【Vol.8】Records〜セルフレビューの話〜

THE GET ACTiONSのセルフディスクレビュー。

作った本人が書いてみた。
それではいってみよう。

ゲットアクションズがやってくる

2018年発表。記念すべき第一作品目。通称赤盤。コンセプトはロックンロールと8ビート。ジャケットは仮面ライダーチップスとよっちゃんイカ。タイトルはビートルズ。歌はほとんど一発録りで、楽器類はせーの録り。4曲入り300円で発売。100枚限定生産で現在は廃盤。

① GET ACTiON
邦題 : ロックンロールを取り戻せ!!
楽曲解説 / THE GET ACTiONS結成のきっかけはTeengenerateというバンドのドキュメンタリー映画を観たのが始まり。映画の冒頭に流れるGet Me Backという楽曲にインスパイアされてこの曲を作りました。イントロの元ネタはTHE JAMという70年代のパンクバンドの楽曲、Art Schoolという曲から。キーはEフラット。全て3コードで構成されています。ライブでは最後に演奏することが多く、スピードも1.5倍増し。ライブが終わった後は灰になってしばらく動けない。それぐらい演奏するのにエネルギーを使う曲です。

② DANCE TONiGHT
邦題 : 今夜は踊るぜ
楽曲解説 / THE GET ACTiONSを結成して一番最初に作った楽曲。この時期はPop Punkにどハマりしており、SCREECHING WEASELみたいな短音イントロに昭和歌謡なメロディーと歌詞を乗っけた曲をやりたいと思って作りました。歌詞カードには間違えてDANCE TO NiGHTと記載されております。英語にはかなり弱い。

③ MONSTER PARENT
邦題 : 嫌な親
楽曲解説 / 歌詞は本当に面白く書けた。横浜銀蝿系の王道ロケンローな曲です。確か17歳ぐらいの時に書いた曲で高校生の時に組んでたバンドでも演奏した記憶があります。現在も演奏している楽曲の中では一番古い楽曲になります。演奏してて楽しい曲です。

④ RECORD STOREDAY
邦題 : セールの日
楽曲解説 / 個人的に一番お気に入りの楽曲で、この曲くらいカチッと自分の中でハマった曲はまだ生まれていない。私が作る曲はほとんどAメロ〜サビという洋楽的展開が多いのでBメロがあるということが非常に珍しい。歌詞は実話でレコード愛についてを歌っています。この曲を演奏するときはRAMONESのRockaway Beachだと思ってギターを弾いてます。


まずは1st Epのレビューでした。この作品は100枚限定だったのもあってか発売してすぐに売り切れ。もう5年前の話になるけど買ってくれた方達本当にありがとうございます。再発してという声もありますが再発はしません(笑)。

続いて2nd Epのレビュー。
いってみよう。

ゲットアクションズがヒーローだ

2018年発表。1st Epを発売して約8ヶ月後にリリースの2nd Ep。通称青盤。コンセプトはやはりビートルズ。1stとの違いは録音環境。クリックを使って楽器類を録音。歌も一発録りではなく、ワンフレーズごとに録音。おそらくゲットアクションズ史上一番練習していた時期であり、この頃は基本演奏力がカッチリしていた。現在のファミリーロックンロールバンド、ザ・ゲットアクションズは練習が終わった後の晩御飯が何よりの楽しみである。ヘタレ。1stは私自身がやりたいサウンドや憧れのサウンドを詰めた作品ですが、今作は私個人のメロディー色が強く出た作品。1stと2ndのタイトルを掛け合わせるとヤアヤアドオ。津軽ねぷた祭りになる。

① I WANNA BE YOUR HERO
邦題 : 主人公になりたい。
楽曲解説 / たった36秒で終わるキラーショートチューン。スローテンポにしてギターコードだけ見るとJAZZっぽい。2秒くらいTHE MUFFSを意識している部分があり、そこがお気に入りです。

② LONELY BOY
邦題 : 寂しい男
楽曲解説 / THE BOYSのI Don't Careを聴いて思いついたのですが曲を書き進めていくうちに70'sPunk感がどんどん薄れていった恋の歌。自分でも納得するイメージの曲が書けたらどれだけスッキリするか。ソングライターの旅は終わりません。

③ HONEY
邦題 : 夜のミツバチ
楽曲解説 / 援交している女の子について書いてみた曲です。リアルにいた女の子と友達から聞いた女の子の話をミックスさせた歌詞です。どれだけ笑ってもずっと渇いたままなのはしょうがないこと。生きることは疲れるよ。死ぬ勇気がない私はちょっとでも楽しいことを探してる毎日です。メロディーは私の中ではoasis。どこがやねんって私自身も思う。英詞にしてテンポを下げてみると日本っぽくない。自分でもこういうタイプのメロディーは新鮮。キーが高くて歌うのが大変です。

④ SHA LA LA
邦題 : 夏の終わりに
楽曲解説 / DrのJunna-Actionがメインボーカルを務める今のところ唯一の楽曲。コーラス部分は全員で歌うのでシンガロング。歌詞とメロディーは夏の切なさが表現できたと感じます。音源にはしていませんがこの曲にはピアノverの弾き語りもあってそっちのほうが夏の夜を感じます。2nd Epの最後を飾る目玉トラック。音源もライブにも広がりを持たせてくれた楽曲です。ここだけの話をするとゲットアクションズの前身バンドであるCAPTAiN UNDERPANTSのSheenaという楽曲が元ネタで、Aメロをガッツリ書き変えて日本詞に直したら生まれ変わった楽曲。Sheenaもめちゃくちゃ良い曲だったなー。書き直す前のAメロはビーチボーイズっぽさがあるウキウキメロディー。結局どっちにしろ夏がテーマ。


1stと2ndをセルフレビューをしてみました。
こうして文章にしてみると色んなバンドから影響を受けてますね。ゲットアクションズっぽさっていうのも年々掴んできてるような感じもしますが、練習では技術がないことに手を焼くことも増えた気がします(笑)。コーラスもアレンジも難しい。新メンバーのHiroki-Chiが加入してからの新音源もそろそろ出したいと思っております。ジャケットデザインはもう頭に浮かんでおります。曲も溜まってます。後はヤル気の問題?笑

ソングライターとしてはその時に出来る最高の作品を作りたい。ちょっとしたコンセプトとストーリーも練り込みたい。考えるだけで楽しい。

聴いてくれた人をニヤッとさせたい。
好きな人だけがマニアックに聴いてやってくれたなって感じてくれたら面白い。


やはりバンドは面白いものであります。


THE GET ACTiONS
Gt.Vo Kazuki-Chi

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