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私が恋愛できない理由

ドラマ。
昔はただ心を躍らせられていたドラマでも、
今見返すと心のあり方は全然違う。

この前友達が家に遊びに来た時に、
昔のドラマの話になって、
「私が恋愛できない理由」を見返すことに。

放送当時14歳だった私たちには、主演の2人の恋愛模様が憧れの的だった。
Tverなんて見逃しサービスが無かった時代、毎週月曜日の9時前からテレビの前で楽しみに放送を待ち、翌日の学校はその話題で持ちきりだった。


「懐かしいね〜〜」なんてノリで見始めたけど、すぐに後悔してしまった。

仕事一筋で「恋愛なんて面倒臭い」が口癖の主人公が自分と重なり過ぎて、彼女に投げかけられる全ての言葉にまるで責め立てられているようだった。

そして、
「恋愛が面倒臭い」と言う主人公の言葉に、思わず「分かる、、、」と口にしてしまった私に、
「傷つくのが怖いだけでしょ」と、
一緒に見ていた友人の一言。


「あはは〜」と笑ってごまかしたけど、心の中はぐちゃぐちゃだった。

「傷つくことを怖がって何が悪いの?」
「恋愛より仕事頑張って何が悪いの?」
「なんで男の人と一緒になることが正しいことみたいに言われないといけないの?」

って、内心腹が立って仕方がなかったのは、
自分が1番言われたくないことを言われたからなのだと思う。

結局わたしは、本当は誰かに愛されたくて仕方ないのに、同時に傷つくのがとても怖くていつも一歩が踏み出せない。


もう何年も誰かが来てくれるのを待っているけれど、好きな人に好きになってもらうことがとてもとても難しく、傷つくのが怖いからいつもただ待つことしかわたしにはできない。 


そんな自分を変えないといけないと思う自分と、自分の心を自分で守って何が悪いと思う自分の狭間で今夜も苦しんでしまう。

きっとこんな記録は、ポジティブな言葉でしめるのが良いのだろうけど、
ここは私がようやく見つけた唯一本音を綴れる場所だから、
無理に明るく取り繕うのはやめようと思う。

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