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多摩川の生き物とヒト その135 水系 多摩川自然観察会 相模川 23/9/17

多摩川の自然を守る会主催の9月の定例観察会。参加者は5名。今月は相模川で、多摩川を離れた。
9時頃、橋本駅に集合。田名行のバスに乗り、水場で下車。近くに、古清水上組のヤツボがある。ヤツボとは湧水が出ている所。多摩川では国分寺崖線から湧いている湧水と同じ。水場もヤツボと同じように、水が出てくる。と言う意味などだろう。
崖を下る。下から上がってくる道と合わさる。いわば、スイッチバックのようなものになっている。下っていくと、至る所から水が湧いている。
神澤(かんざわ)不動尊に着く。湧水を集めたと思われる階段脇の池があった。さらに、近くには寺もあった。
さらに下っていくと、左手にグラウンドが広がり、道が狭くなり、おまけに水たまりがあり、やって来る車に難儀しながら崖下に出た。崖の近くではモトクロスと言う荒れ地などを走るオートバイが練習していて、その関係と思う車が入っていた。
さらに、荒れた道を進む。途中から川へ向かう道に入る。トンボが飛び交い、以前、OSさんと食べた相模川の河原に出た。河原は小さくなったと思う。対岸までが広く、流れもゆったりで、多摩川と違う。

神澤不動尊近くの崖で。この上は水場のバスから道。至る所から、湧いている。
湧いた水が集まり、流れを作っている。
神澤不動尊。静かで、落ち着いた不動尊。
ソクズ。狭くなった道の近くで。レンプクソウ科。ニワトコに似ている。同じ、仲間。
神澤不動尊に連なる近くの崖。
川原へ行く道。モトクロスや釣りの人も。
相模川。幅も広く、また、多摩川と違う。

少し進むとカワラノギクがあった。 まだ、つぼみもつけていなかったが、元気だった。これからが楽しみだ。
荒れた道を進むと、サイカチがあり、面白い実がなっていた。池に出た。湧水がたまったものだろうか。しかし、ウシガエルのオタマジャクシが泳いでいた。

川原に生えていたメドハギ。
足元に生えていたカワラノギクのロゼット。
道沿いに生えていたカワラノギク。
ツボミはなかったが、元気だった。
生息地を脅かすアレチヌスビトハギ。
ピントが後ろに入った。アキアカネを狙った。

さらに進むと、カワラハハコがあり、オニウシノケグサやオオキンケイギクなどに押されながらも、元気に咲いていた。
森の中に入る。咲き初めのヒガンバナがあり、ヤブランが見頃だった。赤と薄紫の花園になっていた。「どうして、ヒガンバナは彼岸の9月16日頃に咲くのか」という質問が出てきた。サクラの開花予報のように積算指数では今回の暑い日では早く咲くだろう。温度の積み重ねではないだろう。やはり、日照時間の変化か。でも、球根は土の中。どうやって、葉もなく、日の変化を知るのだろうか。

サイカチ。面白い実を着けている。この実を洗濯に使った。
荒れ地を超えると、森に入る。
ヒガンバナ。葉などを突き破って、花が伸びる。
怪しげな雰囲気のヒガンバナ。モグラ除けに田んぼなどでは植えたらしい。
ヤブラン。ラン科ではない。キジカクシ科。
林床にきれいに咲くヤブラン。
草原にカワラハハコがあった。
白い清楚な花。雄花、雌花か、そこまで調べなかった。
オオフタバムグラ。外来種。土手などに増えている。
カワラサイコも脅かす、オオキンケイギク。
下流を望む。
風か、流れが逆流していた。
赤いヒゴイもいた。オレンジのが見える。
広場には網やごみも捨てられていた。
途中にあった池。湧水を集めた物か。
大きいアメンボもいた。
水はきれいだが、ウシガエルのオタマジャクシが泳いでいた。5cmぐらいあった。、

また、川に出る。川面から川風が吹き、心地よいが、バーべキユーなどの残骸があり、網も置いてあった。また、ハハコの前に戻り、道を進む。歩いていくと、道が水をかぶっているので、引き返す。
戻る時、水面に茶色のカモがいた。青い腰の色が無いことから、カルガモではなく、まだ、羽が抜け替わっていないエクリプスという種類不明のカモだろう。
先ほどの川沿いの広場に戻り、ここで、昼食。川には放たれたのか、赤で目立つヒゴイがいた。再び、ハハコの前に戻り。来た道を再び、行く。砂利道で、歩きずらい。おまけに秋なのに、熱く、じりじりと背中が焼ける。グラウンドの脇に出て神澤神社にたどり着いた。

対岸は我々が歩いてきた来た崖から続いている。
先ほど見た池から続いている。
中央付近に羽が抜け替わっていない未知のエクリプスのカモがいる。見えるかな。
ノアズキ。図鑑を見ると、竜骨弁がねじれているなどをしている。もっと、花を観察すればよかった。

帰りの坂道は疲れた身にとっては堪えた。スイッチバックを上がる。
ちょうど来たバスに乗り、橋本に戻った。

暑く、道が悪い中、ハハコを目指す。

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