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導く光へ-新無印96話「宇宙にとどけ!デンリュウの光!!」感想-

※画像は全てポケモン公式YouTubeチャンネル からの引用となります。
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

〇概要

96話最高でした!
自分のSMクラスタとしての贔屓目ありってことを考慮しても、かなり完成度の高い回だったと思います!マーマネがマーマネらしく活躍することができてよかった泣

〇マーマネ回のこれまで

まず、これまでのマーマネ回を振り返って見るとポケモンにマーマネが引っ張られてる構図の話が多かったです。メテノとの出会いから宇宙を志向し、トゲデマルが暗闇を照らし、クワガノンが勇気を示すことでマーマネは夢へと進むことができました。
しかし今回はマーマネがデンリュウを引っ張っていくお話。

〇思い込みの乗り越え

デンリュウはマーさんから借りたポケモンだから、自分が導くことはできない。そう思い込んで落ち込んでしまうマーマネ。思い込みから挫折してしまうというのはマーマネのひとつのパターンです。
今回はそこの乗り越えかたも良かった。

SMのZ技合宿ではカキがシザリガーを使って荒療治する形でマーマネの思い込みを壊しました。それはそれでカキらしい導き方なのですが、マーマネが持つ特性に寄り添ったものとはいいがたいものでした。
しかし、今回サトシとゴウはマーマネのこれまでを肯定することで思い込みを溶かしていったのです。

〇導く光へ

サルノリ救出という小さなタスクからデンリュウとマーマネの自信を取り戻し、ファイアロー2の帰還作戦へと繋げる展開はロジカルでありながらエモーショナルでした。
最後は根性!ではなく、マーマネの問題解決能力を活かしたストーリーになっていました。

デンリュウが指し示す光がマーマネを導き、そして夢に向かうマーマネを見てサトシとゴウが導かれる。
今回の話はSMのマーマネ回の正当な続編であり、マーマネというキャラクターを大事にしようという製作側の気持ちが伝わってくるようでした。

・BGMの演出について

また細かい演出の話でいうと、まずBGMがよかったですね。ホウエン舞台だけど、マーマネ回だからということでアローラBGMがふんだんに使われていました。
前々回のアローラ回もそうでしたが、BGMで一気にそのシリーズの思い出が蘇るので嬉しいファンサービスだったと思います。

〇総括―ゴウの役割について

最後に、今回の話で最も重要な役割を果たしたのはゴウだと思います。
アローラ組の中ではマーマネが一番ゴウと相性がよさそうだなとは思っていましたが、前回のカキ合宿と比較してゴウはやはり現代流のカウンセリングがうまいですね。
新無印だからこそできた話というのが最大の評価点となります

またマーマネがあの時のラビフットがどうなったのかと聞いたり、カキがまた再戦したいとゴウに伝えたり、アローラ回自体に縦軸の繋がりを作っているのも良かったです。
これはずっと待望されていたリーリエ・モーン回にも期待できそうです(注)

(注)この記事は111話より前に書かれたものです。この記事を書いた当時はモーン再会を描いてくれるかも不明でした。期待を見事に応えてくれた111話の感想は以下のリンクからどうぞ!

〇追記:カキ合宿との対比

今日の話を見た人は追加で第123話「Zワザを極めろ!灼熱のカキ合宿!!」もあわせてご覧ください。脚本が今回と同じ面出明美さんが担当されていることもあり好対照になっています。


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