「願いを実現する」能力だと考えると、その先にあるテーマは実現するための「夢=願い」とは何かになると思われます。

リコはテラパゴスの願いを叶えるために六英雄を捜しにいきますが、その先で見つける自分の夢はなんなのか…ずっと冒険者になることを夢見ていたロイはどうなのか…その辺りが焦点になりそうです。

<非映像化部分>

太陽で照りついた
焼けるようなコンクリート
機能性重視スニーカーで
飛行船みたいに空を飛ぶ

いつかさ ふざけあって
ふたり 歌った 夢の歌
ずっとポケットに入れたまま

>リコロイパート?リコとロイが夢を語り合う回があってもいい気がしますね。OP映像でリコとロイの幼少期のカットが流れていたので昔話をする流れも想定できます。

さぁ 歌え 星の先へ
嬉しくて 悲しくて
何千回 泣いた日々を
さぁ 誇れ 虹の先で
話したいことがあるんだ

>「虹の先」…HZのストーリー的にはルシアスが求めた楽園「ラクア」のことを指すと考えるのが自然でしょうか?SV的には「エリアゼロ」がまず想定されますが、ラクアとエリアゼロが同一視できるかはまだ確証が持てません。

(ハロー ハロー)
時計の音
(ハロー ハロー)
ビデオ止めて
(ハロー ハロー)
歯磨きして
(ハロー ハロー)
眠りについた
(ハロー ハロー)
元気ですか?
(ハロー ハロー)
元気だろうな
(ハロー ハロー)
君の歌と
一緒に行くんだ

>さて、曲タイトルにもなっている「ハロ」。まず最初に思いつくのは電話や通信などでの呼びかけの意。誰と誰を繋ぐものか…リコとロイ、テラパゴスとルシアス、様々な組み合わせが考えられます。

もう一つは「光の輪」の意。goo翻訳のリンクを以下に埋め込みます。

OPの最後に映された「光の輪」。これが「ハロ」の意味するところとも解釈できます。そして「ハロ」は虹色…、これも虹色に繋がる象徴なのかもしれません。

さぁ 進め 雲つきぬけ
つまづいて ふらついて
ふんばって もっと遠くへ
さぁ 走れ 僕の未来へ
まだまだ 遠くまで
さぁ 夢の 続きを見て

>「夢の続き」というワードが出てきました。リコロイがまだ夢の駆け出しなことを考えるとこれはルシアス目線の言葉?「ラクア」でルシアスが果たしたかった夢はなにか、その続きが新たな謎になるかもしれません。

きっといつか 大事にしてきた
虹の花が咲く
ずっと 失くさないように
歩こう

>「虹の花」…虹の修飾語が新たに登場しましたね。テラスタルに関連した花というと、直観的にはこうせきポケモンの「キラフロル」を想像します。

毒エネルギーが結晶化した花びらはテラスタルの宝石に似ていると最近判明した。

「ポケットモンスター バイオレット」図鑑説明より

SVにおいてはパルデアリーグの委員長であるオモダカの切り札であり、テラスタルに所縁のある場所に生息しているとされています。しかし、HZにおいてはオモダカもキラフロルも未だに登場していません。

テラパゴスをテーマとするならばキラフロルを避けて通ることは難しいでしょう。またパルデアに戻るときの布石になっている可能性もありますね。

〇まとめ

ここまでの「ハロ」のOPから考察した「テラパゴスのかがやき編」の展開予想はこんな感じ。

・リコロイの過去編…特にロイの生育環境について
・ドットの裏事情編…ドット・マードックがRVに参加した経緯
・テラパゴスの持つ「虹色テラス」の力について…願いを叶える力?
・ルシアスが「ラクア」で果たしたかった目的について

当たり前のことながらすべて非確定情報…ですが「虹色」がキーワードになる確率は高いと踏んでいます。ホウオウのオマージュ、DLC後半の目玉要素である新テラスタルなどリンクできる情報が多いからです。

テラパゴスについては現状誰も詳しい生態を知らない謎のポケモン…、その謎に迫りながらリコ、ロイ、ドットが成長していく姿に期待したいですね…というわけでTo Be Continued


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?