今日もaudible 第25回: I'll Find You
audible uk の会員ですが、リンクは日本版のaudibleにしました。
audible uk については下記をご参照ください。
今日もaudible: ところで audible uk って何?
病院が舞台です。
同じタイトルで別の著者の作品もありますので、お間違いのないように。Liz Lawler 著のほうです。
最後の最後まで聴いてはじめて「おう、そうきましたか。なるほどね」となりました。
楽しむためには忍耐が必要なことって、世の中たくさんありますよね。
正直なところあまりおもしろい話ではなかったので、たんたんと英語表現についてのみとりあげます。
properly
properly を泣くときの形容に使うとは。
ロングマン現代英英辞典ウェブ版では2つ目の定義として
2 especially British English
completely or fully
類義語 thoroughly
となっています。イギリス英語の用法らしいですね。思いっきり泣いたとか、泣きまくったとか、号泣したとかでしょうか。もっといい日本語があるはずなのに、浮かびません。
これだけ泣くと、翌朝まぶたがむくんでいることでしょう。
例文が2つありました。
Is the chicken properly defrosted?
The allegations were never properly investigated.
train spotters
ふと、「鉄オタを英語でいうなら、これかなぁ?」と思いました。
ロングマン現代英英辞典ウェブ版では定義が2つあげてありました。
1 someone who collects the numbers of railway engines for fun
2 someone who you think is boring and only interested in unimportant details
手元の電子辞書版 Oxford Dictionary of English も似たような定義です。
Brit. a person who collects train or locomotive numbers as a hobby.
・ <often derogatory> a person who obsessively studies the minutiae of any minority interest or specialized hobby
うーん。日本の鉄オタはいまや多岐にわたっているので、ちょっと説明が足りないですね。
ちなみに「オタク」 otaku はすでに複数の辞書で取り上げられているはずです。たとえば Cambridge のウェブ版には下記のような定義があります。
in Japan, a young person who is very interested in and knows a lot about computers, computer games, anime (= animated films), etc., but may find it difficult to talk to people in real life:
発音ものっているので、ウェブ上で音声をきいてみてください。アクセントがなんともいえません。
ところで、むかし「トレインスポッティング」という映画がありました。若き日のユアン・マクレガー主演です。
ためしに trainspotting をロングマン現代英英辞典ウェブ版で引いたら、大文字で始まり、この映画の説明が出てきました。
Train‧spot‧ting /ˈtreɪnˌspɒtɪŋ $ -ˌspɑː-/ (1996) a British film, based on a book by Irvine Welsh, which is both funny and very serious, about four young Scottish men who take the illegal drug heroin. Some people criticized the film for making illegal drugs seem exciting.
ワーナーブラザース公式の予告編があったので、のせておきます。
宅八郎さんはお元気でしょうか。
いま検索したら、2020年にお亡くなりになっていました。
合掌。
a round of toast
ものを数えるときの単位にはいろいろありますが、トーストに round を使うとは始めて聞きました。
イギリス英語の用法らしいです。ロングマンでは下記のように定義されています。
round of toast British English
one whole piece of bread that has been toasted
ロングマンには round of sandwiches という項目もありました。
電子辞書版の Oxford Dictionary of English で round を引くと、サンドイッチもからめて下記の定義がありました。
6 Brit. a slice of bread
・the quantity of sandwiches made from two slices of bread.
例文は two rounds of toast でした。文ではなくフレーズですが。
ところで、ちょうど数日前、帰宅途中にある小さなサンドイッチ屋さんの名前を見て、気づいてしまいました。
日本語では、サンドイッチと長く言わずにサンドと言うことが多いですね。お店の名前は「○○ sand」(○○は忘れました)となっていました。
え、砂じゃん。
念のため sand をロングマンで引きましたが、やはりサンドイッチの短縮形という定義はありませんでした。
play date
イザベルというのは小さな女の子です。遊ぶ約束なのだろうなとは思いながら、ロングマンを引きました。
play date noun [countable] American English
a time that is arranged for children to meet together to play
アメリカ英語とはなっていますが、この小説はイギリスですから、イギリスでも使うのでしょうね。
手元の電子辞書を引くと、ジーニアス大英和には項目がなく、リーダーズでは playdateとして「⦅幼児の親同士が取り決める⦆子供を遊ばせる約束」とありました。
the very hungry caterpillar
the very hungry caterpillar と聴こえてきたので、これはもしかして「はらぺこあおむし」の原題ではと思い、調べたらやはりそうでした。
今回の本 I'll Find You には、これ以外にもいろいろ「ハッ」とさせられる英語がありました。
ストーリーと朗読はあまり好みではありませんが、勉強になりました。
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