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『カミングアウトと男らしさ』 



上記の記事とほぼ重なる内容だが、 
この記事に深く共感し、今の自分の言葉で残したい思いがあるので、ブログに書く。 


友人にカミングアウトした時。 
また、ゲイの事や自分の過去について話す時、 
いつも出てくる決まり文句がある。

『俺自身、昔から少し女々しい所があったやん。 
喋り方とか振る舞いは男性でも、 
気質的には女性に近かったんだよね。 

でもな、ゲイのみんなが女性っぽい訳ではなく、男性的な性格の人もいるよ。

割合的には女性的な感覚を持ってる人が多い気はするけどね。』 

やや長いこのフレーズが、決まり文句である。   

では何故、この様な長い決まり文句になるのか。

やはりそれは、自身や社会に対する 

『女性性への否定』や『女性軽視』から来るものであろう。  


社会では、特に『競争』社会では、

『男性的である事』 

を男性達は、強く求めらる。

時代は変っているといえど、
我々世代にはまだ深くそれが刻まれているし。

世の中は、昔と比べ
『自分らしく生きる』

という選択肢が可能になったように感じる。 

これは非常に良い動きだ。 

だが、世の中はれっきとして

『男性中心』かつ『弱肉強食』なのだ。

これの意味する所がやはり、

『女性性への否定(ミソジニー)』だろう。

自身が女性でいることに満足感を抱いている人も多いが、 

社会で男と同じ様に働きたいと思っている女性や、男性性を強いられることに苦しむ、あるいは苦しんできた男性は、 
私の思いに共感してくださるかもしれない。。。

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