レジ打ちバイト

レジ打ちのバイトを始めた。普通の人にとっては別になんてことのないバイトデビューかもしれない。しかし、俺にとっては大分大人の階段を登る決断だった。僕はそもそもバイトが大嫌いだ。基本単純作業をやらされる。頭良かろうが悪かろうが誰だって出来る。そのくせ、ご立派に面接とかしてきやがって、一応選定されて、なんなら落とされたりする。その時の悲しさは中々心に来るものがある。おそらく自分が希望する入れる日が会社側が欲しい時間帯とずれていたりするだけなんだろうけれど、店側は必ずと言っていいほど落とした理由を教えてくれない。本当なんでなんだろう。僕はバイトなんて受かって当然くらいの気持ちで望んでいる。他のみんなもそうだろう。それなのに、落とされたって事は俺はバイトの面接すらまともに通らないクソ人間、社会不適合者なのか??と自尊心がズタボロになってしまうではないか。一応、社会からしたら何もしてないに等しいがそれなりに勉強し、高校卒業し大学も毎日勉強してきた。ある程度頑張ってきたはずだ。なのに、なぜだ?!と思い始め、自分を責め殺し始めてしまうではないか。バイト落とすならちゃんと理由言ってくれ。逆に傷つく。おそらく傷付かせないためのやり口なんだろうけれども。あと、遅い。バイトが受かったかどうか決まるの。1週間とかかかる。もっと早くならんもんかね。バイトなんてそんな審議せなあかん?まぁ良いけど。まぁそんなこんなでバイトは受かりました。受かりましたが、いきなりきついって上司さん。最初は多くて4時間くらいやろ。2日目で8時間入ってるがな。多いて。もうちょい入りたてを労ってくれ。そして徐々に時間上げていってくれ。やってられるかと憤慨してやめてまうぞ。いや今日は疲れた。レジ打ちの何が大変かと言うと、地味なパンチを何発ももらう事。重たい商品を精算機側にスライドさせたり、カートからカゴを出すのを手伝ったり、商品をカゴに入れるために少し持ち上げたりするという、一つ一つのショボい攻撃が大量に来ることによって徐々にしんどくなっていく。それが誠にしんどうござんす。あと、ずっと立ってることが地味に足にくる。俺が前警備のバイトやってた時に出会ったおっさんは、仕事となると足の辛さ忘れるんだよねと言っていたが、俺はちゃんと感じる。ちなみに出川さんもそのおっちゃんと同じこと言ってた。出川さんなんて腰にコルセット巻いてるし、体張ってて結構ボロボロのはずなのに。仕事となると、体がボロボロなことを忘れて、最大限自分の力を発揮できるらしい。凄いなさすがプロ。でも僕はちゃんと足が疲れる。ただしかし単調なレジ打ちも割と楽しめる余裕はあるっちゃある。例えば、お客がいない時。僕の髪の毛がバーコード代わりになって3円ですって表示されないかなぁーと近づけて、何も反応せずそりゃそうだわなと思ったり。でも、その程度。地味にきつい。でも、そろそろ無人レジが普及してくるみたいだから、早くそっちに移行しねぇかなって思っている。以上、バイトの話でした

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