圧倒的優等生の僕は、社会に出たら何もできない劣等生である事を知った。
学生の頃、私は圧倒的に優等生だった。
定期テストは群を抜いて毎度良かったし、
スポーツもそれなりにこなせたし。
学級委員長やリーダー的なポジションも沢山任された。
先生の言うことを
真摯に、
素直に聞く子だった。
教師からの受けは、もう抜群に良かったと思う。
そしてそんな風に、
先生達から褒められる自分も好きだった。
でも、社会に出て思った。
『優等生って、ほんとに良い事だったのだろうか』
人から怒られることを過度に嫌い、
大人の言うことには従順に従ってきた。
自分が大人の立場になって、いざ思う。
『自分の考えってどこにあるの?』
型にハマった教科書の内容を血眼で熟読し、
それをアウトプットする事に快楽を見出し、それが世界のすべてであるかのように錯覚していた。
更に言うと僕にとって教科書の内容が真実かどうかなんて、どうでも良かったのだ。
ただ、100点が貰えれば、それで良かった。
そして今。
仕事や人間関係でうまくいかない時も、
学生の頃のプライドが邪魔をする。
社会に出てることで、下り坂のようにここから落ちていく事が、ただひたすらに怖い。
・何事にもひたむきに頑張ります
・人の悪口は言いません
・困っている人がいたら助けます
・進んで人の嫌がる事をします
果たしてこれらが、社会の中で正解なのだろうか。
生きることに真面目すぎるのも、考えものだ。
飛び出せ、私。
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