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PoliPoliカスタマーサクセスから見た!プラットフォームがもたらす民主主義の新たな可能性

PoliPoliの政治家カスタマーサクセス部署で長期インターンをしています、茶山です。

政治に興味がある、PoliTech・GovTechってなんだろう、PoliPoliで働こうか迷っている(ぜひぜひここから応募してください!!)、等々の理由でこの記事をご覧になって下さっていることと思います。

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今回はそんな皆さんに、私が政治の世界に足を踏み入れこの仕事を始めようと思ったきっかけや実際のお仕事内容の一部をご紹介して、

一体どんな人がPoliPoliで働いているのか、PoliPoliは何をやっているのか、あるいはやろうとしているのかについて知っていただくための記事を書いていこうと思います。

更に、一年ほどPoliPoliのカスタマーサクセス(以下CS)として政治家やユーザーと関わる一方で、私生活では一大学生として”必ずしもみんな政治に関心があるわけではない”同年代と関わる中で見えた、日本の民主主義の現状とプラットフォームにより創出される新たな民主主義の可能性についても書いていますので、何か皆さんの参考になれば幸いです。

PoliPoli CS 部署に入ったきっかけ

PoliPoliに入ったきっかけは、もともと政治に興味をもっていて政治の世界を覗いてみたいと思ったからでした。

中高時代から政治や法律に興味があり、将来は、さまざまな社会課題を解決する手法として法律や政策を整備する職に就きたいと思っていました。

法律や政策の一つで人々の生活が豊かにも、貧しくもなる。これは多くの皆さんがコロナ禍で身をもって経験したことと思います。法律や政策の波及力を鑑みると、多くの社会課題を有効的にかつ不可逆的な方法で解決を試みれるのは、国の根本に関わる制度設計に携わることなのではないかと思いました。本格的にその研究を行いたいと考え、大学でも法学部に入っています。

PoliPoliのプラットフォームでは、国民の声を集めてそれを政治家に届けることが出来ます。

まず、PoliPoliに入ると、実際に国民が生活の中で何を課題に感じているのかを知ることができます。また、その課題に対して政治家がどういう風なプロセスを踏んで解決策(政策)をたてるのか、政策はどう運用されるのかを、実際に自分がそのプロセスに携わりながら学べることがとても魅力的でした。

ここでは自分の将来に直結する経験が得られる!と確信しました。

また、日本の民主主義に対して疑問を抱いたこともPoliPoliに興味を持つようになったきっかけです。


 日本の民主主義って?

日本における民主主義について中高時代から疑問を感じていました。

法律や政策の波及力について先述していますが、「悪法も法なり」という言葉が存在する通り、政策・法律の一つでも人々の幸福実現と逆行するようなものが成立してしまうと、波及力が毒となり、多くの人の幸せを奪いかねません。

民主主義の主体は国民です。したがって、真に人々が必要としているものは何か、課題はどこにあるのか、つまり民衆の意志を選挙等の政治活動を通して常に問うた上で国政を動かすことが人々の幸福の最大化には必要ですが、

果たしてこの国の民主主義は本当に実現されているのかと疑問に思う時があります。

そう考えたきっかけは日本の投票率の低さにあります。2021年に行われた衆院選では18歳の有権者の投票率は51.4%、その前は50%という結果になっています。また、全年齢の投票率は56%であり、前回衆院選でも54%と日本の投票率は50%台が常です。

どの政党であれ支持はその50%の更にまた一部であるので、これはつまり、約1億2500万人の人口がいる日本において、その半数以下の約6500万人の意見で1億2500万人もの人々の生活に直結する国政が動いている状況が長らく続いているというわけです。

では、残りの過半数はそのように動かされている国政に満足していて、真に無意見なのでしょうか?

報道番組で良く行われる政治に関する街角インタビューを覗いてみると、多くの人が生活のどこかで何かしらの課題を感じ、できることなら改善を求めたいと考え、意見を発しています。

「給料が安いからもっとどうにかしてほしい」「物価が高い」「コロナで普通の生活が奪われたが、いつになったら普通の生活が戻るのか」等々生活に対する不満が語られています。

たまたま街頭インタビューに答えた人たち全員が投票に行っているとは考え難いので、何かしら不満を持っていても投票には行かないで政治参加を一切しないという人が一定数はいるということが分かります。

このような、投票で意思表示をする人が少ない現状の中で果たして国政は民衆の「総意」を組めていると言えるのか、民主主義が本当に実現されていると言えるのか、と疑問に思うとともにこのまま投票する人が次第に減っていくことで民主主義が脅かされる可能性があるのではないかと考えました。

そして、今後は選挙以外に、国民の声を国に届ける方法と人々が政治にアクセスできるチャンス増やす必要があるのではないかと考えました。

PoliPoliのカスタマーサクセスとして感じること

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PoliPoliのカスタマーサクセスとして働いていると政治について多角的に見ることが出来ます。

以下では仕事内容の一部をご紹介しつつ、主に自分がPoliPoliのCSとして政治に対して今感じることをつづっています。

PoliPoliのカスタマーサクセスとして、私が思うこと、それは、「選挙以外の方法」として、この時代の民主主義に新たな可能性をもたらすのはプラットフォームではないかということです。

そもそも、なぜ投票に行かない人が多いのか。投票に行かない周囲の同年代の大学生に聞いた話や、PoliPoliとして以前私が参加したオンラインイベントに書き込まれていたコメントからその理由を一部抜粋しました。

〇単純に選挙に行くのが面倒だから

〇世界がこうなってほしい、という理想はあるけどそれを実現してくれる政党がどれなのかよくわからない

〇自分の一票で生活が大きく変わるとは思えない

等々様々な理由がありますが、共通して言えることは、「自分が投票したところで生活が変わるなんてありえない、そもそもそんなことが起こったことが無いから行くほどのことでもない」という投票を通した政治に対する成功体験がないことが大きなカギになっているのではないかと思います。

PoliPoliは「新しい政治・行政の仕組みをつくりつづけることで、世界中の人々の幸せな暮らしに貢献する」ことをミッションとしています。

現時点では、プラットフォームを運営することでミッションの達成を目指しています。

「ネット版陳情」をイメージして、国民の皆さんが普段の生活で感じる課題や、こんな政策をやってほしいといったコメントを募集し、それらの声を実際に政治家の方々に届けています。届けられた声をもとに、実際に政治家さんが政策を立ち上げて達成を目指して推進されるものもあります。

こうして、人々が感じる課題を、波及力のある政治や行政を通していち早く解決することで人々の幸せに貢献しようとしています。

私の所属するCS部署は、皆さんの声を直接的に届ける窓口のような仕事だと思っています。

普段CSのクルーは議員さんがプラットフォーム上に打ち出す政策について打ち合わせを行ったり、打ち出す政策が決まるとその政策について調査を行い、政策をスライドにまとめる作業に入っていきます。

その政策を決める中では、プラットフォームを通して皆さんから募集した数多くの「課題」をこちらから政治家さん側にご提案し、政治家さんが政策を実際に推進していく例もあります。

また、政治家さんが打ち出された政策に寄せられたコメントをもとに、オンラインで意見交換会を開催したり、政策に関して特段詳しい一般の方々(有識者)を集めて、政策がよりよいものにアップデートされるようTwitterで討論会の調整をし、政策のアップデートを政治家さんと検討したりします。

このようにPoliPoliのCS部署では、PoliPoliののプラットフォームを通して皆さんの政治に対する成功体験をいかに増やせるかを常に考えて、一つでも多くの課題解決が実現されるよう様々な施策を行っています。

これが、CSとして働く私が、プラットフォームが民主主義の新たな可能性を作り上げられると思う理由なのです。

 プラットフォームがもたらす民主主義の新たな可能性

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民主主義の実現にはそもそも、民衆が意思表明を十分に行うことが大前提になります。現在の投票率の低さではそれが不十分であるので、民主主義が脅かされる可能性さえあります。

私達PoliPoliは、多くの人が投票に行かないそもそもの大きな原因は、政治に対する成功体験の少なさだと考えています。自分たちの声が直接政治家に届いて、実際に政治が動くという成功体験ができるPoliPoliのプラットフォームは政治に対する「どうせ動かない」のイメージを打開できる可能性があると考えます。

更に、PoliPoliのプラットフォームは、インターネットさえあれば気軽にいつでもアクセスできるので、課題を感じたその瞬間に、PoliPoliの画面を開きその課題についてつぶやくことさえできれば、即座に「陳情」を行うことが出来ます。(投稿されるコメントは、コメント公開基準に則り運営側で事前にチェックを行っています。)

選挙に行かない理由の中には面倒くさいからというのがありましたが、プラットフォームは手軽さが備わっている上に、ネットを媒介物としているので多くの人がアクセスできます。

また、PoliPoli では難しい政策を一つ一つわかりやすく図解して解説しているページを作っているので、どの政党がどのような取り組みを行っているのかもはっきりとわかります。

この、①アクセスのしやすさ②政治参加に必要な情報の伝達(政策解説)③政治への成功体験の増加可能性というプラットフォームの三つの要素をもって、より多くの人々がプラットフォームを通した政治への意思表明を行い、それが政治に反映されるという真の民主主義が実現される時代がやってくるのではないかと考えます。

最後に

勿論、IT×政治に対しては賛否両論があり、取り組みもまだまだ始まったばかりで、解決されなくてはいけない課題も多くあると思います。

私達プラットフォームを運営する側は、このような課題に対して真摯に向き合い、ITが本当の意味で政治運営の手助けとなれるよう、その解決を目指すとともに、

真の民主主義が実現され続けられるよう、政治の成功体験を増やせるような施策を常に考え続けていきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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